「腰抜け」とは?意味や類語!例文と解釈
日常の様々なシーンで「腰抜け」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、英語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「腰抜け」とは?
- 「腰抜け」の英語と解釈
- 「腰抜け」の表現の使い方
- 「腰抜け」を使った例文と意味を解釈
- 「腰抜け」の類語や類義語
「腰抜け」とは?
「腰抜け」の概要について紹介します。
- 「腰抜け」の読み方
- 「腰に力が入らずに立てなくなること」の意味
- 「臆病で何に対しても弱気な人のこと」という意味
- 「腰抜け」の由来
- 「腰抜け」と「腑抜け」の違い
「腰抜け」の読み方
「腰抜け」は「こしぬけ」と読みます。
「抜け」を「ぬけ」と平仮名表記することもあります。
「腰に力が入らずに立てなくなること」の意味
何かの拍子に腰の力が抜けてしまい、立てなくなる様子を言います。
しゃがんでいてふいに立とうとした時や、人に押された時などに身体のバランスを崩して起きることがあります。
「臆病で何に対しても弱気な人のこと」という意味
常に何かに対して不安や心配をしていて、ものごとに対して消極的な人のことを言います。
いざやるべき時に恐がって行動を起こさない時にこの様に言われます。
「腰抜け」の由来
「腰抜け」は、元々は「腰の力が抜けて立てないこと」という意味で使われていました。
しかし、恐怖を感じたり、ひどく驚いた時に同じ様に腰の力が抜けて立てなくなってしまうことから、「臆病者」「弱虫」に対して使われる様になったのです。
「腰抜け」と「腑抜け」の違い
「腰抜け」と似た言葉に「腑抜け(ふぬけ)」がありますが、この2つはニュアンスが違います。
「腰抜け」は「臆病で消極的な人」という意味で、いざという時に思い切った行動を取れないことです。
「腑抜け」は「気力や精神力がない人」という意味で、普段から弱々しい性格のことです。
この2つの使い分けは「いざという場面で使われるのが『腰抜け』、その人の性格を表す時には『腑抜け』」になります。
「腰抜け」の英語と解釈
「腰抜け」の英語表現を紹介します。
- “He is a coward.”
- “Yo
“He is a coward.”
「彼は腰抜けだ」です。
“coward”は「弱虫=腰抜け」としてよく使われる表現です。
“Yo
“You, chicken.”
「腰抜けめ」です。
“chicken”(チキン)は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で使われて知られる様になりました。
ニワトリがいつもビクビクしている様子を表しています。
「腰抜け」の表現の使い方
「腰抜け」は、人を侮辱する言葉です。
特に男性に面と向かって言うと相手が怒って大きなトラブルに発展する可能性があるので注意しましょう。
いざという時に行動を起こさない人を煽る意味でも使われます。
「腰抜け」を使った例文と意味を解釈
「腰抜け」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「腰抜け」を使った例文1
- 「腰抜け」を使った例文2
「腰抜け」を使った例文1
「部長が腰抜けなので他社に契約を取られてしまった」
大企業に自社とライバル会社の2つがオファーを出していたいのですが、部長が「慎重に」と言って中々行動を起こさないお蔭で、ライバル会社に契約を取られてしまったことを表しています。
「腰抜け」を使った例文2
「怒られるのが怖いなんて腰抜けだな」
「上司に怒られるから」と思い切った行動を取らない同僚に対してイラッとした時に言う言葉です。
「腰抜け」の類語や類義語
「腰抜け」の類語を紹介します。
- 「ヘタレ」【へたれ】
- 「意気地なし」【いくじなし】
「ヘタレ」【へたれ】
漢字では「屁垂れ」と書き、意味は「根性なしの人のこと」です。
由来は、芸事の世界で子供のことを「小便垂れ」と言う様に、未熟な芸人に対して「屁を垂れる子供」という意味からきています。
最近になって芸人がテレビで使い始め、段々と意味も「根性なし」「腰抜け」に変わって来ました。
「意気地なし」【いくじなし】
「ものごとに対して常に弱気な人」という意味です。
「腰抜け」は「腰に力が入らずに立てなくなること」「臆病で何に対しても弱気な人のこと」という2つの意味があります。
2つ目の意味は人に対して言うと「煽り」になりますので、注意しましょう。