「協力」の意味とは?「連携」との違い、使い方や対義語、類語や英語、例文を紹介!
「協力」という言葉を知っているでしょうか。
幼い時から集団行動をし、「協力」することを学びますよね。
それならば「協力」というのはどのような意味を持つのでしょうか。
ここでは「協力」という言葉について紹介します。
目次
- 「協力」の意味とは?
- 「協力」の読み方
- 「協力」の言葉の使い方
- 「協力」を使った言葉と意味を解釈
- 「協力」を使った例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)
- 「協力」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
- 「協力」の対義語
- 「協力」の英語(解釈)・例文など
- 「協力」と「連携」の違い
「協力」の意味とは?
「協力」というのは目的に向かって心を合わせ、努力すること、という意味を持ちます。
力は合わせてことに当たること、目的に向かってお互いに努力をすること、という意味を持ち、1人ではできません。
2人以上が力を合わせても1つの目的に向かって努力することを「協力」というのです。
例えば、イベントなどをする時には誰かの「協力」を仰がなければいけない時もあるでしょう。
誰かがいなくなってしまえば、近所の人たちと「協力」してその人を探すということもあるかもしれません。
学校などで学園祭をする場合、クラスメイトと「協力」して一致団結し、模擬店などを出す、ということもあるのではないでしょうか。
「協力」の読み方
「協力」という言葉は「きょうりょく」と読みます。
よく使われる表現ですから、正しく読めるように、正しく書けるようにしておきましょう。
「協力」の言葉の使い方
「協力」という言葉は日常生活においても使えますし、ビジネスにおいてもよく使われます。
例えば、家族で「協力」しあって準備する、ということもあるのではないでしょうか。
確かに子供が自分で自分の持ち物をカバンに詰めるという行為は簡単ではありません。
しかし少し親が手助けをすることで、子供は自分の荷物を詰められます。
また、親が忘れているものは子供が指摘するということもあるでしょう。
学校ではクラスメートや友達と「協力」して1つの目的を達成するということもあるのではないでしょうか。
仕事では同僚たちと「協力」しあい、プロジェクトを成功させます。
あらゆる場所で「協力」という言葉が使えます。
「協力」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「協力」という言葉を使った言い回しをいくつか紹介します。
- 「協力心」
- 「協力プレイ」
- 「協力を得る」
「協力心」
「協力」心というのは、誰かに「協力」しようとする気持ちのことを指します。
例えば、混み合った電車の中で怪我をした人や妊婦さんを見たら、その人に席を譲るいう気持ちが大切です。
「妊娠は病気ではない」などという人もいますが、妊娠中はバランスが取りにくい上に、すぐにお腹が張ってしまうという人もいるため、座っている方が妊婦さんにとっても赤ちゃんにとっても安全です。
そしてそれは妊婦さんに「協力」するということになります。
「自分にも座る権利がある」などと主張しすぎず、周りの人に「協力」する気持ちを持たなければいけません。
「協力プレイ」
「協力プレイ」というのはゲームなどで2人以上のプレイヤーが「協力」しあって1つのゴールを目指す、というものです。
最近ではインターネットなどで「協力」し合うこともできる、知らない人と一緒に「協力」しながらゲームを楽しむという方法も一般的になりつつありますね。
その一方で、「協力」しているつもりが、お互いに邪魔をしあっているというケースもあり、それがトラブルに発展してしまうこともあります。
「協力プレイ」は誰もが「協力」しあえるものではなく、時に自分が有利な地位を保つため、相手が犠牲にしてしまうことがあると考えられます。
「協力を得る」
「協力」を得る、というのは誰かに助けてもらう、「協力」してもらう、ということになります。
例えば、自分が何か目的を達成しようとしている時に誰かが助けてくれたら、それは「協力」を得た、ということになります。
例えば行方不明者などを捜索するときは、近所の人やボランティアなどの「協力」を得ることが多いのではないでしょうか。
直接的に捜索しなくても、例えば車を駐車させてもらったり、夜遅くまで行方不明者を探して近所迷惑になったとしても問題ない、と言ってもらえたり、様々な方法で「協力」を得ることが可能です。
「協力」を使った例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)
ここでは例文をいくつか紹介します。
