「鎮まる」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「鎮まる」の意味

「鎮まる」という表現は、「物音・動きなどがなくなって静かになるさま」や「勢力・威力が衰えたり無くなったりする」、「騒動・混乱が落ち着いて平穏な状態になること」を意味しています。

「鎮まる」という言葉には、更に「神霊・霊魂が落ち着いて鎮座すること」や「精神的な乱れ・心身の痛みなどがなくなるさま」といった意味合いもあります。

• 「鎮まる」の読み方

「鎮まる」の読み方

「鎮まる」の読み方は、「しずまる」になります。

「鎮まる」の表現の使い方

「鎮まる」の表現の使い方を紹介します。

「鎮まる」の表現の使い方は、「物音が無くなり静かになる」の意味で、「騒がしかった場が急に鎮まった」などの文章で使う使い方があります。

また、「勢力が衰退して静かになる」の意味で、「激しい時化の波が鎮まりました」といった文章でも使用できます。

「鎮まる」という表現は、「騒動・争い・混乱が落ち着いて穏やかになる」という意味で、「暴動が鎮まって治安が回復されました」などの文章でも使われます。

更に、「気持ちの混乱・身体の痛みが治まる」の意味で、「興奮が鎮まりました」といった文章でも使用されます。

「悪霊が鎮まる」などの文章では、「神霊・霊魂・悪霊などが落ち着いて鎮座すること、害をなさなくなること」の意味合いで、「鎮まる」を使えます。

「鎮まる」を使った例文と意味を解釈

「鎮まる」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「鎮まる」を使った例文1
• 「鎮まる」を使った例文2

「鎮まる」を使った例文1

「広範囲にわたって住宅・商店街を燃やした火事が、ようやく鎮まってきました」

この「鎮まる」を使った例文は、「鎮まる」の表現を、「火事がようやく勢いを失って落ち着いてきた」という意味を持つ文章で使っています。

「鎮まる」を使った例文2

「彼の激しい怒りが鎮まるまでは、冷静な話し合いをすることは難しそうです」

この「鎮まる」を使った例文は、「彼の激しい怒りが落ち着いて精神状態が回復するまでは」という意味合いで、「鎮まる」という表現を使用しています。

「鎮まる」の類語や類義語

「鎮まる」の類語や類義語を紹介します。

• 「落ち着く」【おちつく】
• 「治まる」【おさまる】

「落ち着く」【おちつく】

「鎮まる」という表現は、「勢力・威力が衰えて落ち着くこと」を意味しています。

「落ち着く」というのは、「興奮せずに冷静になること、物事の勢いのピークが衰えること」を意味する言葉です。

それらの意味から、「鎮まる」と近い意味を持っている類語として、「落ち着く」という表現を指摘できます。

「治まる」【おさまる】

「治まる」という言葉は、「乱れていた状態が回復して秩序を取り戻すさま」や「病的な状態から回復すること(症状・苦痛・興奮などが良くなること)」を意味しています。

この意味合いから、「心の乱れやからだの痛みを回復させること」を示す「鎮まる」の類義語として、「治まる」という表現を挙げられるのです。