「一翼を担う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスで「一翼を担う」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「一翼を担う」の意味
- 「一翼を担う」の表現の使い方
- 「一翼を担う」を使った例文と意味を解釈
- 「一翼を担う」の類語や類義語
「一翼を担う」の意味
「一翼を担う」は慣用句で、意味は「組織や団体の中で、一つの役割を受け持つこと」です。
組織や断代に所属して、皆で一つの大きな目標に向かって行動をする時に、分担された役割の一つを引き受けることを言います。
ただ引き受けるだけではなく、責任を持って遂行するという意味も含んでいます。
- 「一翼を担う」の読み方
- 「一翼を担う」を分解して解釈
「一翼を担う」の読み方
「一翼を担う」の読み方は、「いちよくをになう」になります。
「一翼」を「ひとよく」と読み間違わない様にしましょう。
「一翼を担う」を分解して解釈
「一翼を担う」は「一翼+を(助詞)+担う」で成り立っています。
「一翼」は「一つの翼」という意味ですが、転じて「全体の中での1つの役割」という意味があります。
飛行機や鳥の翼は、重い胴体を持ち上げて飛行する為に非常に重要な部分です。
2枚あるうちの1枚がないと、胴体が傾いてしまい飛ぶことはできません。
「担う」は「ものを支えて運ぶ」「あるものごとを責任持って引き受ける」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「全体の中で1つの役割を責任持って引き受ける」という意味で使われています。
「一翼を担う」の表現の使い方
「一翼を担う」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ビジネスで使われる
文法的な使い方
「一翼を担う」は動詞を伴った慣用句で、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「一翼を担い」「一翼を担って」になります。
ビジネスで使われる
「一翼を担う」はビジネスでよく使われる表現です。
面接の際に自己PRとして「御社の一翼を担う人材になりたいと思います」などと使います。
組織において協調性と責任を重んじ、一生懸命役割を果たしたいという意思表示になります。
「一翼を担う」を使った例文と意味を解釈
「一翼を担う」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「一翼を担う」を使った例文1
- 「一翼を担う」を使った例文2
「一翼を担う」を使った例文1
「彼女は商品開発の一翼を担う人材だ」
アイデアが豊富でポジティブ思考であり、商品開発において重要な役割を果たす女性であることを表しています。
「一翼を担う」を使った例文2
「プロジェクトの一翼を担う存在として大きく成長した」
最初はあまり目立たなかったのですが、プロジェクトメンバーに抜擢されてからドンドン才能をのばしていき、
大きな役割を果たす存在になったことを表しています。
「一翼を担う」の類語や類義語
「一翼を担う」の類語や類義語を紹介します。
- 「一端を担う」【いったんをになう】
- 「一役買う」【ひとやくかう】
「一端を担う」【いったんをになう】
「組織や団体の中で作業の一部を受け持つこと」という意味です。
「一翼を担う」よりは「部分的なこと」という意味が強くなります。
「一役買う」【ひとやくかう】
「自ら積極的にある役割を引き受けること」という意味です。
「一翼を担う」は「組織や団体の中で、一つの役割を受け持つこと」です。
もしも転職をする機会があれば面接の時に使ってみましょう。