「お待ちしております」とは?意味や言い換え!例文と解釈
仕事をされている皆さんは、日頃から「お待ちしております」という言葉をよく使っていることと思います。
ビジネス用語の中では必須の表現とも言えるのですが、普段からよく用いられるために、改めてこの言い回しを意識することはないでしょう。
そこでここでは、この言葉について考察していくことにします。
目次
- 「お待ちしております」とは?
- 「お待ちしております」の英語と解釈
- 「お待ちしております」の表現の使い方
- 「お待ちしております」を使った例文と意味を解釈
- 「お待ちしております」の類語や類義語・言い換え
「お待ちしております」とは?
「お待ちしております」とは、「いる」という言葉の謙譲語が「おる」となり、丁寧な形で表現される言葉です。
- 「お待ちしております」の読み方
「お待ちしております」の読み方
「お待ちしております」は「おまちしております」と読みますので、決して難しく考える必要はありません。
素直に読むようにしてください。
「お待ちしております」の英語と解釈
「お待ちしております」を英語に訳すと、“look forward to ~ing”というイディオムで表現することができます。
「お待ちしております」の表現の使い方
「お待ちしております」は目上の人に対して使うことができる表現です。
最近では、メールで取引先などとやり取りをするケースが増えていますが、「メールを待っている」、「来店を待っている」という場面で、「お待ちしております」という表現で使われることがあります。
言葉で相手に伝えるシチュエーションもありますが、このようにビジネスメールでの用途が増えています。
「お待ちしております」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「お待ちしております」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「お待ちしております」を使った例文1
- 「お待ちしております」を使った例文2
「お待ちしております」を使った例文1
「今回の質問について来週月曜日までにご回答をください。ご連絡お待ちしております」
このような会話も、現在のビジネスシーンでは、メールでの依頼が多いことでしょう。
こちらから質問したことに対しての回答を翌週月曜日までに欲しいことをお願いしている内容です。
電話での依頼も可能ですが、メールで依頼することで、エビデンスとして残すこともできます。
「お待ちしております」を使った例文2
「来週のご都合はいかがでしょうか?ご参加お待ちしております」
このような場面でも使うことができる「お待ちしております」です。
こちらから取引先に訪問するために、伺いを立てているようですが、その可否を求めているシーンでしょう。
また、イベントや展示会に招待して、先方の都合を尋ねる場面でも使うことができるでしょう。
このように相手の状況や都合を聞く時に便利な言い回しと言えます。
「お待ちしております」の類語や類義語・言い換え
「お待ちしております」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにしましょう。
- 「お越しください」【おこしください】
- 「ご来臨賜りますようお願い申し上げます」【ごらいりんたまわりますようおねがいもうしあげます】
「お越しください」【おこしください】
「お越しください」も「お待ちしております」と同じ意味で活用できる類義語の1つです。
この場合は、「是非、こちらにお立ち寄りください」という意味になりますが、「お待ちしております」も「どうぞいらしてください」と、こちらに来てもらうことを言っています。
「ご来臨賜りますようお願い申し上げます」【ごらいりんたまわりますようおねがいもうしあげます】
かなりへり下った表現ですが、これもまた「お待ちしております」と同様に「是非、こちらに足を運んでください」という意味合いのある表現です。
展示会の案内状の一文として用いられる言い方です。
ビジネスでは、よく使われているフレーズです。
「お待ちしております」について、色々なシチュエーションでの使い方を紹介してきましたが、ビジネスコミュニケーションでは、この活用法をマスターして上手に使いこなすことで、相手との円滑なやり取りができるようになります。