「悪意」とは?意味や使い方!例文や解釈
「悪意」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「悪意」という言葉を使った例文や、「悪意」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「悪意」とは?
- 「悪意」の類語や類似表現や似た言葉
- 「悪意」を使った例文や短文など
- 「悪意」の反対語
- 「悪意」の英語表現
- 「悪意」のある人の特徴
「悪意」とは?
みなさんは「悪意」という言葉を知っているでしょうか。
誰かの言動に「悪意」を感じた経験があるかもしれません。
一方で、「悪意」という言葉を、今回初めて目にした人もいるでしょう。
そこで「悪意」という言葉の意味を紹介します。
- 「悪意」の読み方
- 「悪意」の意味
「悪意」の読み方
「悪意」は「あくい」と読みます。
「わるい」などと読み間違えないようにしましょう。
これを機会に、「悪意」は「あくい」と読みましょう。
「悪意」の意味
「悪意」という言葉の意味を紹介します。
「悪意」には、「人を害を与えようとする心」という意味があります。
誰かに対して、「傷つけよう」「悪い影響を与えよう」と思う気持ちは、「悪意」と言えます。
誰かの言動に、「悪意」を感じる時は、何かしら相手から、自分を害そうとする思いを感じるのではないでしょうか。
このように、「悪意」は「人を害そうとする心」という意味があります。
「悪意」の類語や類似表現や似た言葉
次に「悪意」の類語や類似表現を紹介します。
「悪意」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「殺意」【さつい】
- 「犯意」【はんい】
- 「害心」【がいしん】
- 「魔が差す」【まがさす】
「殺意」【さつい】
「殺意」には、「人を殺そうとする意志」という意味があります。
殺人事件が起こった時、「人を殺そうとする意志」があったかどうかで、量刑に大きな違いがあります。
「殺意」があった場合は、殺人の罪に問われますが、意志がなかった場合は、過失致死となり、量刑が軽くなります。
「犯意」【はんい】
「犯意」には、「罪を犯そうとする意志」という意味があります。
「犯意を否定する」という時は、「罪を犯そうとする意思はなかったと、否定する」という意味になります。
「害心」【がいしん】
「害心」には、「害を加えようとする心」という意味があり、「悪意」と似た意味の言葉になります。
「魔が差す」【まがさす】
「魔が差す」には、「ふと悪い考えが起こる」という意味があります。
例えば、衝動的に万引きをしてしまった人は、ふと「お金を払わないで、商品を持ち帰ってやれ」などと、悪い考えが頭をよぎったのかもしれません。
「悪意」を使った例文や短文など
続いて「悪意」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「悪意」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「悪意」を使った例文1
- 「悪意」を使った例文2
「悪意」を使った例文1
「Aさんが、Bさんの評価が下がるようなデマを流したのは、『悪意』があったからだ」
この例文は、Aさんの「悪意」を文章にしたものです。
Aさんは、Bさんの評価が下がるような「彼は最低だ」「彼は人間失格だ」あるいは、「彼は不正をしている」などの噂を流しました。
しかも本気でそう思っているのではなく、Bさんを害そうという気持ちからデマだと分かっていて噂を流しています。
このような確信犯的なデマは「悪意」によるものと見て間違いないでしょう。
「悪意」を使った例文2
「Cさんを傷つけてしまったが、『悪意』があってのことではない」
この例文のように、「悪意がなかった」という言い回しもよく使われます。
誰かに厳しく当たってしまい、想像するより相手が傷ついてしまうことがあります。
しかし決して、相手を害そうという気持ちがないケースもあります。
例えば、仕事を怠けていた人に対して、厳しく説教した時、相手が傷ついてしまうことがあります。
しかし、仕事を怠け続けたら、その人に将来は無いと思い、心を鬼にして説教したのかもしれません。
言い過ぎや人格を攻撃してしまうようなケースもありますが、「悪意がない」のは本当かもしれません。
「悪意」の反対語
「悪意」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「悪意」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「善意」【ぜんい】
- 「熱意」【ねつい】
「善意」【ぜんい】
「善意」には「人のためになるようにと思う心」という意味があります。
「善意の人」という時は、常に人のためになるよう考えて行動している人という意味になります。
「熱意」【ねつい】
「熱意」には、「熱心な気持ち」という意味があります。
誰かに対して熱心な気持ちで応援してくれる人は、「熱意のある応援」をしてくれる人でしょう。
他にも、「熱意ある説得」「熱意溢れるセリフ」などの使い方をします。
「悪意」の英語表現
「悪意」を英語にしようとする時、どのような言葉を選べばいいでしょうか。
「悪意」は英語で、“malic”e(マリス)になります。
“malice”には「悪意」という意味があるためです。
また「悪意を抱く」という表現を英語にすると、“harbor malice”(ハーバーマリス)になります。
“harbor”には「抱く」という意味があるため、“harbor malice”で「悪意を抱く」になります。
このように「悪意」を英語にする時は、“malice”を使ってみましょう。
「悪意」のある人の特徴
最後に、「悪意」のある人の特徴を紹介します。
「悪意」がある人だと感じる人には、どのような特徴があるでしょうか。
- 「被害者意識が強い」
- 「嫉妬している」
- 「ストレスが溜まっている」
「被害者意識が強い」
被害者意識が強い人は、「自分ばかりひどい目に遭っている」などと思っています。
また周囲の人が自分に対して「悪意」を持っていると思っています。
そのため、その仕返しして、誰かに「悪意」を向けたり、「相手も自分のように辛い目に遭えばいい」と思っているため、「悪意」のある言動を取る傾向があります。
「嫉妬している」
他人に対して嫉妬心が強い人は、相手の幸せが許せない気持ちがあります。
そのため、「悪意」のある言動を取り、相手を貶めたり、窮地に入れたいと考えています。
「ストレスが溜まっている」
イライラする日常を過ごしている人は、それだけで周囲の人に対する当たりが強くなります。
時には「悪意」を感じるような言動を取り、相手を驚かせることもあります。
本人は強いストレス下にいるため、自分の言動のひどさに気付いていません。
「悪意」という言葉について見てきました。
誰かの言動に、人を害そうとする気配が見えた時、また自分の言動に人を傷つけようという意図が見えた時に、「悪意」という言葉を使ってみましょう。