「意識高い」とは?意味や使い方!例文や解釈
最近ネットや日常会話で「意識高い」という言葉を耳にします。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「意識高い」とは?
- 「意識高い」の表現の使い方
- 「意識高い」を使った言葉と意味を解釈
- 「意識高い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「意識高い」の反対語
- 「意識高い」の類語や類義語・言い換え
- 「意識高い」の英語と解釈
「意識高い」とは?
「意識高い」の概要について紹介します。
- 「意識高い」の読み方
- 「特定のものごとに対して強く意識して行動している」の意味
- 「思想や理念をしっかり理解できている」の意味
- 「意識高い」の語源や由来
- 「意識高い」と「意識高い系」の違いとは
「意識高い」の読み方
「意識高い」は「いしきたかい」と読みます。
日本語的には「意識が高い」なのですが、スラングとして使われる時には「意識高い」と一語の形容詞形になります。
「特定のものごとに対して強く意識して行動している」の意味
あるジャンルのものごとについて、自分がどの様に行動するべきなのかを常に考えていることを言います。
どうすればベストな状態を保てるのか、どうすれば自分をより高められるのかを考えながら行動する人に対して「意識高い」と言うのです。
「思想や理念をしっかり理解できている」の意味
何かの目的で集まったり行動する時に、その思想や理念をしっかり理解していることを言います。
自分が何を期待されているのかを分り、それに見合う様に行動したり結果を求めようとします。
集団において根幹となる人材を「意識高い」と言うのです。
「意識高い」の語源や由来
「意識高い」の語源は、2000年代の就活用語として流行した「意識が高い学生」からきてます。
元々は自己アピールとして「能力の高さ」「知識や経験の豊富さ」を表す良い意味の言葉でした。
しかしSNSやツイッターが普及すると、ネット上で自己アピールをする人が増えて、第三者から見て「自己顕示欲が強い」というイメージを持たれる様になります。
それに連れて「意識が高い学生」から「意識高い」という形容詞に変化して、段々と皮肉の意味で使われる様になりました。
「意識高い」と「意識高い系」の違いとは
「意識高い」が使われる言葉に「意識高い系」があります。
この2つは関連語ではありますが、意味に大きな違いがあります。
「意識高い」は「常に高いパフォーマンスを心がける人」のことです。
努力を怠らないので、それに見合う評価も得ています。
「意識高い系」は「自分のことを『意識高い』と言う人」や、「周囲に対して『意識高い』というアピールをする人」のことを言います。
口に出して言っても行動が伴わず、たいした評価をされません。
「意識高い系」は、人から「意識高い」と言われたい為に少しでも他人と違っている点があればアピールして良くみられたいと思っている人のことを言うのです。
語源である「意識が高い学生」のうちの、実力が伴わなかった人達がジャンル分けされたもの、と思いましょう。
「意識高い」の表現の使い方
「意識高い」の使い方を紹介します。
- 基本的に良い意味で使う
- 目立つ人に対してではない
基本的に良い意味で使う
「意識高い」は、自分の為に努力を怠らない人に対して使われる良い意味の言葉です。
「あの人意識高い」と言うと、他の人にはない意欲を持っていることになります。
「意識高い」を悪い意味で使う時には「意識高い(笑)」としたり、「意識高い系」という表現を使います。
目立つ人に対してではない
「意識高い」は、自分の為に努力をする人に対して使われる言葉です。
目立つ活躍をしたり成功する人ではなく、地味でも目的を達成する為にベストな方法を選択したり、趣旨を理解して行動する人に対して使われます。
「意識高い」を使った言葉と意味を解釈
「意識高い」を使った言葉と意味を解釈します。
- 「意識高い人」
- 「美意識高い」
- 「意識高過ぎ」
「意識高い人」
目標や自分の成長の為に、積極的に様々なものごとにチャレンジする人のことを言います。
地味な仕事や辛い仕事でも自分の成長になると思い、出来る限りの努力をします。
それを周囲にひけらかすのではなく、黙ってスキルを積み重ねていく姿勢の人に対して「意識高い人」と言うのです。
「美意識高い」
人だけではなく、あらゆるものに対しての美を追求する人に対して使われます。
美しいものを愛し、自分を磨いたり美しい人やものを求めて行動する人のことを言います。
美に対して強いこだわりがあり、かなり頑固な理想を持っています。
「意識高過ぎ」
自分を高めることを追求するあまりに、周囲の人が窮屈だと感じてしまう人に対して使われます。
本来「意識高い」は他の人には真似できない意志を持って行動する良い意味を表しています。
ところがその気持ちが強過ぎて周囲との協調性が失われてしまったり、人に自分の考えを強要する態度が見られることを言います。
「意識高い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「意識高い」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「意識高い」を使った例文1
- 「意識高い」を使った例文2
「意識高い」を使った例文1
「彼は意識高いから毎日仕事が終わってから勉強している」
今の仕事を極めたいと思う気持ちがあり、仕事が終わってからセミナーに通ったり、自己啓発本を購入して勉強を続けている人であることを表します。
「意識高い」を使った例文2
「彼女は意識高いから一緒に仕事すると大変だよ」
やる気がある努力家の女性と一緒に仕事をすると、比較されてしまいこちらの方がやる気がない様に思われてしまうことを表しています。
「意識高い」の反対語
「意識高い」の反対語を紹介します。
- 「意識低い」
- 「覇気がない」
「意識低い」
「意識高い」の対語として使われているスラングです。
意味は「意欲が低い」「やる気がない」など「意識高い」の対極です。
「覇気がない」
「自分から進んでものごとに取り組もうとする意欲がないこと」「野心がないこと」という意味です。
「意識高い」の類語や類義語・言い換え
「意識高い」の類語を紹介します。
- 「意気込み」
- 「気負い」
- 「向上心」
「意気込み」
「自分から積極的に行動しようと思う気持ちのこと」という意味です。
「気負い」
「今度こそ頑張ろう」「自分しかいない」と張り切る気持ちのことです。
「向上心」
「現在の状況に満足せずに、更なる高め身を目指す気持ち」のことです。
「意識高い」の英語と解釈
“She is a go-getter.”
「彼女は意識高いね」になります。
“go-getter”は「積極的に頑張る人=意識高い人」という良い意味です。
「意識高い」は「特定のものごとに対して強く意識して行動している」「思想や理念をしっかり理解できている」という意味です。
常に高みを目指している人に対してほめ言葉として使ってみましょう。