「騒動」とは?意味や使い方!例文や解釈
「騒動」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「騒動」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「騒動」とは?
- 「騒動」の表現の使い方
- 「騒動」を使った言葉と意味を解釈
- 「騒動」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「騒動」の反対語
- 「騒動」の類語や類義語・言い換え
- 「騒動」の英語と解釈
「騒動」とは?
「騒動」とは事件や、事変が起こり、沢山の人たちが落ち着けずざわめいたり、統制が乱れることをいいます。
また世間を騒がせるような、大きな争いや揉め事なども「騒動」と言います。
- 「騒動」の読み方
「騒動」の読み方
「騒動」と書いて「そうどう」と読みます。
「騒動」の表現の使い方
「騒動」とは、何か事が起こり、大勢の人がざわつく、統制が乱れることを言います。
日常的に使われる意味合いとしては、世間を騒がせる大きな揉め事といったことが多いでしょうか。
「ワイドショーでは、芸能人のお家騒動ばかり流している」「夜中に騒動を起こすなんて何て迷惑な人たちなの」というように使います。
「騒動」を使った言葉と意味を解釈
「騒動」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「お家騒動」
- 「騒動打ち」
- 「騒動を起こす」
「お家騒動」
「お家騒動」とはもともとは江戸時代、大名家の家督相続争い、権力争いなどがきっかけで起こった藩全体の争いのことを言います。
伊達騒動、黒田騒動などがあります。
現在の「お家騒動」とは例えば、会社などで起こる勢力争いであったり、家庭であれば遺産相続などで揉めることを言います。
身内同士の争いは「骨肉の争い」などと言われることもあります。
「会社の上層部はお家騒動で揺れている」「財産があることが原因で、あんな、お家騒動になるなんて悲しいね」などと使います。
「騒動打ち」
「騒動打ち」とは「後妻打ち」とも言いますが、これは前妻が後妻を妬み打つことを言います。
源氏物語の中にも「うわなりうち」として出てくる言葉です。
また、室町時代から近世初期にかけては、離縁された先妻が親しい女性たちにお願いして、予告をして後妻の家に押しかけて家財などを荒らさせることを言います。
騒動打ちにはそれなりのルールがあり、壊すのは物であり、人間に攻撃は駄目であるなど細かく決められていたとされています。
「騒動を起こす」
「騒動を起こす」とは人を騒がせるような言動をすることや、そのような人に対して使う言葉です。
トラブルメーカーとも言います。
「彼女はまた騒動を起こした」「彼は行く先々で騒動を起こすからねぇ」「騒動を起こすならクビだ」などと使います。
「騒動」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「騒動」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「騒動」を使った例文1
- 「騒動」を使った例文2
「騒動」を使った例文1
「彼女が関わることはきまって騒動となるなあ」
トラブルを起こす、揉め事を誘発するという人のことを「騒動を起こす」などと言います。
その人が存在したり、関わることで「騒動」となることでトラブルメーカーなどと言われてしまうのです。
「騒動」を使った例文2
「これ以上、このお家騒動の件で世間から好奇の目で見られるのは耐えられない」
「お家騒動」とは一つの家庭、組織内で争い、揉めることを言います。
通常は身内、仲間という本来ならば仲良くする者同士の争いごとですから、世間から注目されてしまうものです。
また長引かせるのも双方にとっていいこととは言えませんので早々の解決が望ましいでしょう。
「騒動」の反対語
「騒動」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「静観」【せいかん】
- 「鎮まる」【しずまる】
「静観」【せいかん】
「静観」とは騒がず、静かに物事を見守る、様子を把握することを言います。
「騒がずに静観しておきなさい」という風に使います。
「鎮まる」【しずまる】
「鎮まる」とは静かになる、穏やかになる、動乱などがおさまるという意味で使います。
「内乱が鎮まる」「まだあの家の争いは鎮まらないのか」などと使います。
「騒動」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「騒動」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「悶着」【もんちゃく】
- 「動乱」【どうらん】
- 「紛争」【ふんそう】
- 「波乱」【はらん】
- 「喧噪」【けんそう】
「悶着」【もんちゃく】
「悶着」とは揉め事、争いという意味があります。
「また息子が悶着を起こした」「あの夫婦はこの町内の悶着のたねですよ」などと使います。
「動乱」【どうらん】
「動乱」とは社会の秩序が乱れ、騒ぎ、争い事が起こることを言います。
「動乱の時代」「動乱を鎮める」などと使います。
「紛争」【ふんそう】
「紛争」とは物事がもつれて争いになること、利益、価値が対立することで起こる緊張状態のことでもあります。
「国際間の紛争になりかねない」「紛争を早く解決させなければならない」などと使います。
「波乱」【はらん】
「波乱」とは騒ぎ、揉め事、ごたごたという意味になります。
「これは、波乱を呼びそうだ」「またしても波乱を巻き起こす」などと使います。
「喧噪」【けんそう】
「喧噪」とは騒がしいこと、やかましく騒ぐ声、音という意味になります。
「都会の喧騒に今も慣れない」「都会の喧騒を避けて静かな場所へ行こう」などと使います。
「騒動」の英語と解釈
「騒動」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“disturbance”(騒ぎ)、“fuss”(空騒ぎ)、“trouble”(揉め事)という単語で言い表します。
例文は“family troubles”(お家騒動)、“make a fuss about trifles”(つまらないことで大騒動する)などとなります。
いかがでしたでしょうか。
「騒動」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。