「むりくり」の意味とは!言葉を徹底解説
日常会話で「むりくり」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「むりくり」とは?
- 「むりくり」の類語や言い換え
- 「むりくり」を使った例文と意味を解釈
「むりくり」とは?
「むりくり」の概要について紹介します。
- 「むりくり」の意味
- 「むりくり」の語源
- 「むりくり」は方言?
- 北海道~東北地方
- 関西地方
- 九州地方
「むりくり」の意味
「むりくり」とは「無理矢理に何らかの行動を起こすこと」という意味です。
万全の状態ではない、能力的に難しい、周囲から賛同されていないなど、様々な不利な状況の中で行動を起こすことを言います。
最初から困難である、不可能ではないかと思われる内容で、自分でも分っていて敢えて挑戦する時に使われ、その結果何とかなったというケースも多くなります。
「むりくり」の語源
「むりくり」の語源には幾つか説がありますが、最も有力なのは「無理矢理+やり繰り」が組み合わさったという説です。
「無理矢理にやり繰りする」を省略した言葉で、「やり繰り」とは「不十分な状態で色々と工夫をして都合を付けること」という意味です。
「無理矢理にでも何とかしてしまう」というニュアンスを含んでいて、漢字で表すと「無理繰り」になります。
「むりくり」は方言?
現在ではネットの普及もあり、「むりくり」は全国で使われる様になっています。
しかしその中でも「むりくり」が使われている地方は以下の通りです。
- 「むりくり」の意味
- 「むりくり」の語源
- 「むりくり」は方言?
- 北海道~東北地方
- 関西地方
- 九州地方
北海道~東北地方
「むりくり」は元々東北の方言と言われています。
北海道では「むりっくり」など少し変化していますが、意味は「無理矢理にすること」と同じです。
関西地方
「むりくり」は関西弁と思っている人も多いでしょう。
しかし「むりくり」は元々東北の方言で、これが関西に伝わったとされていて、意味は変わりません。
九州地方
九州地方でも「むりくり」が使われていて、意味も同じです。
「むりくり」が京都に伝わり、そこから更に九州まで伝わったとされています。
「むりくり」の類語や言い換え
「むりくり」の類語を紹介します。
- 「問答無用」【もんどうむよう】
- 「有無を言わさず」【うむをいわさず】
「問答無用」【もんどうむよう】
「これ以上話し合っても無駄で議論を早く終らせようとする様子」のことです。
話し合いをせずに行動に移す時に使われます。
「有無を言わさず」【うむをいわさず】
「相手が承知しようが拒否しようが、強制的にものごとを押し付けること」という意味です。
相手にものを言わせない程無理矢理にという時に使われます。
「むりくり」を使った例文と意味を解釈
「むりくり」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「むりくり」を使った例文1
- 「むりくり」を使った例文2
「むりくり」を使った例文1
「むりくり彼女を誘ったらOKしてくれた」
無理矢理女性を誘ったら最初は遠慮していたものの最後にはOKしてくれたことを表しています。
相手の女性が根負けしたと思って良いでしょう。
「むりくり」を使った例文2
「今夜はむりくり起きてる」
深夜放送やラインなど、やりたいことがあるので無理矢理遅くまで起きているという意味です。
女子高生にありがちな夜更かしです。
「むりくり」とは「無理矢理に行動を起こすこと」という意味です。
ちょっと難しいと思っていることに挑戦する時に使ってみましょう。