「弱虫」とは?意味や使い方!例文や解釈
「弱虫」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「弱虫」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「弱虫」とは?
- 「弱虫」の表現の使い方
- 「弱虫」を使った言葉と意味を解釈
- 「弱虫」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「弱虫」の反対語
- 「弱虫」の類語や類義語・言い換え
- 「弱虫」の英語と解釈
「弱虫」とは?
「弱虫」とは弱い者を罵っていう言葉であり、意気地がないという意味になります。
- 「弱虫」の読み方
「弱虫」の読み方
「弱虫」と書いて「よわむし」と読みます。
「弱虫」の表現の使い方
「弱虫」とは弱い者を罵っていう言葉です。
意気地なしということで、困難、苦しみに耐える元気、気力がない人に対して使います。
通常は罵る言葉ですが、小さな子どもがちょっとしたことに怖がることを「弱虫だなあ」などと愛情を込めて言う場合もあります。
「僕は弱虫なんかじゃないぞ、肝試しなんて何ともない」「強がっているが、あいつは単なる弱虫だ」などと使います。
どちらかと言えば男性に使われることが多い言葉という印象はあります。
「弱虫」を使った言葉と意味を解釈
「弱虫」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「弱虫ペダル」
- 「この、弱虫」
- 「弱虫な人」
「弱虫ペダル」
「弱虫ペダル」とは作者、渡辺航の、少年漫画作品のことです。
内容は自転車競技をテーマとした、本格スポーツ漫画です。
タイトルの「弱虫ペダル」とは何かと言いますと、作者が自転車に乗る時に、軽いギアで回転数を上げてクルクル回す乗り方を「弱虫ペダル」と言っており、それが題名に採用されています。
舞台、アニメ、ドラマ、映画化されている人気作品です。
「この、弱虫」
「この、弱虫」とは、意気地がない人に対して罵って言う言葉です。
冗談のように軽く言う場合から、本気で罵って言う場合とあります。
男性の場合、幼少の頃より「強い方がいい」といった価値観である人も多いことから「弱虫」と称されるのはダメージが大きく、それゆえにこの言葉は言われたくない、悔しい、情けない、腹が立つということでもあります。
「弱虫な人」
「弱虫な人」とは、困難、苦しみに耐える気力、元気に乏しい人を言う言葉です。
「弱虫な人だから2週間の研修期間に耐えられるかしら」「父親は強そうに見えるけれど、案外弱虫な人なんだよ」という風に使います。
「弱虫」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「弱虫」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「弱虫」を使った例文1
- 「弱虫」を使った例文2
「弱虫」を使った例文1
「彼は弱虫なところはあるけれど、とても優しくていい人だから好きだよ」
「弱虫」とは弱い者を罵っていう言葉で、意気地がないという意味です。
しかし意気地がなくても、性格が優しい、いい人であるということで人間的魅力が大きいということも十分にあります。
男性の場合「弱虫」であっても母性本能をくすぐるタイプであれば女性から見れば魅力的であると言えるでしょう。
「弱虫」を使った例文2
「君はてっきり弱虫かと思っていたけれど、案外肝が太いんだね」
「弱虫」とは意気地がないことを言いますが、そのように見えて案外、勇気がある、物事に動じない、と例文は言っています。
意外という気持ちと、見直したよという気持ちが混ざっていることがわかります。
「弱虫」の反対語
「弱虫」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「勇敢」【ゆうかん】
- 「豪胆」【ごうたん】
「勇敢」【ゆうかん】
「勇敢」とは物事を恐れないこと、積極的に行動しようとすることを言います。
「勇敢に一人で立ち向かって行った」「彼は本当に勇敢な人だよ」などと使います。
「豪胆」【ごうたん】
「豪胆」とは肝が太い、物事に動じないという意味で使います。
男性にとっての褒め言葉と言ってもいいでしょう。
「何とも、豪胆な若者だ」「豪胆な男性であっても、恐ろしいと感じるだろう」などと使います。
「弱虫」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「弱虫」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「腰抜け」【こしぬけ】
- 「軟弱」【なんじゃく】
- 「小心」【しょうしん】
- 「腑抜け」【ふぬけ】
- 「気弱」【きよわ】
「腰抜け」【こしぬけ】
「腰抜け」とは腰に力が入らない、立てないということで、臆病者、意気地なし、弱虫ということと同じ意味です。
「腰抜け侍」「この、腰抜け共」などと使います。
「軟弱」【なんじゃく】
「軟弱」とは柔らかくしっかりしていないこと、自分の考えがなく相手の言いなりになっていること、気骨がないことを言います。
「軟弱な男が増えた」「何で、そんな軟弱なことを言っているの」という風に使います。
「小心」【しょうしん】
「小心」とは気が小さい、臆病であることを言います。
「小心者なのだから、驚かさないでよ」「小心な男だから一人では何もできないだろう」という風に使います。
「腑抜け」【ふぬけ】
「腑抜け」とは肝が据わっておらず、意気地がないこと、間抜け、たわけといった意味でも使います。
「母さん、腑抜けになっていたよ」「何を、腑抜けのようになって、しっかりしてよ」などと使います。
「気弱」【きよわ】
「気弱」とは気の弱いこと、また、そういう人のことを言う言葉です。
「そんな気弱なことを言うな」「母が気弱になっている」「あの人はもともと気弱だからねえ」という風に使います。
「弱虫」の英語と解釈
「弱虫」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では複数、当てはまる単語があります。
“a coward”(臆病者)、“a weakling”(非力な人)、“a sissy”(女々しい男)、“a crybaby”(泣き虫)などがあります。
例文は“You chicken”(この弱虫)となりますが、罵る言葉ですので、使い方には注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。
「弱虫」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「弱虫」とは意気地がない人を罵って言う言葉です。
人に使う時は、冗談っぽく言う場合から、強く罵って言う時まで様々ですが、使い方には十分注意するようにしましょう。