「怒声」とは?意味や使い方!例文や解釈
「怒声」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「怒声」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「怒声」とは?
- 「怒声」の表現の使い方
- 「怒声」を使った言葉と意味を解釈
- 「怒声」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「怒声」の反対語
- 「怒声」の類語や類義語・言い換え
- 「怒声」の英語と解釈
「怒声」とは?
「怒声」とは怒った声、怒り声のことを言います。
- 「怒声」の読み方
「怒声」の読み方
「怒声」と書いて「どせい」と読みます。
「怒声」の表現の使い方
「怒声」とは怒った声、怒り声のことですから、意味合いとしてはいい言葉とは言えないでしょう。
使い方としては「父の怒声が家中に響いた」「会場は怒声で、何とも言えない怖い雰囲気だった」という風に使います。
「怒声」を使った言葉と意味を解釈
それでは「怒声」を使った言葉をいくつか紹介しながら意味の解説を見ていきましょう。
実際に使う時の参考にしてみてください。
- 「怒声を発する」
- 「怒声を浴びる」
- 「怒声を上げる」
「怒声を発する」
「怒声を発する」とは怒鳴る、大声を上げるといった意味で使います。
「発する」とは外へあらわれでる、考え、命令など言葉を口から出すという意味があります。
「彼は怒声を発するが、彼女は慣れているのか知らぬ顔だった」「社長が怒声を発する」などと使います。
「怒声を浴びる」
「浴びる」とは体全体にかぶる、受ける、言葉を受けるという意味があります。
つまり「怒声を浴びる」とは「怒鳴られる」「大声で言われる」といった意味になるのです。
「今日もまた上司の怒声を浴びることになりそうだ」「怒声を浴びながらじっと耐えるよりなかった」という風に使います。
「怒声を上げる」
「怒声を上げる」の「上げる」とは大きな声を発するという意味で使う言葉です。
「怒声を上げる」と怒って、大きな声を出すということになります。
「彼が部屋の前で怒声を上げるが、絶対に出る気はない」「我を忘れて怒声を上げる」などと言います。
「怒声」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「怒声」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「怒声」を使った例文1
- 「怒声」を使った例文2
「怒声」を使った例文1
「今日もキッチンで料理長の怒声が響いている」
「怒声」とは怒った声、怒鳴る声、大きな声で怒るといった意味がある言葉です。
それが響くとは、大きく聞こえるという意味ですから相当に大声で怒っていることがわかります。
「怒声」を使った例文2
「気に入らないことある度に怒声を上げるなんて、何て下品な女なの」
「怒声」とは怒った声であり「上げる」は大きな声を出すという意味です。
自分の思い通りにならないことがあると、起こって大声を出すということですから、男性、女性関係なく上品な行動とは言えないでしょう。
「怒声」の反対語
「怒声」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「笑声」【しょうせい】
- 「歓声」【かんせい】
- 「囁き声」【ささやきごえ】
「笑声」【しょうせい】
「笑声」とは漢字の通り、笑い声、笑っている声のことを言います。
「教室では可愛らしい笑声が響いている」「彼女の笑声が外まで聞こえてきた」という風に使います。
「歓声」【かんせい】
「歓声」とは喜んであげる大きな声という意味になります。
同じ大きな声ですが「怒声」とは怒ってあげる大きな声ですから反対の言葉として当てはまるのではないでしょうか。
「わあっと歓声があがった」「歓声がすごくて、歌手の声がまったく聞こえないよ」「歓声に包まれる」などと使います。
「囁き声」【ささやきごえ】
「囁き声」とは声をひそめる、小さい声という意味になります。
「彼女の囁き声が心地良い」「囁き声が聞こえてきた」という風に使います。
「怒声」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「怒声」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「怒号」【どごう】
- 「咆哮」【ほうこう】
- 「怒鳴る」【どなる】
- 「大声を上げる」【おおごえをあげる】
- 「吠える」【ほえる】
「怒号」【どごう】
「怒号」とは怒って大声で叫ぶことを言います。
「会議は怒号に包まれて、結局結論は出ないままに終わった」「怒号が飛び交っている」という風に使います。
「咆哮」【ほうこう】
「咆哮」とは太い声で吠えること、獣などが猛り吠えるという意味です。
「咆哮が響いた」という風に使います。
「怒鳴る」【どなる】
「怒鳴る」とは大声で言うこと、叫ぶこと、大声で叱るといった意味があります。
「親に怒鳴るとは、何て奴だ」「旦那様にそんなに怒鳴るなんて。
近所に響いているし、みっともないわよ」「今日も隣の爺さんは庭で何かを怒鳴っている」などと使います。
「大声を上げる」【おおごえをあげる】
「怒声」を簡単に言えば「大声を上げる」という言葉になります。
大声を出す時というのは、良くも悪くも感情が高ぶっている時が多いでしょう。
「彼は我慢ができないと大声を上げるところがある」「そんなに大声を上げなくても皆に聞こえているよ」「すぐに大声を上げるのは悪い癖だよ」などと使います。
「吠える」【ほえる】
「吠える」とは犬や獣などが威嚇などの為に大声で鳴くことを言いますが、人間においても使う言葉です。
その際の意味としては怒鳴るとかわめくといったことになります。
「部長が今日も吠えてたよ、ほんとパワーが有り余っている奴だな」「そんなに吠えるな」「何をそんなに吠えることがある?ちょっとは落ち着けよ」などと使います。
「怒声」の英語と解釈
「怒声」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“an angry voice”と言います。
例文は“vent one's anger”(怒声を浴びせる)、“make an angry growl”(怒声をあげる)、“Angry voices flew about”(怒声が飛び交った)などと言います。
いかがでしたでしょうか。
「怒声」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「怒声」とは漢字の通り、怒った声のことを言います。
「怒声を上げる」は怒鳴ることで「怒声を浴びる」は怒鳴られることという意味も併せて覚えておきましょう。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。