「面目を保つ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「面目を保つ」という言葉を見聞きすることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や例文なども紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「面目を保つ」とは?
- 「面目を保つ」の表現の使い方
- 「面目を保つ」を使った例文と意味を解釈
- 「面目を保つ」の類語や類義語
「面目を保つ」とは?
「面目を保つ」の概要について紹介します。
- 「面目を保つ」の読み方
- 「面目を保つ」の意味
- 「面目を保つ」の言葉の成り立ち
「面目を保つ」の読み方
「面目を保つ」は「めんぼくをたもつ」または「めんもくをたもつ」と読みます。
「面目」は元々「めんもく」と読まれていましたが、その後「めんぼく」と読まれるようなりました。
現在ではどちらで読んでも間違いではありません。
「面目を保つ」の意味
「面目を保つ」の意味は「その人が名誉を損なうことなくものごとを成し遂げること」です。
自分にとって難しいことや不利なことをする時に、「やっぱりあの人には無理だった」と言われない様に努力することを言います。
「面目を保つ」の言葉の成り立ち
「面目を保つ」は「面目+を(助詞)+保つ」で成り立っています。
「面目」とは「世間の人達からの評価や、自分が得た名誉や立場のこと」という意味です。
目に見えるものではなく、その人の価値を意味する言葉です。
「保つ」は「ある状態を続ける」「その状態を守り続ける」「自分のものとして所有する」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「自分の名誉や立場、評価などを守り続ける」という意味で使われています。
「面目を保つ」の表現の使い方
「面目を保つ」の使い方を紹介します。
- 一定の地位のある人が使う
- 成功に終わった時に使う
一定の地位のある人が使う
「面目を保つ」は、ある程度地位があったり、高い評価を受けている人が使う言葉です。
地位も名誉もない人が使っても意味がありません。
成功に終わった時に使う
「面目を保つ」は、うまくいくか不安なことを無事やり遂げた時に使われます。
成功に終わった時の言葉で、失敗した時には使われません。
「面目を保つ」を使った例文と意味を解釈
「面目を保つ」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「面目を保つ」を使った例文1
- 「面目を保つ」を使った例文2
「面目を保つ」を使った例文1
「この問題が解けたことで理系の面目を保った」
理系の大卒の人が、数学の問題を出されて解けなかったら恥ずかしい状況でした。
無事に解けたので自分の評価が下がらなくて済んだことを表しています。
「面目を保つ」を使った例文2
「『慣れてますので任せて下さい』と言ったからには面目を保たないといけない」
上司から仕事を任される時に「任せて下さい」と言ってしまった手前、成果を出さないと周囲の人からの評価が下がってしまうと思って頑張っている様子を表しています。
「面目を保つ」の類語や類義語
「面目を保つ」の類語を紹介します。
- 「体裁を保つ」【ていさいをたもつ】
- 「体面を守る」【たいめんをまもる】
「体裁を保つ」【ていさいをたもつ】
「自分が世間の人にどう見えるかを今のまま維持すること」という意味です。
「体面を守る」【たいめんをまもる】
「自分のプライドや自己評価を変えない様にすること」という意味です。
「面目を保つ」は「その人が名誉を損なうことなくものごとを成し遂げること」という意味です。
無事に仕事が終わって元の評価を維持できた時に使ってみましょう。