「ホの字」とは?意味!概要
シニア世代の男性が「ホの字」という言葉を使っていることがあります。
いったいどの様な意味なのか、例文や類語なども併せて紹介します。
目次
- 「ホの字」とは?意味
- 「ホの字」を使った例文と意味を解釈
- 「ホの字」の類語や言い換え
「ホの字」とは?意味
「ホの字」の意味や語源について紹介します。
- 「ホの字」の意味
- 「ホの字」の語源
- 「ホの字」の使い方
「ホの字」の意味
「ホの字」の意味は、「惚れている」「好きである」ということです。
江戸時代から使われている言葉で、当時は恋愛沙汰に対しては今より非常に奥手な人達ばかりでした。
相手に面と向かって「好きです」というのもはばかられる時代だったのです。
そこで遠まわしに恋愛感情を表現する言葉として「ホの字」が使われる様になりました。
「ホの字」の語源
「ホの字」の語源は「惚れている」「惚れた」の頭文字からきています。
人前で恋愛に関しておおっぴらに噂できない時に隠語として頭文字を取って使われていました。
元々は本人ではなく、噂話や第三者から好きな人がいることを指摘される時に使われていた言葉です。
「ホの字」の使い方
「ホの字」はシニア層の男性が使う可能性がある言葉です。
誰かの噂話をしたり、本人に片思いの異性の名前を白状させる時に「ホの字だろう」として使います。
現在ではほぼ死語であり、若い人に言っても通じません。
「ホの字」を使った例文と意味を解釈
「ホの字」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「ホの字」を使った例文1
- 「ホの字」を使った例文2
「ホの字」を使った例文1
「あいつは秘書の〇〇さんにホの字だってさ」
社長秘書というのは優秀で身なりもきっちりとしていて隙のない存在です。
他の従業員の女性よりもあか抜けて見えるので、憧れている弾性も多いでしょう。
片思いをしていることが周囲のひとにバレてしまい、噂されていることを表しています。
「ホの字」を使った例文2
「顔にホの字だって書いてあるぞ」
異性を見て思わず顔を赤らめてしまい、それを指摘された時の言葉です。
「顔を見れば君が相手のことを好きなのがすぐに分るよ」という意味出言っています。
指摘した人はおそらくシニア世代の男性で、親近感を持って遠まわしに言ってくれたのでしょう。
「ホの字」の類語や言い換え
「ホの字」の類語を紹介します。
- 「ぞっこん」【ぞっこん】
- 「首ったけ」【くびったけ】
「ぞっこん」【ぞっこん】
「心から好きなこと」という意味です。
語源は「底根」で、「そここん」→「そっこん」→「ぞっこん」に変化しました。
「心の底から好きだ」という言葉が省略されて「ぞっこん」だけでも「好きである」という意味で使われる様になったのです。
「首ったけ」【くびったけ】
「相手のことが好きになり夢中になってしまうこと」という意味です。
語源は「首丈(くびたけ)」で、「足元から首の高さまでの丈」という意味で「相手のことが好きで首から下がどっぷりと浸かってしまっている状態」という意味で使われる様になりました。
「ホの字」は「惚れいている」「好きだ」という意味です。
シニア世代の男性から言われたら意味を理解して上手く受け流せる様にしておきましょう。