「蓄積」とは?意味や使い方!例文や解釈
「蓄積」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「蓄積」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「蓄積」とは?
- 「蓄積」の表現の使い方
- 「蓄積」を使った言葉と意味を解釈
- 「蓄積」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「蓄積」の反対語
- 「蓄積」の類語や類義語・言い換え
- 「蓄積」の英語と解釈
「蓄積」とは?
「蓄積」とは「たくさん、蓄えること」、「蓄え」という意味になります。
- 「蓄積」の読み方
「蓄積」の読み方
「蓄積」と書いて「ちくせき」と読みます。
「蓄積」の表現の使い方
「蓄積」とは名詞で、意味は蓄えること、蓄えです。
お金、知識、疲労、不満といったようにあらゆることに使える言葉ですが、前後の流れによりいい意味にも悪い意味にもなります。
例えば「経験を蓄積していくことが大事だ」と言えば経験をしてベテランになることが大事であるという意味になりますが、「不満が蓄積している」となれば満たされていない気持ちが溜まっているという意味で、悪い意味合いとなるのです。
「蓄積」を使った言葉と意味を解釈
「蓄積」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「蓄積疲労」
- 「不満が蓄積する」
- 「知識を蓄積する」
「蓄積疲労」
「蓄積疲労」とは疲れが溜まっている状態であり、この状態になりますと、休養、睡眠を取ったり、栄養を補給したところで、日々の疲れが解消できない、簡単に回復できないといったことになります。
それをさらに放置することで過労死などへ繋がる恐れもありますので、単なる疲れだと甘く見ないことです。
「不満が蓄積する」
「不満が蓄積する」とは、何かしらの満足を得ることができない状態が続いていること、不満が溜まっている、ストレスが溜まっているという時に使う言い方です。
もちろん早目に対処することが望ましいでしょう。
「妻の不満が蓄積すると、後が怖い」「不満が蓄積すると、職場の雰囲気が悪くなるから話し合いましょう」などと使います。
「知識を蓄積する」
「知識を蓄積する」とは、勉強をして知識を身に着けていく、自分の中に知識を蓄えるといった意味ですから、いい意味合いだと解釈できるでしょう。
「彼は今日も新聞をくまなくチェックして、知識を蓄積することに余念がない」「知識を蓄積するのは、自分の為になることだから続けていきなさい」という風に使います。
「蓄積」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「蓄積」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「蓄積」を使った例文1
- 「蓄積」を使った例文2
「蓄積」を使った例文1
「蓄積された不満が爆発したのだが、彼は私が不満に思っていたことすら気づいていなかった」
ストレスや、満足いかない状態が続く、増えることは「蓄積された不満」という言葉で言い表すことができます。
しかし例文のように「蓄積された不満」というのは目には見えないものですから相手には気づかれていないことも多いのです。
「蓄積」を使った例文2
「いつの間にか、知識と経験が蓄積されて人間に深みが出ていた」
知識をつけたり、経験が増えていくことで人間に深みが出る、成長するということを「蓄積」という言葉で言い表すことができるのです。
「蓄積」は蓄える、蓄えという意味で、それはお金や品物といった物質的なことだけではありません。
知識、経験といったものにも使うことができるのです。
「蓄積」の反対語
「蓄積」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「消耗」【しょうもう】
- 「疲弊」【ひへい】
「消耗」【しょうもう】
「消耗」とは使ってすり減ること、使ってなくなることを言います。
また体力、気力を使い果たすという意味でも使います。
「会社へ行くと、神経を消耗する」「あいつと関わると、こっちが消耗するばかりだな」などと言います。
「疲弊」【ひへい】
「疲弊」とは疲れて弱ることで、経済状態の悪化、勢い、活動が鈍るといった意味でも使います。
「すっかり疲弊している」「我が家の財政は疲弊していて、もう蓄えもない」という風に使います。
「蓄積」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「蓄積」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「累積」【るいせき】
- 「溜め込む」【ためこむ】
- 「ストック」【すとっく】
- 「集積」【しゅうせき】
- 「積み上げる」【つみあげる】
「累積」【るいせき】
「累積」とは次から次に、重なって積もることを言います。
「累積する赤字をどうしたらいいのかわからない」という風に使います。
「溜め込む」【ためこむ】
「溜め込む」とは溜めて大量に持っていること、蓄えて持っているという意味です。
「旦那に内緒でこっそりお金を溜め込んで隠しているらしい」「小金を溜め込んだところで、どうなると言うのだ」「ストレスを溜め込む性質」などと使います。
「ストック」【すとっく】
「ストック」とは物を蓄えること、また蓄えた物のことでもあります。
「値上がりする前にストックしておこう」「資材のストック」などと使います。
「集積」【しゅうせき】
「集積」とは沢山の物を集めて、積み重ねることを言います。
「彼の部屋の集積物を見たことある」「これだけの物を集積するには何年かかったのだろうか」という風に使います。
「積み上げる」【つみあげる】
「積み上げる」とは積み重ねて高くすること、少しずつ行う、段階的に達成するといった意味があります。
「実績を積み上げていくしかない」「このブロックを積み上げる」などと使います。
「蓄積」の英語と解釈
「蓄積」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“accumulation”という単語を使います。
例文は“the accumulation of knowledge”(知識の蓄積)、“accumulate wealth”(富を蓄積する)、“an accumulation of far in the liver”(肝臓における脂肪の蓄積)となります。
いかがでしたでしょうか。
「蓄積」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「蓄積」とは蓄えること、蓄えのことです。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。