「オーラス」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「オーラス」は、元は麻雀用語ですが、一般にもそれなりに浸透している言葉だと言っていいでしょう。
目次
- 「オーラス」とは?
- 「オーラス」の表現の使い方
- 「オーラス」を使った例文と意味を解釈
- 「オーラス」の類語や類義語
「オーラス」とは?
「オーラス」とは、一般に「最後」を表現して使う言葉です。
最後は最後でも、「これが本当の最後」といったニュアンスになり、あまり簡単には使いません。
何日か連続して行われる舞台や劇場公演でよく使われる言葉で、「本日がオーラス公演」と言えば、その日で公演が終わると解釈してください。
「オーラス」の表現の使い方
「オーラス」は、冒頭のように元は麻雀用語です。
最後になる局のことで、麻雀には東風戦と半荘戦がありますが、前者では東四局、後者の場合は南四局がこの「オーラス」と呼ばれます(実際にはそこで連荘があった時にはもう1局同じ東四局や南四局が続くので、厳密な最後の局ではありません)。
英語の“all last”が語源で、その英語では「全ての終わり」という意味になります。
カタカナ語として一般に使う場合には、「これで終わり」だと考えると分かりやすいでしょう。
「オーラス」を使った例文と意味を解釈
「オーラス」を使った例文と、その意味の解釈になります。
比較的若者が好んで使っている言葉です。
- 「オーラス」を使った例文1
- 「オーラス」を使った例文2
「オーラス」を使った例文1
「長かった今シーズンも、明日でいよいよオーラスだ」
明日で1つのシーズンが終わると使っており、期日を決めて行っていた何かの最終日という意味だと捉えていいでしょう。
例えば、スポーツで年間を通して行われるリーグ戦の最終戦などがその対象です。
「オーラス」を使った例文2
「これは売り上げがよくて、それがオーラスだよ」
最後の1つだという意味で使っている例です。
あまり見掛けない使い方ですが、本当に最後の1つというニュアンスがよく分かる使い方です。
「オーラス」の類語や類義語
「オーラス」と似た意味で使える言葉です。
舞台や劇場公演では、こちらが用いられることも多いです。
- 「千秋楽」【せんしゅうらく】
- 「ファイナル」【ふぁいなる】
「千秋楽」【せんしゅうらく】
こちらは大相撲で、その場所の取組の最終日を表現する言葉です。
しかし、元を辿ると舞台や劇場公演の最終公演日のことで、相撲で使われているのはそこから転じた使い方です。
本来がそのような意味の為、「オーラス」と同様に使えますが、「本当の最後」という一般的な解釈には向いていない為、「公演の最終日」という意味でのみ使ってください。
「ファイナル」【ふぁいなる】
「最後」という意味の“final”をカタカナ語にした言葉です。
こちらも公演関係でよく使われ、いよいよ金曜日がファイナルだ」などと、その日でその公演が終わりだという意味で用いられます。
尚、「決勝戦」という意味でも使う言葉なので、そちらで使っている場合と区別する必要があります。
「オーラス」と聞くと、麻雀がすぐに浮かぶ人も多いかも知れませんが、舞台関係者の間では、最終日(最終公演)という解釈で使っている言葉です。