「飛ぶ鳥を落とす勢い」とは?意味や類語!例文と解釈
「飛ぶ鳥を落とす勢い」ということわざはどの様な意味で使われているのでしょうか。
類語や例文なども併せてしょうかいします。
目次
- 「飛ぶ鳥を落とす勢い」とは?
- 「飛ぶ鳥を落とす勢い」の対義語
- 「飛ぶ鳥を落とす勢い」の表現の使い方
- 「飛ぶ鳥を落とす勢い」を使った例文と意味を解釈
- 「飛ぶ鳥を落とす勢い」の類語や類義語
「飛ぶ鳥を落とす勢い」とは?
「飛ぶ鳥を落とす勢い」の概要について紹介します。
- 「飛ぶ鳥を落とす勢い」の読み方
- 「飛ぶ鳥を落とす勢い」の意味
- 「飛ぶ鳥を落とす勢い」の由来
「飛ぶ鳥を落とす勢い」の読み方
「飛ぶ鳥を落とす勢い」は「とぶとりをおとすいきおい」と読みます。
長い言葉ですがことわざなのでそのまま覚える様にしましょう。
「飛ぶ鳥を落とす勢い」の意味
「飛ぶ鳥を落とす勢い」の意味は「権力や勢いが非常に盛んな様子」です。
時流に乗って勢いを付け、権力や名声を手に入れた人の持っている雰囲気のことを言います。
急速に成長していったり、一気に大成功を遂げたことで、周囲が目を見張る程の自信と気迫を見に付けている状態です。
「飛ぶ鳥を落とす勢い」の由来
「飛ぶ鳥を落とす勢い」は、「その人の勢いが激し過ぎて、空を飛んでいる鳥でさえも落ちてしまう程」という意味からきています。
この解釈は「強い権力を持っている人は不可能なことでも可能にしてしまうことのたとえ」です。
「飛ぶ鳥を落とす勢い」の対義語
「飛ぶ鳥を落とす勢い」の対義語を紹介します。
- 「鳴かず飛ばず」【なかずとばず】
- 「うだつが上がらない」【うだつがあがらない】
「鳴かず飛ばず」【なかずとばず】
「期待を持たれていたにもかかわらず、長い間活躍せずに過ごしている様子」という意味です。
元々の意味は「将来大きな活躍をする為に、チャンスが来るのをじっと待っている様子」でした。
「うだつが上がらない」【うだつがあがらない】
「いつまでも出世しない人や、生活が豊かにならないこと」という意味です。
「うだつ」とは、江戸時代の町屋の屋根に設置された「仕切り」のことで、火事になった時に延焼を防ぐ役割がありました。
段々と「うだつ」はその家の繁栄シンボルとして造られる様になったのです。
「うだつがある家=裕福な家、成功した家」と見なされ、「うだつが付けられない=出世しない」という意味で使われる様になりました。
「飛ぶ鳥を落とす勢い」の表現の使い方
「飛ぶ鳥を落とす勢い」は、勢いに乗って何をしても成功する状態の人に対して使われます。
ビジネスだけではなくプライベートにも幅広く使える言葉です。
「飛ぶ鳥を落とす勢いだ」だけで余計なことを言わなくても十分褒め言葉になります。
「飛ぶ鳥を落とす勢い」を使った例文と意味を解釈
「飛ぶ鳥を落とす勢い」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「飛ぶ鳥を落とす勢い」を使った例文1
- 「飛ぶ鳥を落とす勢い」を使った例文2
「飛ぶ鳥を落とす勢い」を使った例文1
「あの作家は次々と話題作を発表して今や飛ぶ鳥を落とす勢いだ」
発表する作品が次々とベストセラーになる作家で、大人気になっていることを表しています。
「飛ぶ鳥を落とす勢い」を使った例文2
「今や飛ぶ鳥を落とす勢いの会社の面接に見事受かった」
大人気商品を発売していて誰もが知っている様な人気の会社の入社試験に合格したことを表しています。
「飛ぶ鳥を落とす勢い」の類語や類義語
「飛ぶ鳥を落とす勢い」の類語を紹介します。
- 「破竹の勢い」【はちくのいきおい】
- 「泣く子もだまる」【なくこもだまる】
「破竹の勢い」【はちくのいきおい】
「勢いが激しくて止まらないこと」という意味です。
竹を割る時に、最初の一節を割れば後は一気に裂けて行く様子からきています。
「泣く子もだまる」【なくこもだまる】
「非常に強い権力や威力があること」という意味です。
「常識や分別が通用せずに泣いている子供であっても思わず黙ってしまう程の迫力があること」という意味です。
由来は中国の歴史的文学「三国志」に登場する「張遼」という圧倒的な強さを持つ武将の様子からきています。
「飛ぶ鳥を落とす勢い」は、「権力や勢いが非常に盛んな様子」と言う意味です。
次々に成功を収めて非常に勢いに乗っている人や企業に対して使ってみましょう。