「一役買う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスで「一役買う」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「一役買う」とは?意味
- 「一役買う」の表現の使い方
- 「一役買う」を使った例文と意味を解釈
- 「一役買う」の類語や類義語
「一役買う」とは?意味
「一役買う」の意味は、「ものごとを進めるなかで、ある役割を自分から進んで担当すること」です。
仕事やイベントの計画などでは、より良い結果を出す為に必要な役割があります。
その役割を自ら進んで引き受けて、その役を遂行する中で能力を発揮する時に使われます。
- 「一役買う」の読み方
- 「一役買う」の言葉の成り立ち
「一役買う」の読み方
「一役買う」の読み方は、「ひとやくかう」になります。
「一役」を「いちやく」と読み間違わない様にしましょう。
「一役買う」の言葉の成り立ち
「一役買う」は「一役+買う」で成り立っています。
「役」とは「演劇における担当人物」という意味の他に「受け持ちの任務」「組織における地位」という意味があり、「一役」の場合は「一つの受け持ちの任務」という意味になります。
「買う」は「代金を支払って所有する」という意味の他に「自分が原因で悪い結果を背負う」「自分で進んで引き受ける」という意味があり、「一役買う」の場合は「自分で進んで引き受ける」という意味になります。
これらの言葉が組み合わさり「自分で進んで一つの受け持ちの任務を引き受けること」という意味で使われています。
「一役買う」の表現の使い方
「一役買う」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 必要な役割に使う
文法的な使い方
「一役買う」は動詞としてそのまま文中に使えます。
副詞として使う時には「一役買って」になり、ビジネスで使う時には「一役買わせて頂く」と謙譲語にします。
必要な役割に使う
「一役買う」は、皆が必要としている任務を進んで引き受けることを言います。
簡単な役割ではなく、適性がないと難しい様な役目に対して使われます。
「一役買う」を使った例文と意味を解釈
「一役買う」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「一役買う」を使った例文1
- 「一役買う」を使った例文2
「一役買う」を使った例文1
「彼は二人の仲裁役として一役買って出た」
ケンカをしている者同士の間に入り仲裁する役目を自ら引き受けたことを表しています。
「一役買う」を使った例文2
「彼は歓送迎会の幹事として一役買い、大成功させた」
会社の歓送迎会の幹事を自ら引き受けて、出し物やプレゼントなどきめの細かい準備をして、当日大成功させたことを表しています。
「一役買う」の類語や類義語
「一役買う」の類語や類義語を紹介します。
- 「請け負う」【うけおう】
- 「手を挙げる」【てをあげる】
「請け負う」【うけおう】
「合意の上で契約により仕事を引き受けること」という意味です。
「手を挙げる」【てをあげる】
「参加表明する」という意味で、こちらはまだその役割をすることに決まっていない状態に使われます。
「一役買う」は「ものごとを進めるなかで、ある役割を自分から進んで担当すること」という意味です。
自分から役割を引き受けて、周囲の期待に応えるよな働きをした人に使いましょう。