「息をのむ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「息をのむ」という言葉は一体どの様な意味で使われるのでしょうか。
由来や例文など、様々な面から紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「息をのむ」とは?
- 「息をのむ」の表現の使い方
- 「息をのむ」を使った例文と意味を解釈
- 「息をのむ」の類語や類義語
「息をのむ」とは?
「息をのむ」の概要について紹介します。
- 「息をのむ」の読み方
- 「驚きや恐怖で息が止まること」の意味
- 「緊張しながら見守ること」の意味
- 「息をのむ」の由来
- 「息を飲む」は間違い?
「息をのむ」の読み方
「息をのむ」は「いきをのむ」と読みます。
文章によっては「息を呑む」と表記することもあります。
「驚きや恐怖で息が止まること」の意味
急に驚いたり、恐怖を感じたりした時に一瞬息が詰まることを言います。
何かに反応して「ハッ」と息が小さく詰まった状態を表します。
「緊張しながら見守ること」の意味
非常緊迫した状態で、声や物音を出すと集中力が乱れて失敗し易い場面において、周囲の人が止まる程緊張して見守ることを言います。
「息をのむ」の由来
「息をのむ」は人が緊張した状態を表す慣用句です。
人は緊張すると、身体がすぐに動ける様に自律神経のうちの交感神経が一気に優位になります。
この時筋肉が緊張して呼吸が一瞬詰まるることがあるのです。
この状態が息をのんでいる様に見えることから使われる様になりました。
「息を飲む」は間違い?
「息をのむ」は、漢字表記すると「息を呑む」になり、「息を飲む」とは書きません。
「飲む」は単純に「液体の飲み物を流し込む場合」に使われる言葉です。
「呑む」は「液体以外で飲み方が特徴的なもの、比喩的表現の場合」に使われます。
例えば「お酒を飲む」は、がぶがぶ飲む時には「お酒を呑む」と表記します。
「息をのむ」の表現の使い方
「息をのむ」の使い方を紹介します。
- 周囲が緊張している状態の時に使う
- 文法的な使い方
周囲が緊張している状態の時に使う
周囲が非常に緊張していて、皆がそのものごとに集中している時に使われます。
のんびりとした場面では使われません。
文法的な使い方
「息をのむ」は動詞としてそのまま文末に使われるほかに、「息をのんで~した」と副詞として使われたり、「息をのむ様な〇〇」と形容動詞として使われることもあります。
「息をのむ」を使った例文と意味を解釈
「息をのむ」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「息をのむ」を使った例文1
- 「息をのむ」を使った例文2
「息をのむ」を使った例文1
「あまりの美しさに思わず息をのんだ」
目にしたものや人があまりにも美しくこの世のものとは思えなかった為に、驚きと感動で呼吸が詰まったことを表しています。
「息をのむ」を使った例文2
「記録達成の瞬間、息をのんで見守った」
何かの記録を達成する瞬間に居合わせて、周囲の人達と共に邪魔をしない様に緊張しながら息をひそめて見守っていたことを表します。
「息をのむ」の類語や類義語
「息をのむ」の類語を紹介します。
- 「言葉を失う」【ことばをうしなう】
- 「絶句する」【ぜっくする】
「言葉を失う」【ことばをうしなう】
「驚きやショックで、言葉が詰まって出なくなってしまうこと」という意味です。
「絶句する」【ぜっくする】
「驚いたり呆れたりして何を言っていいのか分からなくなって黙ってしまうこと」という意味です。
「息をのむ」は「驚きや恐怖で息が止まること」「緊張しながら見守ること」という意味があります。
緊張感が漂っている場面で使ってみましょう。