「お気をつけてお越しください」とは?敬語での言い換え・意味と例文と解釈
お気をつけてお越しください、という表現はよく使う言い回しですよね。
ここではこの表現について紹介していきます。
目次
- 「お気をつけてお越しください」とは?
- 「お気をつけてお越しください」を分解して解釈
- 「お気をつけてお越しください」の表現の使い方
- 「お気をつけてお越しください」を使った例文と意味を解釈
- 「お気をつけてお越しください」の類語や類義語・言い換え
「お気をつけてお越しください」とは?
お気をつけてお越しくださいという表現は相手を招待する時などに使われる言い回しです。
ビジネスの挨拶などでも使われますし、日常的にも使うという人がいるのではないでしょうか。
これ自体を年上の人や目上の人に使っても構いません。
後ほど分解して紹介していきますが、お気をつけてお越しくださいという表現は二重傾向なのではないかと考える人もいます。
しかしお気をつけてお越しくださいという表現は独立した単語を組み合わせているために二重敬語にはならず、適切な表現として利用できます。
その一方で「お気をつけてください」という表現は誤りであり、そのように表現するならば「お気をつけください」にしなければいけません。
「お気をつけてお越しください」を分解して解釈
ここでは分解して紹介していきます。
- 「お気をつけて」
- 「お越しください」
「お気をつけて」
「お気をつけて」というのは「気をつける」を丁寧にした表現です。
「お越しください」
「お越し」という表現は「来る」という表現の尊敬語になり、「ください」は「くれ」の尊敬語になります。
「お気をつけてお越しください」の表現の使い方
友達が来るのであればそのような表現は使いませんが、例えば夫の上司が訪ねてくる、夫の大学時代の同級生が訪ねてくる、などということであれば、このような表現を使う人もいるかもしれません。
社会人としてもぜひ知っておきたい言い回しの1つです。
「お気をつけてお越しください」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「お気をつけてお越しください」を使った例文1
- 「お気をつけてお越しください」を使った例文2
「お気をつけてお越しください」を使った例文1
「8時までに、どうぞお気をつけてお越しください」
誰かを招待する場合、特定の時間までに来てほしいと思うことがありますよね。
そのようなときには時間を添えた上で「お気をつけてお越し下さい」ということもあるのではないでしょうか。
時間を特定しているという事は相手を急かしてしまう可能性もありますので、相手を気遣った表現が使えると良いですね。
「お気をつけてお越しください」を使った例文2
「長旅ですので、どうぞお気をつけてお越しください」
高速道路等を運転していかなければいけない場合、長時間にわたってのドライブになるかもしれません。
そのため、特に長時間の運転を気遣う表現をすることもありますよね。
もらい事故などもありますので、その人たちが安全に運転できるよう、配慮した表現をしていきたいものです。
「お気をつけてお越しください」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「お待ちしております」【おまちしております】
- 「いらしてください」
「お待ちしております」【おまちしております】
これは謙譲語ですが、もしも目上の人に使うならば「お待ち申し上げております」などの方が適切です。
楽しみにしている、という気持ちを表現することも可能な言い回しですので、ぜひ使えるようにしておきたい表現です。
「いらしてください」
いらしてください、という表現も相手に来ることを呼びかけている表現です。
信頼関係のある相手に使われることが多く、日常的に良い人間関係が気づけているのであればこの言い回しの方が適切な場合もあります。
言い換えれば、よく知らない人に対してはあまり使わない方が良いと言えるでしょう。
気をつけてお越しくださいという表現は丁寧な言い回しですのでぜひ覚えておきたいですね。
社会人としても、TPOに適した言い回しをかけましょう。
また、気をつけてお越しください、という表現以外の言い回しも併せて覚えておく必要があります。