「○○やんけ」とは?意味!京都でも使う?使うときの注意点
皆さんは、「○○やんけ」という表現を日頃の会話の中で使ったり、聞いたことがあると思います。
かなりポピュラーな方言ですが、この言葉はどんな意味で使われていますが、正確に理解できている人はどのくらいいるでしょうか?
そこで今回は、この「○○やんけ」を中心に関連した方言についても触れてみたいと思います。
目次
- 「○○やんけ」とは?
- 「○○やんけ」はどこの方言?
- 「○○やんけ」は京都でも使う
- 「○○やんけ」の他の方言に言い換え
- 「○○やんけ」を使うときの注意点
- 「河内弁」とは?
「○○やんけ」とは?
「○○やんけ」とは、「〇〇じゃないか」や「〇〇ですね」と会話の末尾に付いてくる方言の1つです。
標準語で「かっこいい車をもってるね」というセリフなら、「かっこいい車に乗っているやんけ」という言い方になります。
「○○やんけ」はどこの方言?
「○○やんけ」とは、主に関西弁として理解されており、テレビでも関西の芸人さんがよくツッコミを入れる時に使っている場面を見たことがあると思います。
明石家さんまさんが「〇〇やんけ」という表現をしているので、認知度の高い方言でしょう。
しかし、「〇〇やんけ」は、河内や播磨、大和国中、北陸なども含めてかなり広い地域で使われていますが、大阪の人が面白い雰囲気を醸し出すために河内を借りたものとも言われています。
「○○やんけ」は京都でも使う
「○○やんけ」が主に関西地方で使われている方言となると、京都でも同じように使うのでしょうか?
この方言は京都では使かうと言ってもいいでしょう。
同じ京都でも大阪よりの京都と花街近辺の京都の話し方は全然違うのです。
一般的に京都弁で有名な「どす」「どえ」などは一般的に使っている方はいません。
「○○やんけ」の他の方言に言い換え
「○○やんけ」は「〇〇だね」や「〇〇ですね」という意味になりますが、他の地方では、どのような言い方をするのでしょうか?
- 「○○じゃん」
- 「○○だけん」
- 「○○じゃけー」
「○○じゃん」
「〇〇じゃん」という言い方もかなり全国的に知名度の高い表現ですが、これは「神奈川県の方言」、「横浜ならではの言葉」と言われています。
「じゃん」は「神奈川県の定番の方言」と理解されていますが、必ずしもこの「じゃん」は神奈川県に限らず、関東〜中部地方の広い地域で使われています。
それでも、「じゃん」=「神奈川県」の印象が強いことは事実です。
「○○だけん」
「○○だけん」という方言もあるのですが、これは「熊本県南部」で使われています。
よく考えると、隣接県の福岡県では「〇〇やけん」という言い方をしますが、地理的に近いだけあってかなり似ています。
「○○じゃけー」
「○○じゃけー」という言い方を聞いて「広島」の言葉と分かった人は、かなりに方言ついて詳しい人です。
でも、「〇〇じゃけー」は広島だけでなく、岡山辺りでも使われいます。
お隣同士似ている言葉ですね。
「○○やんけ」を使うときの注意点
関西弁の「○○やんけ」は、地元民にとっては、親しみのある言い方でしょうが、ツッコミを入れる時などに使われることから、かなり親しい間柄の人でないと反感を買ってしまうことがあるかもしれません。
相手を見ながら使い分けすることが必要です。
「河内弁」とは?
「関西弁」というと必ず出て来るのが「河内弁」ですが、これは大阪府東部の河内地方の方言として浸透しています。
ただ河内弁は、大きく3つの地域に分かれており、北河内方言、中河内方言、南河内方言があります。
大阪はその昔、摂津国、河内国、和泉国があり、現在でも河内のまま、河内地方の方言が残っています。
摂津国が商人の地域だったのですが、河内国は農家が多い独立性の強い地域と言われていますので、その流れから河内弁は関西の中でも、別格の方言の印象があります。
方言の歴史や流れを詳しく調べていくと、その地域の文化や慣習まで見えてくることがあるので、興味が尽きることはないでしょう。