「微力を尽くす」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「微力を尽くす」、という表現を知っているでしょうか。
ここでは「微力を尽くす」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「微力を尽くす」とは?
- 「微力を尽くす」の英語と解釈
- 「微力を尽くす」の表現の使い方
- 「微力を尽くす」を使った例文と意味を解釈
- 「微力を尽くす」の類語や類義語・言い換え
「微力を尽くす」とは?
この表現は協力するという表現を謙遜した言葉になります。
日本語においてはへりくだりが必要な場合があり、例えば目上の人に協力する場合などは協力するという表現よりも「微力を尽くす」という表現の方が適切です。
微力という言葉には力が乏しいこと、乏しく弱い力、などという意味があり、それ以外にも自分の力量をへりくだって表現するという意味があるのです。
例えば「微力ながら尽力致します」などと表現したことがある人もいるのではないでしょうか。
本当はごくわずかというわけではなかったとしても、年上の人に対してへりくだり、微力という言葉を使うのです。
- 「微力を尽くす」の読み方
「微力を尽くす」の読み方
これは「びりょくをつくす」と読みます。
ビジネスにおいてはぜひ知っておきたい表現の1つですね。
「微力を尽くす」の英語と解釈
この表現を英語にすると“do one's best”になります。
「微力を尽くす」という表現はへりくだった言い方ですが、英語の場合はこのようなへりくだりをしませんので、わざとへりくだる必要はありません。
協力する、全力を尽くす、という表現をすれば何の問題もないのです。
「微力を尽くします」ということであれば“Let me do my best.”で問題ありません。
「微力を尽くす」の表現の使い方
この表現はビジネスで使えますので覚えておきましょう。
例えば、目上の人に対して協力するという表現を用いる時や目上の人に対してぜひ協力させてくださいという表現をする時、「微力を尽くす」という言い回しが適切です。
もしかしたらあなたの力は微力ではなく、大きな助けになるかもしれません。
しかし、微力という言葉を使うことで謙遜しているという気持ちを表すことが可能になるのです。
謙遜した表現を使ったことで、相手に恥を欠かせないというメリットもあります。
「微力を尽くす」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「微力を尽くす」を使った例文1
- 「微力を尽くす」を使った例文2
「微力を尽くす」を使った例文1
「微力を尽くしていきたいと思っています」
上司に対して「全力を尽くしてがんばります」という表現をする時、微力を尽くします、という表現が使えます。
確かに全力を尽くすという表現は上司に使っても問題ありませんが、自分の力を微力と表現することでより遜った気持ちを表すことが可能となり、相手に尊敬の気持ちが表現できるのです。
「微力を尽くす」を使った例文2
「彼は微力を尽くすとよく言っているが、実際は大きな助けになっている」
「微力を尽くす」と部下から言われた時、「いやいや、何を言っているんだ、君の力は大きいだろう」と言いたくなることもあるかもしれませんね。
本人は微力だと言っていても、実際はなければならない力かもしれません。
そのような部下はぜひ高く評価し、その力を伸ばしていきたいものです。
「微力を尽くす」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「協力」【きょうりょく】
- 「一助となる」【いちじょとなる】
「協力」【きょうりょく】
協力する、という表現は力を合わせてことに当たる、という意味になります。
力を合わせて同じゴールに向けて努力する時、協力するという表現が使えます。
「一助となる」【いちじょとなる】
一助となる、というのは少しばかりの黄色、青緑、という意味になります。
わずかばかりの助けになるという意味を持つ謙遜語に当たります。
「微力を尽くす」という言い回しはビジネスにおいてはぜひ知っておきたい表現の1つです。
目上の人に向かって協力するという表現を使う時、ぜひ「微力を尽くす」という表現を使ってみて下さい。