「波瀾万丈/波乱万丈」とは?意味や使い方!例文や解釈
「波瀾万丈/波乱万丈」という言葉はとてもドラマチックな響きがありますが、一体どの様な意味があるのでしょうか。
類語や例文なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「波瀾万丈/波乱万丈」とは?
- 「波瀾万丈/波乱万丈」の表現の使い方
- 「波瀾万丈/波乱万丈」の類語や類似表現や似た言葉
- 「波瀾万丈/波乱万丈」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「波瀾万丈/波乱万丈」の反対語
- 「波瀾万丈/波乱万丈」の英語と解釈
「波瀾万丈/波乱万丈」とは?
「波瀾万丈/波乱万丈」の概要について紹介します。
- 「波瀾万丈/波乱万丈」の読み方
- 「波瀾万丈/波乱万丈」の意味
- 「波瀾万丈/波乱万丈」の語源や由来
- 「波瀾万丈」と「波乱万丈」の違いとは
「波瀾万丈/波乱万丈」の読み方
「波瀾万丈/波乱万丈」はどちらも「はらんばんじょう」と読みます。
「万丈」を「まんじょう」と読み間違わない様にしましょう。
「波瀾万丈/波乱万丈」の意味
「波瀾万丈/波乱万丈」の意味は「劇的な変化に見舞われること」です。
主に人生で経験してきたことを表し、様々な苦労や困難に見舞われながらも、何とか乗り越えて現在まで至る様子のことを言います。
後から他の人が体験談を聞いて驚いたり感動したりする様な出来事を経験してきている時に使われます。
「波瀾万丈/波乱万丈「の人生を歩んでい人の中には苦労をした末に大きく成功して幸せになった人もいますが、残念ながら人生に翻弄されたまま苦労を続けている人もいるのです。
「波瀾万丈/波乱万丈」の語源や由来
「波瀾万丈/波乱万丈」の語源は言葉の意味から来ています。
「波瀾/波乱」は「大きな波と小さな波、或いは荒れ狂う波」という意味で、これを人生に例えて「人生において多くに苦労や困難があること」を表しています。
「万丈」は「万の丈=非常に高いこと」という意味で、「人生における劇的な変化」を表しています。
これらの言葉が組み合わさり「人生で多くの苦労や困難に見舞われて劇的な変化がある様子」という意味で使われる様になりました。
「波瀾万丈」と「波乱万丈」の違いとは
「波瀾万丈」は「波乱万丈」とも書かれますが、間違いではありません。
「波瀾」の「瀾」は「常用漢字」ではない為に、同じ音を持つ漢字として「乱」が使われています。
どちらも同じ意味でキーボードでどちらにも変換できます。
「波瀾万丈/波乱万丈」の表現の使い方
「波瀾万丈/波乱万丈」の使い方を紹介します。
- 「波瀾万丈/波乱万丈の人生」
- 「波瀾万丈/波乱万丈の冒険」
- 「波瀾万丈/波乱万丈の恋」
「波瀾万丈/波乱万丈の人生」
「波瀾万丈/波乱万丈」が最も良く使われるのが「人生」です。
人の人生は非常に様々で、長い時間の中で信じられない位の辛い思いをすることもあります。
しかしその時には夢中で何も考えずに生きていることが多く、後から振り返ってみれば劇的に変化に満ちた人生だったと思える時に「波瀾万丈/波乱万丈の人生」と言います。
本人よりも周囲の人が「すごい」と感じた時に使われます。
「波瀾万丈/波乱万丈の冒険」
SFやアドベンチャー映画などで主人公が特別な環境で様々な試練に遭う時に使われます。
こちらの場合は短期間でもそれだけ大きなハプニングが起きることから「波瀾万丈/波乱万丈」と言います。
最終的にハッピーエンドになるストーリーが多いので、観てる方も安心していられます。
「波瀾万丈/波乱万丈の恋」
人は恋愛に関するイベントで人生を大きく左右されることもあります。
その為に「波瀾万丈/波乱万丈」を特にその人の恋愛経験に対して使うこともあるのです。
多くの異性と恋愛をして失敗を繰り返したり、何度も結婚・離婚を繰り返してその後の人生が大きく変わった時などに使われます。
「波瀾万丈/波乱万丈」の類語や類似表現や似た言葉
「波瀾万丈/波乱万丈」の類語を紹介します。
- 「山あり谷あり」【やまありたにあり】
- 「浮き沈み」【うきしずみ】
- 「紆余曲折」【うよきょくせつ】
「山あり谷あり」【やまありたにあり】
意味は「人生は良いこともあれば悪いこともある」ということです。
人生の良い時を「山」で表し、悪い時を「谷」で表し、折れ線グラフの様にしたイメージです。
「山あり谷あり」は人生に対する教訓として使えて、現在非常に良い状態の時には「いつまでもこの状態が続くとは限らない、更に気を引き締めていくべき」と言い、悪い状態の時には同じく「いつまでもこの状態が続くとは限らない、それまで頑張るべき」と言います。
「浮き沈み」【うきしずみ】
「状況が良くなったり悪くなったりすること」という意味です。
水の中で波にもまれてものが浮いたり沈んだりする様子から来ています。
「紆余曲折」【うよきょくせつ】
意味は「これまで様々な経験をしてきたこと」です。
「紆余」は「曲がりくねる」という意味で、「曲折」は「折れ曲がる」という意味があります。
多くのことがあり、スムーズにはいかない様子を表しているのです。
「波瀾万丈/波乱万丈」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「波瀾万丈/波乱万丈」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「波瀾万丈/波乱万丈」を使った例文1
- 「波瀾万丈/波乱万丈」を使った例文2
「波瀾万丈/波乱万丈」を使った例文1
「彼女は波乱万丈の人生を送った」
生まれてから現在まで、実に様々な経験をしたことを意味しています。
昔の人の場合は戦争があったので誰もが波乱万丈の人生と言えました。
現在では両親が離婚したり結婚に失敗したり、仕事をクビになるなど様々な人生のイベントを表します。
「波瀾万丈/波乱万丈」を使った例文2
「結婚してから波乱万丈の日々を送ることになった」
結婚をすると相手次第で大きく人生が変わる人もいます。
特に女性の場合、男性がギャンブル好きだったり借金をしたりして、転落人生に引きずり込まれてしまう場合もあるのです。
結婚を期に劇的に人生が変わり、多くの苦労をしている様子を表しています。
「波瀾万丈/波乱万丈」の反対語
「波瀾万丈/波乱万丈」の反対語を紹介します。
- 「平穏無事」【へいおんぶじ】
- 「順風満帆」【じゅんぷうまんぱん】
「平穏無事」【へいおんぶじ】
意味は「特に変わったこともなく穏やかな様子」です。
「平穏」は「安らか」という意味で、「無事」は「変化がないこと」で、「無事」を強調する言葉として「平穏」が前に付けられています。
「順風満帆」【じゅんぷうまんぱん】
意味は「ものごとが全て順調に進んでいくこと」です。
「船が帆に風を受けてスムーズに進んでいる様子」から来ています。
「波瀾万丈/波乱万丈」の英語と解釈
“His life has a lot of ups and downs.”
「彼の人生は波乱万丈だ」になります。
“ups and downs”で「上がったり下がったり=波乱万丈」という意味になります。
「波瀾万丈/波乱万丈」は「劇的な変化に見舞われること」という意味です。
信じられない様な経験を多くしてきた人に対して使ってみましょう。