「意識」とは?意味や使い方!例文や解釈
「意識」とは、「心が何らかの対象を知覚したりイメージしたりしている時の状態」や「眠っておらず心が覚醒している状態」を意味する言葉です。
「意識」の「意味・読み方・語源や由来・使い方・意識を使った言葉・例文と解釈・反対語・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「意識」とは?
- 「意識」の表現の使い方
- 「意識」を使った言葉と意味を解釈
- 「意識」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「意識」の反対語
- 「意識」の類語や類義語・言い換え
- 「意識」の英語と解釈
「意識」とは?
「意識」という表現は、「心が何らかの対象を知覚したり表象(イメージ)したりしている時の状態」や「睡眠・昏睡などではない心が覚醒している状態」を意味しています。
「意識」というのは、「自分自身の心(精神)の中で起こる出来事の知覚や直感」を意味する表現なのです。
また「意識」という言葉には、「政治的・社会的・自己啓発的な関心や自覚(態度)」といった意味合いもあります。
- 「意識」の読み方
- 「意識」の語源や由来
「意識」の読み方
「意識」の読み方は、「いしき」になります。
「意識」の語源や由来
「意識」の語源・由来は、仏教用語であるサンスクリット語の“mano-vijnana”の漢訳にあります。
「意識」の仏教用語に由来する語源は、仏教で心の働きを意味するとされる「六識(ろくしき)・八識(はちしき)」の一つになっています。
仏教用語の「六識」というのは感覚器官の六根(ろっこん)を拠り所とするもので、「眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識」のことを意味しています。
六識の最後に位置する「意識」は、「第六識」と呼ばれることもあります。
「六識」のうち、目・耳・鼻などの感覚器官が色・声・においなどをそれぞれ別々に認識するのに対して、「意識」は対象の物事・人物を総括して判断したり分別したりする心の働きとされました。
「意識」の表現の使い方
「意識」の表現の使い方は、「心が何かの対象を知覚したり表象(イメージ)したりしている時の状態」や「睡眠・昏睡などの状態ではない心が覚醒している状態」を指して使うという使い方になります。
また「意識」という表現は、「政治的・社会的・自己啓発的な興味関心や自覚・態度」を指示して使われることもあります。
例えば、「彼女は人権問題・男女平等に対する意識が高いので、女性全般に対する不当な扱いに対して黙っているはずがありません」といった文章で、「意識」の表現を使うことができます。
「意識」を使った言葉と意味を解釈
「意識」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「意識がある・意識はある」
- 「意識障害」【いしきしょうがい】
- 「意識が高い」
「意識がある・意識はある」
「意識がある・意識はある」という表現は、「眠ったり昏睡したりしておらず、精神が覚醒していること」や「対象を知覚できる覚醒した精神状態があること」を意味しています。
例えば、「高齢者が転倒して頭を強く打ちましたが、意識はあるみたいです」といった文章で使用できます。
「意識障害」【いしきしょうがい】
「意識障害」という言葉は、「精神医学用語で、正常な意識・覚醒の状態が乱されて意識レベルが低下したり混濁したりすること」や「意識レベル・意識内容が病的に低下あるいは混乱した状態」を意味しています。
例えば、「意識障害が発症して意識レベルが下がっているので、今の彼と言語的コミュニケーションをすることは不可能です」といった文章で使われます。
「意識が高い」
「意識が高い」という表現は、「政治的・社会的・自己啓発的な興味関心が強いこと、その自覚が強いこと」を意味しています。
例えば、「彼は政治問題に対する意識が高いので、毎日必ず新聞とウェブサイトで政治報道をチェックしています」といった文章で使うことができます。
「意識」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「意識」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「意識」を使った例文1
- 「意識」を使った例文2
「意識」を使った例文1
「時速140キロのストレートの強烈なデッドボールを受けたバッターは、その場で意識を失って倒れ込みました」
この「意識」を使った例文は、「時速140キロのストレートの強烈なデッドボールを受けたバッターは、その場で覚醒した精神状態を失い気絶して倒れ込んだ」ということを意味しています。
「意識」を使った例文2
「彼が新入社員の可愛い彼女のことを異性として意識していることは、周囲から見てもバレバレでした」
この「意識」を使った例文は、「彼が新入社員の可愛い彼女のことを異性として興味関心を抱いていることは、周囲から見ても丸分かりだった」ということを意味しています。
「意識」の反対語
「意識」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「無意識」
「無意識」
「意識」の反対語として、「無意識」が上げられます。
「意識」という表現は、「自分で意図的に物事を知覚したり思い出したりすることができる心の状態・領域」を意味しています。
「無意識」という精神分析分野でよく使われる表現は、逆に「自分の力ではその物事を知覚したり内容を思い出したりすることができない心の状態・領域」を意味しています。
その意味合いから、「意識」とは反対の意味を持つ反対語(対義語)として「無意識」という表現を指摘することができるのです。
「意識」の類語や類義語・言い換え
「意識」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「覚醒・正気」
- 「知覚・感じる」
- 「関心・自覚」
「覚醒・正気」
「意識」の類義語・言い換えとして、「覚醒・正気」があります。
「意識」という表現は、「睡眠・昏睡しておらず精神が覚醒していること、正気を保っていること」を意味しています。
「正気」というのは、「物事を知覚したり判断したりできる正常な意識・精神の状態」を意味する言葉です。
それらの意味から、「意識」は「覚醒・正気」という表現で言い換えられるのです。
「知覚・感じる」
「意識」の類語・言い換えとして、「知覚・感じる」があります。
「意識」という言葉は、「対象を知覚して感じることができる覚醒した心理状態」を意味しています。
その意味合いから、「意識」と同じような意味を持つ類語(シソーラス)として、「知覚・感じる」の表現が上げられるのです。
「関心・自覚」
「意識」の類義語・言い換えとして、「関心・自覚」があります。
「意識」という表現は、「政治的・社会的・自己認識的な興味関心、自覚や態度」のことを意味しています。
「意識」と近しい似た意味を持つ類義語として、「関心・自覚」を指摘することができるのです。
「意識」の英語と解釈
「意識」という言葉を英語で表現すると、“consciousness”(意識)、“be aware of~”(~を認識する・~に気づく・~を意識する)、“awareness”(気づき・自覚・意識)、“be conscious of~”(~を意識する・~を気にする)、“be interested in~”(~に興味関心がある・~を意識する)、“high level of awareness”(意識が高い)などになります。
- “He was still conscious when he was in a traffic accident.”
“He was still conscious when he was in a traffic accident.”
「意識」を使ったこの英語の例文は、「彼は交通事故に遭った時、まだ意識がありました」を意味しています。
「意識」という言葉について徹底的に解説しましたが、「意識」には「心が何らかの対象を知覚したりイメージしたりしている時の状態」などの意味があります。
「意識」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「覚醒・正気」「知覚・感じる」「関心・自覚」などがあります。
「意識」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。