「一助となる」とは?意味や例文など解釈
「一助となる」とは、「わずかばかりの助けになることを意味する謙譲語」です。
「一助となる」の「意味・読み方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「一助となる」とは?
- 「一助となる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「一助となる」の類語
- 「一助となる」の英語や例文(解釈)など
「一助となる」とは?
「一助となる」とは、「わずかばかりの助けになること・少しの手助けをすること」を意味する謙譲語になります。
自分が相手の援助・お手伝いをした場合に、日本語では「大いに手助けしました(だから、あなたも助かったでしょう)」と自分の助力を誇るような言い方をせず、自分がへりくだって「一助となれば幸いです」といった控えめな謙譲語の言い方をします。
- 「一助となる」の読み方
「一助となる」の読み方
「一助となる」の読み方は、「いちじょとなる」になります。
「一助となる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「一助となる」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「一助となる」を使った例文1
- 「一助となる」を使った例文2
「一助となる」を使った例文1
「今回の弊社との業務提携が、貴社の一助となれば幸いです」
この「一助となる」を使った例文は、「今回の弊社との業務提携が、貴社(そちらの会社)にとってわずかながらの助けとなれば幸いです」という謙譲語の意味合いを示しています。
「一助となる」を使った例文2
「微力ながらも、目標達成の一助となるように努力していく所存でございます」
この「一助となる」を使った例文は、「微力ながらも、目標達成のために少しでも力になれるように努力していく考え(つもり)です」ということを丁寧にへりくだった文章で示したものになります。
「一助となる」の類語
「一助となる」の類語について、分かりやすく解説していきます。
- 「わずかな助けになる・少しでも役に立つ」
- 「ご尽力を頂く・お力添えを頂く」
「わずかな助けになる・少しでも役に立つ」
「一助となる」の類語として、「わずかな助けになる・少しでも役に立つ」があります。
「一助となる」の言葉は、相手に対して援助・支援する場合に、「わずかばかりの助けになる・少しでも足しになる」ということを意味する謙譲語です。
その意味から、「一助となる」とほぼ同じ意味を持つ類語として、「わずかな助けになる・少しでも役に立つ」を上げることができます。
「ご尽力を頂く・お力添えを頂く」
「一助となる」の類語として、「ご尽力を頂く・お力添えを頂く」があります。
「一助となる」は「自分が相手にとってわずかな助けになること」を意味する謙譲語ですが、「相手から自分に対して援助・手伝いをしてもらうこと」を意味する類語として、「ご尽力を頂く・お力添えを頂く」という敬語を指摘することができます。
「ご尽力を頂く」とは「相手に全力を尽くして援助して頂くこと」を意味していて、「お力添えを頂く」とは「相手に力(助力)を善意で添えて頂くこと・善意から助けて頂くこと」を意味しています。
「一助となる」の英語や例文(解釈)など
「一助となる」という言葉は、“help”(手伝う・助ける)や“be of some help to〜”(〜にとって一助となる)、“assist(助力する)”、“support”(支援する)などの英語で表現することができます。
“I hope I was of some help”の慣用句で、「一助となれば幸いです」を表すことができます。
- “His hard effort was of some help to our company.”
“His hard effort was of some help to our company.”
この「一助となる」を使った英語の例文は、「彼の懸命な努力が、我が社にとって一助となりました」を意味しています。
「一助となる」という言葉について徹底的に解説しましたが、一助となるには「わずかばかりの助けになること・少しの足しになること」などの謙譲語としての意味があります。
「一助となる」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「わずかな助けになる・少しでも役に立つ」「ご尽力を頂く・お力添えを頂く」などがあります。
「一助となる」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。