- 「協力」を使った例文1
- 「協力」を使った例文2
「協力」を使った例文1
「近所の人がボランティアを募集しているから、ぜひ協力しよう」
もしも近所の人がイベントなどを開催しようとしており、ボランティアが欲しいと言っているのであれば、積極的に「協力」したいものです。
スタッフとして働いても良いですし、材料等の買い出しに行っても良いでしょう。
片付けとして参加しても良いかもしれません。
様々な「協力」の仕方がありますから、ボランティアなどを募集している人たちに相談することが大切です。
「協力」を使った例文2
「皆様の協力のおかげで、無事目標を達成できました」
何かの目標を目指して努力する時、誰かからの「協力」が必要な場合もあります。
例えば、募金活動などでみんなの「協力」を得て、達成額を募金することが可能な場合もありますし、参加者が多かったためにイベントが成功した、ということもあります。
そもそもイベントでは参加者やスタッフの人数が集まらなければ、盛り上がらないですよね。
学校等の場合、運動会などのイベントが開催されるときにはどうしても音が大きくなりますから、近所の人たちの「協力」が必要になります。
誰かの「協力」を得た後にはお礼をいうことも大切です。
「協力」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
ここでは「協力」という言葉の類義語を紹介します。
- 「助力」【じょりょく】
- 「協力を惜しまない」【きょうりょくをおしまない】
- 「協調性のある」【きょうちょうせいのある】
「助力」【じょりょく】
助力という言葉は力を貸すこと、あるいはそれを惜しまないこと、という意味を持ちます。
誰かに「協力」する時、「しぶしぶ協力」するのではなく、「積極的に協力」したいですよね。
しかし、場合によっては時間がもったいない、こんなことをしていても無駄、ただ周りから悪く見られたくないから「協力」をしなければいけない、などという気持ちになることもあります。
そのような場合は助力とは言いかねないかもしれません。
「協力を惜しまない」【きょうりょくをおしまない】
「協力を惜しまない」、というのは「協力」することに躊躇していない、「積極的に協力する」、できる限りのことを自発的に行う、という意味になります。
誰かに「協力」する時、どうしても出し惜しみをしてしまうという人もいるのではないでしょうか。
お金がもったいない、時間がもったいない、あるいは誰かが困っている時も自分の時間がない、などと思ってしまい、「心から協力できない」ということもあるでしょう。
そのような場合は「協力を惜しまない」という表現が使えません。
「協力を惜しまない」、というのは心からできるだけ「協力」するという意味になります。
「協調性のある」【きょうちょうせいのある】
協調性というのは日本社会で生きていく上で最も大切なスキルの1つだといえます。
周りの人に「協力」できるかできないか、ということであり、よく就活などでも自分の長所として「協調性がある」、自分の短所として「協調性がない」、という表現を使います。
協調性がある人はグループでも行動できますし、大人数で1つの目標を目指せる人材として高く評価されます。
「協力」の対義語
「協力」という表現の対義語は妨害になります。
妨害という言葉は邪魔をすること、他人の活動に口出しをすること、などという意味を持っており、物事の進行や成就を妨げるという意味を持ちます。
「協力」の英語(解釈)・例文など
ここでは「協力」という表現の英語の例文を紹介します。
- “I'd like to work for you.”
- “thanks for your cooperation.”
“I'd like to work for you.”
これは、「あなたのために喜んで働きます」という意味であり、「喜んで協力します」という意味になります。
その一方で、部下が上司に対して「彼が私の上司です」という時には“I work for him”という表現ができます。
似ていますので注意が必要です。
“thanks for your cooperation.”
これは「ご協力ありがとうございます」の典型的な例文です。
人間は誰かから「協力」を得て物事を成就させることが多いですが、そんなときには必ずお礼を述べるようにしたいですね。
「協力」と「連携」の違い
連携というのは「同じ目的で何かをしようとする人たちが連絡を取り合ってそれをする」という意味を持ちますが、「協力」というのは助け合うこと全般を指しています。
つまり、「協力」という言葉の方が幅広い意味を持つ、ということになります。
誰かに「協力」できるかという事は日本社会ではとても大切です。
困っている人を見たら、快く「協力」できるようになりたいですね。