「屈辱」とは?意味や使い方!例文や解釈
「屈辱」という言葉は日常会話などでもわりと頻繁に使う機会が多いのではないでしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「屈辱」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「屈辱」とは?
- 「屈辱」の表現の使い方
- 「屈辱」を使った言葉と意味を解釈
- 「屈辱」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「屈辱」の反対語
- 「屈辱」の類語や類義語・言い換え
- 「屈辱」の英語と解釈
「屈辱」とは?
「屈辱」とは屈服させられて、辱めを受けることで、自分の面目を失い恥ずかしい思いをすることを言います。
- 「屈辱」の読み方
「屈辱」の読み方
「屈辱」と書いて「くつじょく」と読みます。
「屈辱」の表現の使い方
「屈辱」とは、相手の権力、力といったものに負けて、自分が恥ずかしい思いをすることを言います。
その為そのような思いをさせられた時は「この屈辱の恨みは忘れない」「屈辱を晴らしてやる」などと言います。
またすごく惨めで恥ずかしいといった気持ちにさせられた時は「何か、屈辱的~」「屈辱だなあ」などと言ったりもします。
「屈辱」を使った言葉と意味を解釈
「屈辱」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「屈辱的」
- 「屈辱を味わう」
- 「屈辱を晴らす」
「屈辱的」
「屈辱的」とは「屈辱」に感じられるさまを言います。
ですから、相手から何も言われたり、態度に出されたりしなくても、自分が相手に負けたと感じさせられたり「屈辱」だと思う時に使います。
「何だか屈辱的だわ」「屈辱的な負けだね」などと言います。
「屈辱を味わう」
「屈辱を味わう」とは「屈辱」を実際に経験して、その思いを十分に知ることを言います。
「実際に、屈辱を味わうことで、メンタルが強くなっていくのさ」と使います。
「屈辱を晴らす」
「屈辱を晴らす」とは自分が面目を失い、恥ずかしい思いをしたことを消して、すっきりさせる、満足させるということです。
名誉回復させる、評価を上げるといった行動が「屈辱を晴らす」ことで、相手に仕返しをするといったことではないのです。
「屈辱」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「屈辱」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「屈辱」を使った例文1
- 「屈辱」を使った例文2
「屈辱」を使った例文1
「こんな、屈辱を受けて私は絶対に許せないし、見返してやるわ」
「屈辱」とは、世間的に恥をかく、自分の名誉、対面を失う、評価を下げるという意味です。
そのような思いをさせられたら、腹が立ったり悔しかったりという気持ちになることでしょう。
「屈辱」を使った例文2
「相手の慇懃無礼な態度に、僕は屈辱感で悔しくてたまらなかった」
慇懃無礼な態度とは、表面的には丁寧に接するものの、実は相手を見下していることを言います。
そのような態度をとられれば、相手から辱めを受けたと感じますし「屈辱」だと思うことでしょう。
「屈辱」の反対語
「屈辱」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「雪辱」【せつじょく】
- 「名誉」【めいよ】
- 「栄誉」【えいよ】
「雪辱」【せつじょく】
「雪辱」とは恥をそそぐこと、受けた恥を次は自分が勝つことによって晴らすという意味でもあります。
主に試合、勝負ごとに使う言葉でもあります。
「これは、雪辱戦だ」「雪辱を果たすからな」などと使います。
「名誉」【めいよ】
「名誉」とは優れている、価値があると、認められることです。
また優れていると認められたことによって得たプライド、体面、面目といった意味でもあります。
「名誉は保たれた」「一家の名誉」「名誉に思う」「名誉を傷つける」など「名誉」という言葉はよく使われる言葉でもあります。
「栄誉」【えいよ】
「栄誉」とは、栄えある誉れという意味で、大変な名誉ということになります。
「栄誉ある役目ですよ」「栄誉を担って」「栄誉に輝くのは誰なんでしょうか」などと使います。
「屈辱」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「屈辱」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「汚辱」【おじょく】
- 「侮辱」【ぶじょく】
- 「赤恥」【あかはじ】
- 「恥辱」【ちじょく】
- 「汚名」【おめい】
「汚辱」【おじょく】
「汚辱」とは汚し、辱めることを言います。
「汚辱を受けたままでいいのか」「このような汚辱は我慢ならない」などと使います。
「侮辱」【ぶじょく】
「侮辱」とは日常的にもわりと使われることが多い言葉ですが、意味は相手を見下したり、言葉、態度、行動などによって相手に恥ずかしい思いをさせることを言います。
「すぐに、他人を侮辱する」「こんな侮辱を受けたのは初めてだ」「あなたのやっていることは侮辱罪になりますよ」「あれほどの侮辱を加えておきながら、冗談だったと言い訳するなんて信じられない男だ」などと使います。
「赤恥」【あかはじ】
「赤恥」とはひどい恥のことを言います。
「とんだ赤恥だよ」「あいつのせいで、赤恥をかかされた」という風に使います。
「恥辱」【ちじょく】
「恥辱」とは恥、辱めという意味です。
「恥辱を受ける」「このような恥辱は到底許せるものではない」などと言います。
「汚名」【おめい】
「汚名」とは不名誉な評判、悪名のことです。
「汚名返上しなければならない」「汚名を着せられたままでは嫌だ」などと使います。
「屈辱」の英語と解釈
「屈辱」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“humiliation”という単語を使います。
例文は“be humiliated”(屈辱を受ける)、“feel humiliated”(屈辱感を味わう)、“put up with an insult”(屈辱に耐える)などとなります。
いかがでしたでしょうか。
「屈辱」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「屈辱」とは屈服させられて辱めを受けることです。
自分の名誉、体面を失い恥ずかしい思いをすることですからいい意味はない言葉です。
人生において、できれば使いたくない言葉ではないでしょうか。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしていきましょう。