「値打ちこく」とは?意味や言い換え!例文と解釈
日常会話で「値打ちこく」と言われたらどの様な意味に解釈すれば良いのでしょうか。
例文や類語なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「値打ちこく」とは?
- 「値打ちこく」の英語と解釈
- 「値打ちこく」の表現の使い方
- 「値打ちこく」を使った例文と意味を解釈
- 「値打ちこく」の類語や類義語・言い換え
「値打ちこく」とは?
「値打ちこく」の概要について紹介します。
- 「値打ちこく」の読み方
- 「値打ちこく」の意味
- 「値打ちこく」の具体例
- 「値打ちこく」は方言?
- 「値打ちこく」の「こく」とは
「値打ちこく」の読み方
「値打ちこく」は「ねうちこく」と読みます。
「値打ちをこく」と言う人もいますが、口語ですので「値打ちこく」と言う人が殆どです。
「値打ちこく」の意味
「値打ちこく」の意味は「自分に高い値打ちがあるかの様にふるまう」ということです。
周囲の人から見て大したことがないと思っているのですが、本人は「自分は他の人とは違い価値のある存在だ」と思い込んでしまい、もったいぶった態度や偉そうな態度を取る人のことを言います。
「値打ちこく」の具体例
「値打ちこく」は、本人の高飛車な態度を表す言葉で、以下に具体例を紹介します。
「歌が上手な人がカラオケに行った時に遠慮して歌ってくれない」「社会的にステイタスの高い人との交友関係をほのめかす」「仕事で『それじゃ上手くいかないよ』と言うがどうしたら良いかを教えてくれない」など、「自分は特別な存在だ」と言うアピールが強いことです。
「値打ちこく」は方言?
「値打ちこく」は関西弁です。
「なに値打ちこいとんねん」などと使われ、テレビのお笑い番組やネットが普及するに従い全国で使われる様になりました。
関東の人は未だに意味が分からないという人も多くいます。
「値打ちこく」の「こく」とは
「値打ちこく」の「こく」は動詞で、以下の様な意味があります。
「はなつ」「言う」「何かをする」の3つの意味で、方言としても使われる言い方です。
うそをつくことを「うそこけ」などと言うこともあります。
「値打ちこく」の英語と解釈
“He is a snobbish person.”
「彼は値打ちこく奴だ」になります。
“snobbish”は「気取って人を見下すような態度の人=値打ちこく」という意味で使えます。
「値打ちこく」の表現の使い方
「値打ちこく」は、「こく」という言葉が使われているために少し下品な表現です。
相手に対して嫌味を込めて言う時に使われ、「値打ちこくな」と言えば「何様のつもりだ?」という意味になります。
人を煽る表現ですので、人に対して使う時には注意しましょう。
「値打ちこく」を使った例文と意味を解釈
「値打ちこく」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「値打ちこく」を使った例文1
- 「値打ちこく」を使った例文2
「値打ちこく」を使った例文1
「彼女は値打ちこいて合コンを断った」
自分は十分にモテるので合コンの必要はないと言わんばかりに誘いを断った女性のことを表しています。
「ごめんなさい」と言えば良いところを「みなさん頑張って」などと嫌味を言った為にこの様に悪口を言われるのです。
「値打ちこく」を使った例文2
「同僚に対して値打ちこくなと言ってやりたい」
一度仕事で大きな成果を上げて表彰されるなど高い評価を得た同僚が、何かと人を見下す態度を取る時にこの様に言います。
「値打ちこく」の類語や類義語・言い換え
「値打ちこく」の類語を紹介します。
- 「すかしている」【すかしている】
- 「お高く止まる」【おたかくとまる】
「すかしている」【すかしている】
「相手を見下してすました態度を取ること」という意味です。
「お高く止まる」【おたかくとまる】
「気位が高く人を見下した態度を取ること」という意味です。
「値打ちこく」は「自分に高い値打ちがあるかの様にふるまう」という意味です。
大したことがないのに気取っている人に対して使ってみましょう。