「緊迫」とは?意味や使い方!例文や解釈
「緊迫」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「緊迫」という言葉を使った例文や、「緊迫」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「緊迫」とは?
- 「緊迫」の英語と解釈
- 「緊迫」の表現の使い方
- 「緊迫」を使った例文や短文など
- 「緊迫」の類語や類義語・言い換え
「緊迫」とは?
「緊迫」という言葉を知っているでしょうか。
ニュースなどで「緊迫した場面」を見たことがあるかもしれません。
一方で、「緊迫」という言葉を、まるで知らない人もいるでしょう。
そこで「緊迫」という言葉の意味を紹介します。
- 「緊迫」の読み方
- 「緊迫」の意味
「緊迫」の読み方
「緊迫」は「きんぱく」と読みます。
特に難しい言葉は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「緊迫」は「きんぱく」と読みましょう。
「緊迫」の意味
「緊迫」という言葉の意味を紹介します。
「緊迫」には、「状況の流れがひどく差し迫ること」という意味があります。
「緊迫した場面」は情勢がひどく差し迫る場面という意味があります。
電線の上に上り、降りられなくなった野生動物などを救出する映像が、ニュースなどで流れる場面があります。
野生動物の生命の危機がひどく差し迫った場面のため、「緊迫の場面」と表現できます。
このように、「緊迫」には、「状況の流れがひどく差し迫ること」という意味があります。
「緊迫」の英語と解釈
「緊迫」を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「緊迫」は英語で、“tension”になります。
“tension”には「緊張」「緊迫」という意味があります。
「テンション」というカタカナ語としても知られています。
また「緊迫」は“strain”という英語でも表現できます。
“strain”は「過労」「緊迫」といった意味があります。
このように「緊迫」を英語にしたい時は、“tension”、“strain”などの英語を使ってみましょう。
「緊迫」の表現の使い方
「緊迫」はどのような使い方をすればいいでしょうか。
「緊迫」には「情勢がひどく差し迫ること」という意味があります。
例えばビジネスシーンで、仕事の納期が近くなり、ひどく差し迫っていると感じた時、「仕事が緊迫している」などと言いましょう。
このように、情勢がひどく差し迫る時に、「緊迫」という言葉を使ってみましょう。
「緊迫」を使った例文や短文など
続いて「緊迫」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「緊迫」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「緊迫」を使った例文1
- 「緊迫」を使った例文2
「緊迫」を使った例文1
「登山中にクマと出会った時の『緊迫』感が忘れられない」
この例文は、登山中にクマと対峙してしまった人が、その時の様子を思い出して、ひどく差し迫った感じが忘れられないと語っている文章になります。
このように、今すぐに大変な事態が起こりそうな時、「緊迫」という言葉を使います。
今にもクマに襲われるかもしれない、クマにけがをさせられるかもしれないなどと、切迫している様子が伝わってきます。
「緊迫」を使った例文2
「別れ話をしているカップルの間に、『緊迫』した空気が流れる」
この例文のように別れ話をしているカップルの間には、差し迫って緊張した雰囲気が流れるかもしれません。
どちらかが逆上するかもしれませんし、お互いがエキサイトして、殴り合いのような状況になるかもしれません。
また一瞬後には、どちらかがその場を立ち去り、そのまま二度と会わないかもしれません。
このように別れ話をしているカップルの間には、きっと「切迫」した空気が流れるでしょう。
「緊迫」の類語や類義語・言い換え
「緊迫」の類語や類似表現を紹介します。
「緊迫」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「緊張」【きんちょう】
- 「差し迫る」【さしせまる】
- 「切迫」【せっぱく】
- 「危急」【ききゅう】
- 「緩急」【かんきゅう】
- 「焦眉」【しょうび】
- 「足下に火が付く」【あしもとにひがつく】
- 「一刻を争う」【いっこくをあらそう】
「緊張」【きんちょう】
「緊張」には、「今にも事が起こりそうな形勢になること」という意味があります。
「緊張状態が続く」という時は、今にも事が起こりそうな形勢が続くことになります。
国際情勢が悪くなった時、「緊張状態」などと呼ばれることがあります。
「差し迫る」【さしせまる】
「差し迫る」という言葉には、「ことが起こりそうな状態になること」という意味があります。
「差し迫った情勢」という時、何かが起こりそうな情勢になったという意味があります。
「切迫」【せっぱく】
「切迫」という言葉には、「今にも事件が起こりそうになること」という意味があります。
「切迫した空気」という言葉には、今にも事件が起こりそうな空気という意味があります。
「切迫した場面」「切迫した様子」などという使い方をします。
「危急」【ききゅう】
「危急」という言葉を知っているでしょうか。
「危急」には、「危険や災難が迫っていること」という意味があります。
「危急存亡の危機」という言葉には、危険や災難が迫っていて、国や会社などの存亡の危機だという意味があります。
「緩急」【かんきゅう】
「緩急」という言葉があります。
「緩急」には、「差し迫ったこと」という意味があります。
この場合の「緩」には、特に意味がないため、「急」の意味のみが採用されています。
「焦眉」【しょうび】
「焦眉」という言葉には、「危険が迫ること」という意味があります。
火が眉毛を焦がすほど差し迫る様子を、「焦眉」と言います。
「足下に火が付く」【あしもとにひがつく】
「足下に火が付く」という言葉をしっているかもしれません。
「足下に火が付く」には、「危機が差し迫って、落ち着いていられなくなる」という意味があります。
例えば、「他人事だと思っていたら、足元に火が付いた」という時は、ある危機を他人事と感じていたのに、自分の問題になってきたため、落ち着いていられなくなるという意味があります。
「一刻を争う」【いっこくをあらそう】
「一刻を争う」という言葉には、「わずかな時間も無駄にできない」という意味や、「急を要する」という意味があります。
例えば時限爆弾装置を解除する時、わずかな時間も無駄にできないため、「時限爆弾の解除は一刻を争う」などと表現できます。
「緊迫」という言葉について見てきました。
情勢がひどく差し迫る様子を感じた時に、「緊迫」という言葉を使ってみましょう。