「テンパる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「テンパる」は、色々な場面で見聞きする言葉で、決していい意味はありません。
目次
- 「テンパる」とは?
- 「テンパる」の表現の使い方
- 「テンパる」を使った例文と意味を解釈
- 「テンパる」の類語や類義語
「テンパる」とは?
この「テンパる」は、「余裕がなくなること」を指して使います。
それだけ忙しい、時間がないといった余裕のないシチュエーションに対して使われる言葉で、いい意味で使うことはありません。
「テンパっている」や「テンパりそう」などという形にして用いられることも多く、この言葉を見聞きした際には、それほどの状態や状況なのだと判断してください。
- 「テンパる」の語源
「テンパる」の語源
「テンパる」は、麻雀の聴牌(てんぱい)からきている言葉だと言われています。
麻雀において、あと1枚の牌であがりとなる状態をこの「聴牌」と表現しています。
いわゆる「リーチ」もこの状態にならないと掛けることができず、あがりが目の前だということの表現です。
実際に麻雀でも、聴牌までいかずに流局になった時に「テンパらなかった」のように使われており、一般に使われる意味としては、あがることを逆に悪く捉えて、「テンパる」はその直前だと使われていると解釈してください。
違う解釈もあるようですが、この説が一番有力です。
「テンパる」の表現の使い方
「テンパる」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、主に時間に追われているような時に使うことが多く、「テンパっているからそんな暇はない」のような使い方で見聞きすることが多いです。
「ここの所、毎日テンパり続けている」とすると、ずっと余裕がない毎日だという表現になり、時間的なそれと言うより、忙しさの方だと分かります。
「テンパる」を使った例文と意味を解釈
「テンパる」を使った例文と、その意味の解釈です。
自分に対しては使わない(そのようにはならない)に限る言葉です。
- 「テンパる」を使った例文1
- 「テンパる」を使った例文2
「テンパる」を使った例文1
「締め切り前で、かなりテンパっている様子だ」
何かの締め切りを前にして、時間が無くとても忙しい様子だと解釈できます。
この使い方では「締め切り」という言葉から、時間と忙しさの両方が同時に表現されていると考えていいでしょう。
「テンパる」を使った例文2
「これくらいではまだテンパるまではいかない」
これくらいであれば、そこまで忙しいという訳ではないと言っています。
若者には軽く(そこまでではないのに)使われることも多い言葉ですが、基本的には本当に余裕がないという意味で使ってください。
「テンパる」の類語や類義語
「テンパる」の類語や類義語を紹介します。
とても忙しいという意味では、以下もよく使われます。
- 「忙殺」【ぼうさつ】
「忙殺」【ぼうさつ】
「非常に忙しく余裕がない」という意味の言葉で、「テンパっている」は、「忙殺されている」と言い換えることができる場合が多いです。
ただし、時間的に間に合わないといった使い方の置き換えにはならないので注意してください。
「テンパる」は、主に若者が使っている言葉ですが、大人が使ってもそれほどおかしくない言葉で、実際に会社員が仕事の忙しさに対して使っているようなケースも多々見られます。
ただし、ビジネスにはあまり向いていない言葉なので、使うとしても立ち話レベルの会話に留めておきましょう。