「顧慮」の意味とは!類語や言い換え
「顧慮」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「顧慮」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「顧慮」とは?
- 「顧慮」の表現の使い方
- 「顧慮」を使った例文と意味を解釈
- 「顧慮」の類語や類義語・言い換え
「顧慮」とは?
「顧慮」とは、(ある事を考えて)気にかけること、心配することを言います。
- 「顧慮」の読み方
「顧慮」の読み方
「顧慮」と書いて「こりょ」と読みます。
「顧慮」の表現の使い方
「顧慮」とは気にかけること、心配することという意味で使います。
例えば「他の者を顧慮する余裕など今の彼にはないだろう」でも「私は、周囲の人の思いを顧慮するゆとりがない状態だ」という風に人のこと、自分のことどちらにも使うことができます。
「顧慮」を使った例文と意味を解釈
それでは「顧慮」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「顧慮」を使った例文1
- 「顧慮」を使った例文2
「顧慮」を使った例文1
「彼女の家庭の事情を顧慮して、無理な勤務はさせていなかったつもりだ」
「顧慮」とは相手のことをしっかり考えた上で気にかける、心配するという意味です。
家庭の事情を考えた上で無理な勤務はさせていないというのは「顧慮」ということになります。
「顧慮」を使った例文2
「彼は結局、自己中の我儘なのよ。彼女のことを全然、顧慮していないもの。別れた方がいい!」
相手のことを好きとか大切だとか口では言っても、結局は自分のことしか考えていない人がいます。
それは相手のことを「顧慮」せず自分の我儘だけを通していると言われても仕方がないでしょう。
「顧慮」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「斟酌」【しんしゃく】
- 「配慮」【はいりょ】
- 「心遣い」【こころづかい】
- 「加味」【かみ】
「斟酌」【しんしゃく】
「斟酌」とは相手の事情、心情などをくみ取ること、手加減をすることなどを言います。
「相手の立場を斟酌してこのような処分となった」「優しい先生なので、採点に斟酌を加えてくれた」などと使います。
「配慮」【はいりょ】
「配慮」とは心を配ること、他人や他のことの為に気を使うことを言います。
「あの男は配慮が足りないから人望がない」「相手の立場を配慮してこのような組み合わせにしました」という風に使います。
「心遣い」【こころづかい】
「心遣い」とは物事が上手くいくように気を使うことを言います。
「お心遣いに感謝する」「心遣いが自然とできる人は素敵だ」などと使います。
「加味」【かみ】
「加味」とはある物事の上にさらに付け加えることを言います。
「出席や提出物ができていることを加味した上での成績です」「努力は加味してもらえないのですか」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「顧慮」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「顧慮」とはある事をしっかり考えた上での、気配りや心配することを言います。
それでは言葉の意味を正しく理解して使っていきましょう。