「リスクを負う」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「リスクを負う」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「リスクを負う」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「リスクを負う」とは?
- 「リスクを負う」と「リスクは取る」の違い
- 「リスクを負う」の表現の使い方
- 「リスクを負う」を使った例文と意味を解釈
- 「リスクを負う」の類語や類義語・言い換え
「リスクを負う」とは?
「リスクを負う」というのは何かをするにあたり、危険があるという意味になります。
危ない目に遭う、危険に立ち向かう、などと表現されることもあり、リスクを侵す、と言われることもあります。
それ以外にも、損失や危難が発生する可能性があることを承知した上で取り組む、という意味を持つこともあります。
自分から未開拓の分野に突き進んでいきたいと思う時、「リスクを負う」ことがありますね。
- 「リスクを負う」の読み方
「リスクを負う」の読み方
「リスクを負う」は「りすくをおう」と読みます。
特にビジネスでよく使われる表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「リスクを負う」と「リスクは取る」の違い
「リスクを取る」という表現を知っているでしょうか。
これは「リスクを負う」とは若干の違いがあります。
「リスクを取る」というのは敢えて危険に挑むということであり、問えばリスクがあると分かっていながら脱サラして喫茶店を開く、などという時に使えます。
脱サラした喫茶店を開くという事は、サラリーマンとして安定していた収入を失うということですよね。
喫茶店をすれば自営業として儲かるかもしれませんが、お客さんが全然来なければ閉店しなければいけない可能性もあります。
会社であれば倒産する可能性は低いですが、自営業の喫茶店が閉店するというのは珍しいことではありません。
しかしそのようなリスクがあってもやってみたいと感じる時、それは「リスクを取る」といえます。
「リスクを負う」の表現の使い方
「リスクを負う」というのは危険があるときに使われる表現です。
例えば、本屋さんは出版社からの本を置き、販売しますが、売れなかった本は出版社に返却が可能です。
ただし、一部の出版社はそのようなシステムを認めておらず、本屋さんが出版社からそのような本を買い取り、それを販売するという形になります。
この方法では、本屋さんは売れなかった本を自己負担しなければいけないという「リスクを負う」ことになるため、このようなやり方を好まないと言われています。
あるいは、病気になって化学治療などを受けることになれば副作用の「リスクを負う」ことになりますよね。
このような時に「リスクを負う」と表現できます。
「リスクを負う」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「リスクを負う」を使った例文1
- 「リスクを負う」を使った例文2
「リスクを負う」を使った例文1
「この治療を開始すれば、副作用のリスクを負います」
ガンなどを治療する場合、どうしても吐き気やめまい、発熱などのリスクが出てくるでしょう。
もしも科学的な治療を受けることになれば、髪の毛が抜けてしまうなどというリスクもあります。
身体的にも大きな負担となるため、本当にこの治療に耐えられるかどうか話し合いがなされます。
「リスクを負う」を使った例文2
「ネットビジネスは万が一失敗してもリスクを負いません」
最近は副業をしているという人も多いのではないでしょうか。
その中でも特にネットビジネスが人気を呼んでいますよね。
ネットビジネスは何かあっても例えば金銭的な代償などという「リスクを負う」必要がありません。
仮にうまくいかなかったとしても、大きなリスクがないのです。
そのため、様々な人にネットビジネスが普及しているのだと言えるでしょう。
「リスクを負う」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「危険に立ち向かう」【きけんにたちむかう】
- 「危ない目に遭う」【あぶないめにあう】
「危険に立ち向かう」【きけんにたちむかう】
「危険に立ち向かう」というのは危険があることに挑戦する、という意味になります。
危険を承知で何かする場合にこの表現が使えます。
「危ない目に遭う」【あぶないめにあう】
「危ない目に遭う」というのは「危険な場面に遭遇する」、という意味になります。
例えば、子供を危ない目に合わせてしまう、などという表現をしますよね。
「目に遭う」という表現には体験するという意味があり、一般的に好ましくないことについて言われます。
「リスクを負う」という表現は日常的にも使える言葉ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「リスクを取る」との違いも併せて知っておきたいですね。