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「魔が差す」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】

「魔が差す」という言葉の意味や使い方を紹介します。

さらに「魔が差す」の英語や、「魔が差す」を使った例文を紹介していきます。

魔が差す

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「魔が差す」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「魔が差す」の意味とは?
  • 「魔が差す」の意味
  • 「魔が差す」の英語
  • 「魔が差す」心理
  • 「魔が差す」の言葉の使い方
  • 「魔が差す」を使った例文


「魔が差す」の意味とは?

「魔が差す」の意味とは?

「魔が差す」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

「魔が差す」「まがさす」と読み、「差す」という感じを使います。

「刺す」「指す」などの漢字を使う間違いをしてしまうことがありますので、気を付けましょう。

最近、「魔が差す」事で、何か悪い事をしてしまった人がいるかもしれません。

また誰かの「魔が差して…」という言い訳を聞いた事がある人がいるかもしれません。

このような場面の「魔が差す」という言葉にはどのような意味があるでしょうか。

そこで「魔が差す」の意味や使い方を紹介していきます。

この言葉の意味を知る事で、以前「魔が差す」体験をした事を思い出す人もいるかもしれません。



「魔が差す」の意味

 「魔が差す」の意味

「魔が差す」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「魔が差す」には、「ふと悪い考えが起こる」という意味があります。

普段なら考えもしないような悪い考えが頭の中に浮かんでしまう事を「魔が差す」と言います。

例えば、万引きをしてしまった人の言い訳に「魔が差す」というものがあります。

「つい、魔が差して…」などと言い訳をしているシーンをドキュメンタリー番組などで見る事がありますが、「ふと、万引きしても大丈夫かな」「万引きしてみたいな」といった思いが浮かんでしまったため、普段なら絶対しない万引きをしてしまう人がいます。

他にも、人の物を盗んでしまったり、人を傷つけるような言動をしてしまう前に、「ふと悪い考えが起こる」事を、「魔が差す」と言います。

「魔が差す」の英語

「魔が差す」の英語

「魔が差す」という言葉を英語にするとどのような表現になるでしょうか。

「魔が差す」を英語にすると、“be tempted by an evil spirit”(ビーテンプテッドバイアンエビルスピリット)になります。

“be tempted by an evil spirit”“be tempted”(ビーテンプテッド)には「誘惑される」という意味があり、“an evil spirit”(アンエビルスピリット)には「悪霊」「魔物」という意味があります。

そのため、“be tempted by an evil spirit”には「悪霊に誘惑される」「魔が差す」という意味があります。

このように、「魔が差す」を英語にすると、“be tempted by an evil spirit”になりますので覚えておきましょう。



「魔が差す」心理

「魔が差す」心理

「魔が差す」と人が言う時の心理状態はどのようなものでしょうか。

そこで、「魔が差す」時に共通する心理状態を紹介します。

  • 「悪い自分が顔を出す」
  • 「条件がそろう」
  • 「意識が薄い」

「悪い自分が顔を出す」

そもそも日常的に「悪い自分」を心の中に持っている人がいます。

いわばダークサイドの自分のようなものです。

普段はそのような悪い自分を隠す事ができている人も、そのようなダークサイドの自分がいる限り、いつ表面上に出てしまうか分かりません。

ふと油断をした時に、いい人を演じている自分を差し置いて、ダークサイドの自分が主張し始めるかもしれません。

「魔が差した」と言う時、それは悪魔のささやきではなく、内なる自分の声が聞こえたという事になります。

「条件がそろう」

悪い事をしてしまう時に、犯罪者などが口をそろえて言うのは「条件がそろっていた」という事です。

例えば万引きをしてしまう時、万引きをしても絶対に見つからないような条件が揃っている事があります。

お店の中に人がいない、いてもやる気がなさそうな店員が一人いるだけなど、「今万引きをしても絶対にみつからない」と感じます。

そのような時に、すっと手が出てしまい、万引きをしてしまいます。

普段は絶対に万引きをしない人でも、条件がそろうと万引きをしてしまう事があるのはこのためです。

そして万引きをしても大丈夫だと勘違いし、習慣になってしまう人もいます。

「意識が薄い」

痴漢行為を働く人の中には、泥酔している人がいます。

泥酔状態だと、脳の働きが悪くなります。

特に社会的にきちんと生きるための脳の一部が働かなくなるため、悪い事をしてしまいがちになります。

このような時に「魔が差して」「つい痴漢をしてしまった」などという言い訳をします。

泥酔時のように、自分の意識が薄くなっている時に、「魔が差しやすく」なります。

「魔が差す」の言葉の使い方

「魔が差す」の言葉の使い方

「魔が差す」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。

「魔が差す」には「ふと悪い考えが起こる」という意味がありますので、そのような場面が訪れた時に使ってみましょう。

犯罪を起こす直前に、悪い考えが起こるケースがありますが、日常的にはそのような行為をする事はないでしょう。

しかし「ずる」をする機会は多いかもしれません。

行列に横入りしてしまう、ゴミを指定の日に捨てない、ゲーム中にずるをしてしまうなど、犯罪ではないけれど、マナー違反な行為をしてしまう事があります。

このような行為をする前に「してもばれない」「やってもいいだろ」などの悪い考えが浮かぶかもしれません。

このような時に「魔が差す」という言葉を使ってみましょう。

「魔が差す」を使った例文

「魔が差す」を使った例文

「魔が差す」を使った例文を紹介します。

様々な場面における「魔が差す」を使った例文を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

  • 「魔が差す」の例文1
  • 「魔が差す」の例文2

「魔が差す」の例文1

「つい『魔が差し』、ラーメン屋の行列に横入りしてしまった」

この例文のように、「行列に並ぶのが面倒だし、横入りしちゃえ」という悪考えが浮かぶ事を、「魔が差す」と言います。

「魔が差す」という言葉を使った、典型的な例文と言えるでしょう。

行列に怖い人がいない、横入りできそうな空間があるなど、悪い事をしても大丈夫そうな条件が揃っている時にも、「魔が差しやすい」傾向があります。

「魔が差す」の例文2

「飲み会で『魔が差し』彼女の友達と浮気をしてしまった」

この例文のように、浮気をする直前にも「魔が差す」事があります。

浮気をしても「彼女にはばれないだろう」などの悪い考えが浮かび、してはいけない事をしてしまいます。

icon まとめ

「魔が差す」という言葉の意味や使い方を見てきました。

みなさんも「魔が差す」事があるかもしれませんが、そのささやきに負けず、自分を律する事ができるよう、ダークサイド自分と戦ってみましょう。