「足を向けて寝れない」の意味とは!類語や言い換え
日常会話で「足を向けて寝られない」という言葉を耳にすることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「足を向けて寝られない」とは?
- 「足を向けて寝られない」の類語や類似表現や似た言葉
- 「足を向けて寝られない」を使った例文や短文など
「足を向けて寝られない」とは?
「足を向けて寝られない」の概要について紹介します。
- 「足を向けて寝られない」の読み方
- 「足を向けて寝られない」の意味
- 「足を向けて寝られない」の由来
「足を向けて寝られない」の読み方
「足を向けて寝られない」は「あしをむけてねれない」と読みます。
非常にシンプルな言葉ですので覚えておきましょう。
「足を向けて寝られない」の意味
「足を向けて寝られない」の意味は「大変お世話になった人や恩人に対して強く感謝をしていて、失礼なことは絶対にできないと思う気持ち」ということです。
自分が非常に困っている時に力を貸してくれたり助けてくれた恩人に対して、常に感謝している気持ちを表します。
恩返ししようにもできるレベルではなく、自分の力ではとても解決するのが無理だと思う様な状態から救い出してくれた人に対して使われます。
「足を向けて寝られない」の由来
「足を向けて寝られない」の由来は、「人に足の裏を見せることは失礼に当たる」ということから来ています。
足の裏は地面を踏みつける部位ですので、最も「汚れた場所」になります。
その足の裏を人に見せるのは失礼なことであり、とりわけ恩人に対して足を見せるのは失礼な行為になります。
つまり、その恩人がいる方角に足を向けて寝るということは恩知らずということになるのです。
「足を向けて寝られない」は、起きている時はもちろん、寝ている時にも恩人への感謝や敬意を忘れないという意味で使われているのです。
「足を向けて寝られない」の類語や類似表現や似た言葉
「足を向けて寝られない」の類語を紹介します。
- 「頭が上がらない」【あたまがあがらない】
- 「恩に着る」【おんにきる】
「頭が上がらない」【あたまがあがらない】
「相手が自分より立場が上で、対等に付き合えないこと」という意味です。
自分よりも目上の人や立場が上の人に逆らえない時や、相手に世話になったり引け目を感じたりして謙虚にならざる負えない時の表現です。
「恩に着る」【おんにきる】
「相手から受けた恩に対して感謝すること」という意味で、「着る」は「自分の身に受ける」という意味で使われています。
「足を向けて寝られない」を使った例文や短文など
「足を向けて寝られない」を使った例文を紹介します。
- 「足を向けて寝られない」を使った例文1
- 「足を向けて寝られない」を使った例文2
「足を向けて寝られない」を使った例文1
「世話になった社長に対してとても足を向けて寝られない」
入社面接から仕事まで、社長に世話になった人のセリフです。
フリーターや訳ありなどの理由があるにもかかわらず信用して採用してくれたことに対する感謝の意を表しています。
「足を向けて寝られない」を使った例文2
「ここまで育ててくれた監督に足を向けて寝られない」
部活で監督に指導され、大きな大会で優勝するなど良い成績をあげた選手のセリフです。
「足を向けて寝られない」は「大変お世話になった人や恩人に対して強く感謝をしていて、失礼なことは絶対にできないと思う気持ち」という意味です。
常に感謝している人に対して使いましょう。