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「散財」とは?意味や使い方!例文や解釈

「散財」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。

ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「散財」という言葉の理解を深めていきましょう。

散財

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目次

  • 「散財」とは?
  • 「散財」の表現の使い方
  • 「散財」を使った言葉と意味を解釈
  • 「散財」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「散財」の反対語
  • 「散財」の類語や類義語・言い換え
  • 「散財」の英語と解釈


「散財」とは?

「散財」とは?

「散財」とは金銭を使うこと、無駄遣いをすることという意味があります。

  • 「散財」の読み方

「散財」の読み方

「散財」とは「さんざい」と読みます。



「散財」の表現の使い方

「散財」の表現の使い方

「散財」とは近世においては、遊郭などで多額のお金を使うという意味で使う言葉でした。

今の日本に遊郭はありませんから、そのような意味合いで使うことはほとんどないでしょう。

金銭を使うこと、金銭を無駄に沢山使うことなどを「散財」と言います。

漢字を見れば「財産を散らす」となっていますから意味合いはそう難しいものではありません。

「趣味に散財したのは間違いないな」「ボーナスを旅行とショッピングで散財したが、後悔はないよ、とても楽しかった」「散財して、貯金がない」などと使います。

「散財」を使った言葉と意味を解釈

「散財」を使った言葉と意味を解釈

「散財」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「散財袋」
  • 「散財をかける」
  • 「予定外に散財してしまった」

「散財袋」

「散財袋」とは、宴席などで祝儀を入れて与える紙の袋のことを言います。

祝儀袋と同じ意味となります。

「彼は売れっ子芸人だから、たくさんの散財袋をもらっていた」「散財袋がいただけるとは思いもしなかったがありがたいことである」

「散財をかける」

「散財をかける」とは、相手に無駄なお金を使わせてしまうという意味になります。

何か良くしてもらった時などに「ご散財をおかけする」「散財させてしまった」などと言います。

「予定外に散財してしまった」

「予想外に散財してしまった」とは予想した以上にお金を使ってしまった、無駄遣いをしてしまったという意味になります。

「買うつもりなどなかったのに、つい予想外に散財してしまった」「予想外に散財してしまったので、今月は食費を節約しなければならない」などと使います。



「散財」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「散財」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「散財」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「散財」を使った例文1
  • 「散財」を使った例文2

「散財」を使った例文1

「すみません、こんなにご散財おかけしてしまって」

「散財」とはお金を使うこと、無駄にお金を使うという意味の言葉です。

人にご馳走してもらう、お金を出してもらうということは、ようするに相手にとっては「散財する」ことになります。

ですからお礼、挨拶として例文のように一言添えるのがマナーとも言えるでしょう。

「散財」を使った例文2

「貯金どころか、散財するばかりの妻に嫌気がさすのは当然じゃないか」

お金を無駄遣いすることを「散財」と言います。

その漢字の通り、財産を散らすことになります。

例文のように貯金するどころか、使う一方であれば財産がなくなるどころか借金ができる恐れもあります。

そのような行動のことを「散財するばかり」と言うのです。

「散財」の反対語

「散財」の反対語

「散財」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「蓄財」【ちくざい】
  • 「致富」【ちふ】

「蓄財」【ちくざい】

「蓄財」とは財産を蓄えることを言います。

「彼は相当な蓄財家だと噂だよ」「彼女はどうも蓄財の才に長けているようだね」「若い時から無駄遣いせずひたすら蓄財に励み資産を増やしていった」などと使います。

「致富」【ちふ】

「致富」とは豊かな富を得ることで、富裕になるという意味になります。

「散財」の類語や類義語・言い換え

「散財」の類語や類義語・言い換え

言葉の意味が理解できましたところで、「散財」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「放蕩」【ほうとう】
  • 「食い潰す」【くいつぶす】
  • 「浪費」【ろうひ】
  • 「乱費」【らんぴ】
  • 「贅沢」【ぜいたく】

「放蕩」【ほうとう】

「放蕩」とは欲しいままに振舞う、お酒、女性などに溺れて身持ちがおさまらないことを意味する言葉です。

「放蕩息子のせいで苦労している」「散々、放蕩しただけでなく、借金を作り身内に迷惑をかけるとは救いようがない」「あの家の息子は放蕩三昧でどうしようもない奴」などと使います。

「食い潰す」【くいつぶす】

「食い潰す」とは働くことをせずに生活をして、財産を使い果たしてしまうことを言います。

「あの家の息子は、このまま親の老後の貯金まで食い潰すつもりか」「親の遺産があったのに、食い潰すだけで情けない奴だ」「娘は貯金を食い潰すまでは再就職はしないつもりのようだ」などと使います。

「浪費」【ろうひ】

「浪費」とはお金や物を無駄に使うことを言います。

「せっかくの貯金を遊びに浪費してしまった」「時間を浪費していることにそろそろ気がつきなさい」「彼女はとんでもない浪費家だわ」「浪費癖はそうそう治るものではない」などと使います。

「乱費」【らんぴ】

「乱費」とは金銭をむやみやたらに使うことを言います。

無駄遣いのことでもあります。

「資金を乱費しただけで、成果はないなんて信じられない」「妻は、あればあるだけ乱費する癖があるから、家計は任せない」という風に使います。

「贅沢」【ぜいたく】

「贅沢」とは必要以上にお金、物を使うことを言います。

またお金や労力を沢山かけていることを言います。

「ずいぶんと贅沢な生活をしているが、大丈夫なのかい」「贅沢な食事ばかりじゃ体に悪いよ」「お金がないと言いながら、こんな贅沢をするな」などと使います。

「散財」の英語と解釈

「散財」の英語と解釈

「散財」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“I'm sorry to have put you to so much expence”(随分、散財させてすみません)、“It must have cost a forture”(大変な散財だったでしょう)などと言い表します。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「散財」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。