「もんげー」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
テレビやネットで「もんげー」という言葉を聞くことがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や類語なども併せて紹介します。
目次
- 「もんげー」とは?
- 「もんげー」の表現の使い方
- 「もんげーバナナ」とは?
- 「もんげー」を使った例文と意味を解釈
- 「もんげー」の類語や類義語・言い換え
「もんげー」とは?
「もんげー」の概要について紹介します。
- 「もんげー」の意味
- 「もんげー」の語源
「もんげー」の意味
「もんげー」は岡山県の方言で「すごい」という意味です。
単に「すごい」のではなく、「ものすごい・どえらい」という時の表現です。
実際に言う時には「もんげー」よりも「もんげぇ」と短めに伸ばすのが正式な発音です。
「もんげー」の語源
「もんげー」の語源は「ものすごい」から来ています。
「ものすごい」→「ものすげー」→「ものげー」→「もんげー」に変化しました。
本場岡山では「ものすごい」を表すもう一つの方言として「ぼっけぇ」があり、こちらの方が使われていました。
現在広く使われる様になったのは、人気マンガ・アニメ「妖怪ウォッチ」の登場キャラである「コマさん」という狛犬の妖怪が口癖としていたからです。
子供の間で流行り始めて大人にも広まり2014年にはアニメ流行語大賞の銀賞に選ばれました。
「もんげー」の表現の使い方
「もんげー」は方言としてはシニア世代の男性が使う言葉で、若い世代はまず使いません。
しかしアニメで有名になった「もんげー」は現在でも子供達に使われていて、こちらは「もんげー」と伸ばした言い方になります。
驚いた時や感動した時に「もんげー〇〇だなぁ」とアニメに準じて使われます。
「もんげーバナナ」とは?
「もんげーバナナ」とは、岡山県で生産されるバナナのブランドで、無農薬で育てられて「皮まで食べられる」というのが大きな特徴です。
糖度は一般のバナナよりも高く、香りがありもっちりとした食感です。
通常バナナは熱帯地域で栽培されるものですが、「もんげーバナナ」は「冷凍解凍覚醒法」により冷涼な土地で栽培されています。
皮が非常に薄く、バナナの味を損なうことなくそのまま食べられることで注目されています。
岡山らしいネーミングを考えた際に「もんげーバナナ」と名付けられました。
本来は岡山県内の百貨店内の青果コーナーでしか販売されておらず、通販も行っていないことから「幻のバナナ」と呼ばれています。
1本600円以上もするとあり、希少価値の高いバナナです。
「もんげー」を使った例文と意味を解釈
「もんげー」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「もんげー」を使った例文1
- 「もんげー」を使った例文2
「もんげー」を使った例文1
「都会の混雑はもんげーなぁ」
妖怪ウォッチでは「もんげー」と言う「コマさん」というキャラはとても純朴で、何事にも素直に感動するタイプです。
その性格を真似て都会に出てきた時に人ごみでごちゃごちゃしている様子を見てこの様に表現しています。
「もんげー」を使った例文2
「もんげーうまいバナナだな」
岡山の「もんげーバナナ」など、高級バナナを食べた時の感想です。
本来ならば「もんげぇうめぇバナナだのぅ」などと言うのですが、スラングとしての「もんげー」ですので標準語に近い表現をします。
「もんげー」の類語や類義語・言い換え
「もんげー」の類語を紹介します。
- 「めっちゃ」【めっちゃ】
- 「なまら」【なまら】
- 「でら」【でら】
「めっちゃ」【めっちゃ】
大阪弁で「すごく」を意味する言葉です。
現在では関東でも使う人が増えてきています。
「なまら」【なまら】
北海道で「すごく」を意味する言葉です。
「なまらうまい」という風に使われます。
「でら」【でら】
愛知県で「すごく」を意味する言葉です。
「どえらい」が変化して「でら」になりました。
「もんげー」は岡山県の方言で「すごい」という意味の言葉です。
実際に岡山県の方言としてではなく、マンガ・アニメ「妖怪ウォッチ」の「コマさん」の様に、標準語と合わせて使うのがコツです。