「ローリスク・ローリターン」とは?意味や使い方!例文や解釈
「ローリスクローリターン」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「ローリスクローリターン」という言葉を使った例文や、「ローリスクローリターン」の類語を紹介して行きます。

目次
- 「ローリスクローリターン」とは?
- 「ローリスクローリターン」の類語や反対語
- 「ローリスクローリターン」を使った例文や短文など
「ローリスクローリターン」とは?

みなさんは「ローリスクローリターン」という言葉を知っているでしょうか。
最近、「ローリスクローリターン」の投資を始めたという人がいるかもしれません。
一方で、「ローリスクローリターン」という言葉をまるで知らないという人もいるでしょう。
そこで「ローリスクローリターン」という言葉の意味を紹介します。
- 「ローリスクローリターン」の英語
- 「ローリスクローリターン」の意味
- 「ローリスクローリターン」の意味2
「ローリスクローリターン」の英語
「ローリスクローリターン」は、カタカナ語で、元になる言葉は英語になります。
「ローリスクローリターン」は英語で、“low risk low return(ローリスクローリターン)”と言います。
“low risk low return”をカタカナ語にしたものが「ローリスクローリターン」だと覚えておきましょう。
「ローリスクローリターン」の意味
「ローリスクローリターン」にはどのような意味があるでしょうか。
「ローリスクローリターン」には、「損失が発生する危険性は低いものの、高収益が発生することも少ない」という意味があります。
主に投資に使われる言葉で、「ローリスクローリターンの投資」という場合は、「リスクが低く、さらに収益も少ない投資」という意味があります。
例えば銀行に預金することは、元本割れのリスクはなく、銀行が破たんしてもある程度の預金は保証されるため、「ローリスク」と言えます。
ただし、収益は少なく、それほど儲かる投資法ではないため、「ローリターン」になります。
このように銀行への預金のように、安全だが、収益がそれほど見込めない投資を「ローリスクローリターンの投資」と呼ばれます。
「ローリスクローリターン」の意味2
「ローリスクローリターン」は投資に使われる言葉ですが、一般的にも使える言葉です。
恋愛の場面でも、「ローリスクローリターン」という言葉を冗談めかして使えます。
例えばある女性が、A君とB君、二人の男性が気になっています。
A君は、イケメンで大好きだけれど、ライバルが多く、フラれた時のショックも大きそうだと予想できます。
一方B君は、優しいけどイケメンではなく、恋愛のライバルも少ないし、フラれた時は「冗談だよ」などと、適当にごまかせそうです。
しかし、A君に比べると胸のときめきはありません。
この場合のB君は告白するリスクが少ないため、「ローリスクな相手」、さらに告白が成功しても、それほど喜びがないため、「ローリターンな相手」と言えます。
このような時、「B君は『ローリスクローリターン』だ」などと表現できます。
「ローリスクローリターン」の類語や反対語

「ローリスクローリターン」の類語や類似表現を紹介します。
「ローリスクローリターン」と似た意味を持つ言葉や、反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「ハイリスク」【はいりすく】
- 「ハイリターン」【はいりたーん】
- 「ハイリスクハイリターン」【はいりすくはいりたーん】
「ハイリスク」【はいりすく】
「ハイリスク」は投資で使うことが多い言葉で、「損失を被る危険が高い」という意味があります。
「ハイリスクな金融商品」は、資産を失うリスクが大きな商品と言えます。
一般的にも「ハイリスク」という言葉は使われることが多く、受験の際にも「不合格になる可能性が高い学校を選ぶ時」を「ハイリスクな選択」などと言います。
「ハイリターン」【はいりたーん】
「ハイリターン」も投資に使われる機会が多い言葉です。
一度の投資で高収益を得られる金融商品は「ハイリターンな商品」などと言われます。
「ハイリスクハイリターン」【はいりすくはいりたーん】
「ハイリスク」と「ハイリターン」が合わさった言葉で、「ローリスクローリターン」の反対の意味の言葉があります。
「ハイリスクハイリターン」には、「損失を被る危険性が高い一方で、高収益を得ることもある」という意味があり、そのような投資方法に対して使われます。
例えば株式投資は「ハイリスクハイリターン」な商品のひとつです。
株式投資は、購入した銘柄が紙くずになり、資産がゼロになるリスクがあるため、「ハイリスクな投資」と言えます。
一方で、数週間で資産が十倍になる可能性もある「ハイリターン」な商品になります。
株式投資以外でもFXや不動産投資などは、「ハイリスクハイリターン」な商品と言えます。
初心者がいきなり手を出してはいけない投資が多くなっています。
「ローリスクローリターン」を使った例文や短文など

「ローリスクローリターン」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「ローリスクローリターン」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「ローリスクローリターン」を使った例文1
- 「ローリスクローリターン」を使った例文2
「ローリスクローリターン」を使った例文1
「銀行預金は『ローリスクローリターン』の投資の代表格だ」
この例文のように「ローリスクローリターン」の投資の代表格が、銀行預金になります。
銀行預金は、金利が低いため、普通預金の場合は、利率が「001%」前後と、とても低くなっています。
ほとんど資産が増えることはありませんが、元本保証があるため、リスクもほとんどありません。
長期の定期預金にすれば、利率が「02%」など、普通預金よりも高くなるため、少しだけリターンが増えます。
銀行によって利率が違うため、銀行預金をする時は、各銀行の利率を比較してみましょう。
「ローリスクローリターン」を使った例文2
「『ローリスクローリターン』の投資を探し、個人向け国債を選んだ」
この例文のように個人向け国債も、「ローリスクローリターン」の投資の代表格です。
国が発行している個人しか購入できない債権を「個人向け国債」と呼びます。
元本保証があるため「ローリスク」で、利率が「05%」付く商品があるなど、銀行預金に比べるとリターンも大きい傾向がありますが、株式投資などに比べれば「ローリターン」と言えます。
「ローリスクローリターン」という言葉について見てきました。
危険性は低いものの、収益もそれほど見込めない投資などを表現したい時に、「ローリスクローリターン」という言葉を使ってみましょう。