「ピックアップ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「ピックアップ」には、大きく分けて楽器に対して使われる専門用語としての意味と、一般で用いられる意味があります。
目次
- 「ピックアップ」の専門用語としての意味とは?
- 「ピックアップ」の表現の使い方
- 「ピックアップ」を使った例文と意味を解釈
- 「ピックアップ」の類語や類義語
「ピックアップ」の専門用語としての意味とは?
専門用語として使われる「ピックアップ」とは、アナログな響きをデジタル信号に変換する装置のことです。
この「ピックアップ」が装置の名前で、クラシックギターやウクレレなどの弦楽器の音をデジタル変換する際には必須となります。
この装置だけで音が出る訳ではなく、これを介してアンプやスピーカーに繋ぐという使い方になり、それだけでデジタル信号で音色が出力できない楽器で使われる装置です。
- 「ピックアップ」の一般的な意味とは?
「ピックアップ」の一般的な意味とは?
一般的に使われる「ピックアップ」とは、「拾い上げる」という解釈です。
「この雑誌の中から○○に関する情報をピックアップしておいて」のような使い方になり、○○について書かれている部分だけ抜き出しておくようにと言っている意味になります。
また、「注目」という意味で使われることもある言葉で、店頭で「今月のピックアップ商品」などと書かれたポップと共に商品が置かれているのを見掛けることがあります。
その商品に今月の力を入れていると解釈できる使い方で、特売品だったり、現在お店が推している商品だと考えていいでしょう。
「ピックアップ」の表現の使い方
「ピックアップ」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、英語の“pick up”からきています。
その英語でも「拾い上げる」という意味で使い、発音、意味共にそのままカタカナ語として使っています。
専門用語の装置の名前や、「注目」という意味での使い方も、アナログな響きを拾い上げる装置や、数ある中から拾い上げたものだと解釈でき、使い方が異なっても基本的な意味としては「拾い上げる」ことなのが分かるでしょう。
「ピックアップ」を使った例文と意味を解釈
「ピックアップ」を使った例文と、その意味の解釈です。
楽器の装置として使う例では、レコードプレイヤーでも用いられる言葉です。
- 「ピックアップ」を使った例文1
- 「ピックアップ」を使った例文2
「ピックアップ」を使った例文1
「レコードプレイヤーピックアップ部分を修理したら、音が綺麗になった」
アナログレコードのプレイヤーは、レコードから針を通して得たアナログ信号がピックアップ部分によってデジタル信号に変換されています。
この部分に異常があると綺麗な音が出なくなることが多く、急に音が悪くなってきた場合、まずここを疑ってみるといいかも知れません。
「ピックアップ」を使った例文2
「ピックアップされた情報だけでは詳細が分からない」
拾い上げられた情報だけでは詳しいことまで分からないと言っています。
そのような場合、単なる抜き出しではなく、ピックアップ元の前後やその対象が絡む部分の情報も必要になるでしょう。
「ピックアップ」の類語や類義語
「ピックアップ」の類語や類義語を紹介します。
似た使い方ができる言葉で、更に意味が加わっています。
- 「取捨選択」【しゅしゃせんたく】
「取捨選択」【しゅしゃせんたく】
対象の中から、必要なものだけを拾い上げ、そうではないものは捨て置くという意味で使う言葉です。
「ピックアップ」には、そのような区別の意味合いは含まれません。
「ピックアップ」は、何かを拾い上げることだと覚えておけば、解釈に困ることはないでしょう。
直接その使い方ではない場合でも、そこから転じた意味で使われています。