「恙無く」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「恙無く」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「恙無く」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「恙無く」とは?
- 「恙無く」の語源
- 「恙無く」の表現の使い方
- 「恙無く」を使った例文と意味を解釈
- 「恙無く」の類語や類義語・言い換え
「恙無く」とは?
「恙無く」とは異常がない、無事であるという意味になります。
- 「恙無く」の読み方
「恙無く」の読み方
「恙無く」と書いて「つつがなく」と読みます。
「恙無く」の語源
「恙無く」の「恙」とは何かと言えば、病気などの災難、煩いのことです。
ですから「恙無く」とは病気などによる災難であったり、煩わせるものがなく、異常がない、無事ですよということになるのです。
「恙無く」の表現の使い方
「恙無く」とはもともとは「恙無い」という言葉ですが、使う時は「恙無く」と使われることが多いのです。
例えば「恙無く予定は無事に終えることができました」「恙無く暮らす」という風に使います。
「恙無く」を使った例文と意味を解釈
それでは「恙無く」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「恙無く」を使った例文1
- 「恙無く」を使った例文2
「恙無く」を使った例文1
「恙無く暮らしておりますので、心配は無用です」
「恙無い」「恙無く」とは今、日常会話ではそれほど使う言葉とは言い難いのですが、文章表現などでは「恙無く」を使うことで「病気などなく」「困るようなこともなく」といった意味合いを一言で言い表すことができますので便利です。
「恙無く」を使った例文2
「途中どうなることかと思ったが、恙無く旅行を終えることができた」
「恙無く」とは、病気などの災難、煩いなどがない、つまり無事に、予定通りにという意味合いにもなります。
「恙無く終了」という言い回しも覚えておきますと便利です。
意味は「異常なく終える」ということになります。
「恙無く」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「恙無く」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「滞りなく」【とどこおりなく】
- 「無事に」【ぶじに】
- 「変わりなく」【かわりなく】
- 「異常なし」【いじょうなし】
「滞りなく」【とどこおりなく】
「滞り」とは物事が順調にいかないこと、つっかえること、障害やさしさわりという意味です。
「滞りなく」は障害などなく、順調にという意味になります。
また「滞り」とは期限が来ても、支払わないという意味もありますから「滞りなく、支払うように」とも言います。
「滞りなく、会は終了した」「イベントは滞りなく行われた」などと使います。
「無事に」【ぶじに】
「無事に」とはとりたてて、変わったことがなく、事故や病気など起こらないといった意味があります。
「無事に帰りつく」「無事に過ごしていますのでご心配なく」「どうやら無事にたどり着いたようだね」などと使います。
「変わりなく」【かわりなく】
「変わりなく」とは様子や状態が以前と同じである、変化なし、という意味で使います。
「我々は変わりなくやっているよ」「あの会社は今も変わりなく存続している」「特に変わりなく、過ごしております」という風に使います。
「異常なし」【いじょうなし】
「異常」とはいつもとは違うこと、普通とは違うこと、という意味で使う言葉です。
「異常なし」とはいつも通りである、変わりないという意味です。
「今日も特別な異常なし」「こちらの様子に、異常はない」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「恙無く」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「恙無く」とは異常がない、無事でという意味で使います。
日常的な会話で使うことはそれほどないかもしれませんが、言葉の意味をしっかり覚えておきましょう。
文章、手紙などでさらりと「恙無く」と使いますと素敵です。