「意識高い系」とは?意味や言い換え!例文と解釈
最近ネットなどで「意識高い系」という言葉を見掛けますが、どの様な意味なのでしょうか。
具体例や類語なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「意識高い系」とは?
- 「意識高い系」の具体例
- 「意識高い系」の表現の使い方
- 「意識高い系」を使った例文と意味を解釈
- 「意識高い系」の類語や類義語・言い換え
「意識高い系」とは?
「意識高い系」の概要について紹介します。
- 「意識高い系」の読み方
- 「意識高い系」の意味
「意識高い系」の読み方
「意識高い系」は「いしきたかいけい」と読みます。
「系」を外さない様にしましょう。
「意識高い系」の意味
意識高い系とは「自分磨きを盛んにしたり、周囲に自分の価値をアピールするが、実際には大したことがない人」という意味です。
元々は就活に意欲を燃やす大学生を表すスラングでしたが、最近では社会人に対しても使われます。
「本当に実力があり、意欲も持っている人」は「意識が高い人」と言います。
「系」は「部門」や「分類」という意味で「系列」や「系統」などに使われています。
つまり「意識高い系」は「実力があり、意欲があるという分類に近い人」という意味で使われていて、純粋に「意識が高い人」ではないのです。
「意識高い系」の具体例
「意識高い系」の具体例は「自分の過去の栄光を自慢したがる」「知り合いに地位の高い人や有名人がいることを自慢する」「人から自分がどの様に思われているかを気にする」「人と比較して自分がどのレベルにいるのかを気にする」などがあります。
いずれも本人の実力とは関係のないことで、真に能力のある人ならば気にしないことばかりです。
「意識高い系」の表現の使い方
「意識高い系」は一般的な内容の時には「意識高い系男子」「意識高い系女子」などのくくりで使われます。
「意識高い系男子の特徴」など、そのジャンルの属性として使われるのです。
個人に対して使われるときには「あの人は意識高い系だ」になります。
いずれにしても、言うことや態度は立派なのですが、中身や結果が伴っていないことが多く、社会人として不十分であるという良くない意味で使われます。
「意識高い系」を使った例文と意味を解釈
「意識高い系」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「意識高い系」を使った例文1
- 「意識高い系」を使った例文2
「意識高い系」を使った例文1
「彼女は意識高い系だから自分よりレベルの高い人しか相手にしない」
常に向上心があり、人間関係も自分より地位や名誉の高い人と積極的に付き合おうとします。
同じレベルの人や年下の人をないがしろにするところがあり、周囲の人から冷めた目で見られていることを表しています。
「意識高い系」を使った例文2
「今度の新人は意識高い系なので実力以上の仕事をしたがる」
新卒で入社してきた人材が、「できる」「やれる」と思い込んでいて、最初から高いレベルの仕事をしたがります。
「こんなに勉強している」というアピールをするのですが、仕事は知識だけではなく人間関係などの経験も必要なので、まだまだ重要な仕事は任せられません。
「意識高い系」の類語や類義語・言い換え
「意識高い系」の類語を紹介します。
- 「プライドが高い」【ぷらいどがたかい】
- 「自意識過剰」【じいしきかじょう】
「プライドが高い」【ぷらいどがたかい】
「自尊心が高く、自分を信じて行動する人」のことです。
英語で“pride”とは「誇り」のことで、「誇り高い」というのは決して悪い意味ではありません。
元々は自分が人に対して「誇れるもの」を持っていて、それを守る為に努力をしている人を意味します。
ところが日本では「プライド」というと「自己愛」と取り違えることが多く、「自分勝手」という意味で使われるので悪いイメージがあるのです。
「自意識過剰」【じいしきかじょう】
「他人が自分をどう見ているのかを気にしすぎること」という意味です。
人からの評価が気になり、良く思われる為に自分を偽ることもあります。
「意識高い系」は「自分磨きを盛んにしたり、周囲に自分の価値をアピールするが、実際には大したことがない人」という意味です。
スラングを知っているつもりでうっかり人に対して使わない様にしましょう。