「懇願」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「懇願」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「懇願」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「懇願」とは?
- 「懇願」の読み方
- 「懇願」の表現の使い方
- 「懇願」を使った例文と意味を解釈
- 「懇願」の類語や類義語・言い換え
「懇願」とは?
「懇願」とは「誠意を込めて頼むこと」を言います。
「懇願」の読み方
「懇願」と書いて「こんがん」と読みます。
「懇願」の表現の使い方
「懇願」とは私利私欲ではない、真心でお願いをすることという意味になります。
しかし、本人的にはそのような意味合いであってもお願いされた側からすれば「自分勝手な言い分」「自分の都合による頼み事」と判断することもありますので、見解の相違がある場合もあるでしょう。
一般的には一生懸命お願いするといった意味で使うことが多い言葉です。
「兄に、協力を懇願する」「懇願されても、応えてあげることはできない」「必死な表情で懇願する様子に、すっかり周りは同情してしまった」などと使います。
「懇願」を使った例文と意味を解釈
それでは「懇願」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「懇願」を使った例文1
- 「懇願」を使った例文2
「懇願」を使った例文1
「親に退学したいと懇願したが駄目だった」
「懇願」とは一生懸命お願いする、ひたすらお願いするといった意味になります。
例文は、学校を辞めたいと親にひたすらお願いしたけれど受け入れてもらえなかったということを言い表しています。
「懇願」を使った例文2
「別れないで欲しいと懇願したが彼女の決意は固かった」
「どうしてもこうして欲しい」というお願いを「嘆願」という言葉で言い表すことができます。
例文の場合は「別れないで欲しい」ということをお願いしたわけですが、彼女の決意は固いということで、考え直してはもらえなかったということになります。
「懇願」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「懇願」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「嘆願」【たんがん】
- 「哀訴」【あいそ】
- 「切願」【せつがん】
- 「頼み込む」【たのみこむ】
「嘆願」【たんがん】
「嘆願」とはこちらの事情を話して、ある事柄の実現を願うことを言います。
またそのような内容を書いた文書を「嘆願書」と言います。
よく「嘆願書を提出する」などと聞くことがあるのではないでしょうか。
使い方としては「助命を嘆願する」「このまま存続させることを嘆願する」という風になります。
「哀訴」【あいそ】
「哀訴」とは相手の同情心に訴えかけるやり方のことを言います。
嘆いて訴える、わかってもらおうとするということです。
「全員で社長に哀訴するも、彼の解雇は決定してしまった」「何とか待って欲しいと哀訴したところで、どのみち先は見えている」などと使います。
「切願」【せつがん】
「切願」とは熱心に願うことで、字の通り「切に願う」ことです。
「来年は絶対に留学したいと、切願する」「環境を改善して欲しいと切願する」などと使います。
「頼み込む」【たのみこむ】
「懇願」を簡単な言葉に言い換えるならば「頼み込む」という言葉が当てはまります。
「頼み込む」とはぜひ聞き入れて欲しいと熱心に頼むことで「頼む」よりもさらに気持ちが強いことがわかります。
「ぜひ参加して欲しいと頼み込む」「主催者に頼み込んで、この会を無事に今日開くことができました」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「懇願」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「懇願」とは誠意を込めて頼むことを言います。
簡単に言えば「一生懸命に頼むこと」です。
それでは言葉の意味を正しく理解して使っていきましょう。