「袋小路」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「袋小路」、という表現を知っているでしょうか。
誰しもいちどは耳にした経験を持つかもしれませんね。
ここでは「袋小路」という表現について紹介していきます。
目次
- 「袋小路」とは?
- 「袋小路」の英語と解釈
- 「袋小路」の語源や由来
- 「袋小路」を使った例文と意味を解釈
- 「袋小路」の類語や類義語・言い換え
「袋小路」とは?
「袋小路」というのは行き止まりになっていた路地という意味もありますが、それ以外に物事が行き詰まって先に進めない状態、解決策や打開策が全く見出せない状態、という意味があります。
例えば、道路には行き止まりになっているところがありますよね。
T字路などはそれ以上進めませんので、まさに行き止まりと言えますし、それ以外にも「袋小路」になっていて気をつけなければならない場所がたくさんあります。
それ以外にも打開策が見出せない、どのようにしたら良いのかわからない、スランプに陥ってしまった、などという時に「袋小路」という表現が使われます。
- 「袋小路」の読み方
「袋小路」の読み方
「袋小路」という表現は「ふくろこうじ」読みますのでぜひ覚えておきましょう。
日常生活でも使える表現であり、どうしたら良いのかわからない、解決策が見つからない、などという時にこの表現が使えます。
「袋小路」の英語と解釈
「袋小路」という表現を英語にする“blind alley”や“"impasse”という表現になります。
例えば「今は袋小路状態で、どうしたらいいのかわからない」というときには“I'm in the blind alley and don't know what to do.”と表現できます。
「袋小路」の語源や由来
「袋小路」という表現は入り口が1つあるだけで、他に出口がないと小路からできあがった表現です。
小路というのは幅の狭い道という意味になり、出口がない狭い道、つまり行き止まり、ということになりました。
「袋小路」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「袋小路」を使った例文1
- 「袋小路」を使った例文2
「袋小路」を使った例文1
「彼は野球で活躍していたけれど、右肩を痛めて袋小路に陥ってしまったらしい」
野球の選手、特にピッチャーにとって肩は非常に重要です。
その肩を痛めてしまえば、野球選手としての生命にも影響を与えてしまいかねません。
そしてもしも右肩に影響が出てしまった場合、今まで以上に活躍できずにそのまま現役引退、などということもあり得るのです。
そのため、野球選手にとっては右肩を痛めたことにより、そのまま「袋小路」に陥ってしまった、そのままどうすれば良いのか分からない状態に陥ってしまった、などということになります。
「袋小路」を使った例文2
「リストラされてしまい、今は袋小路状態です」
経費節減のために人件費が削られることもあり、リストラされてしまったという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
リストラという形ではなかったとしても、早期退職を求められることもありますよね。
しかし年金がもらえるようになるまではまだ時間がある、何とか収入を得なければいけない、などと思っていても、経験がなければ新しい仕事を得るということも難しいですし、なかなか新しい仕事が見つからないという人もいるかもしれません。
そのような状態は「袋小路」状態だといえます。
しかし努力はきっと報われます。
「袋小路」を脱する事は不可能ではありません。
「袋小路」の類語や類義語・言い換え
ここでは「袋小路」という表現の類義語を紹介します。
- 「八方塞がり」【はっぽうふさがり】
- 「停滞」【ていたい】
「八方塞がり」【はっぽうふさがり】
八方塞がりというのは陰陽道でどの方向に向かっても不吉な結果を招いてしまう、という意味になります。
転じてどのような方法も塞がれてしまい、どうにもならないという意味になります。
「停滞」【ていたい】
停滞という言葉には1カ所にとどまって動かない、物事が順調に進まない、という意味があります。
業務が停滞する、台風が停滞する、などという表現がありますね。
「袋小路」という表現は日常生活でも使える言い回しです。
八方塞がりにはなりたくないものです。
しかし、もし「袋小路」状態になってしまったらそこから抜け出すために我慢強くあるということも大切です。