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「首ったけ」とは?意味と使い方!例文!類語や英語を紹介!「ぞっこん」の違い

あなたの目の前に好きな人が現れたなら、どのようなふるまいをするでしょうか?

心がドキドキして言葉を出すこともできないかもしれませんが、そんな時に出てきそうなのが「首ったけ」という言葉かもしれません。

今回は、この「首ったけ」についての意味や、使い方、類語などに触れていくことにします。

首ったけ

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目次

  • 「首ったけ」の意味とは?
  • 「首ったけ」の読み方
  • 「首ったけ」の言葉の使い方
  • 「首ったけ」を使った言葉やサービスなどを解釈
  • 「首ったけ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「首ったけ」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
  • 「首ったけ」の英語(解釈)・例文など
  • 「首ったけ」と「ぞっこん」の違い


「首ったけ」の意味とは?

「首ったけ」の意味とは?

「首ったけ」とは「相手にすっかりほれこんで夢中になること」「周りが見えないくらいに熱を上げること」という意味があります。

「首ったけ」「首丈」から来ている言葉で、元来は「足のつま先から顎までの長さのこと」意味する言葉でしたが、「首丈までどっぷりと水に浸かるくらいに好意を持つ」ということから、今の「首ったけ」の解釈になったと考えられます。



「首ったけ」の読み方

「首ったけ」の読み方

「首ったけ」「くびったけ」という読み方になります。

「首ったけ」の言葉の使い方

「首ったけ」の言葉の使い方

「首ったけ」は、「とことん好きになる」という意味がありますので、好意を持った人の前にいる時や、デートをしている時などで出て来ることがあります。



「首ったけ」を使った言葉やサービスなどを解釈

「首ったけ」を使った言葉やサービスなどを解釈

「首ったけ」という言葉には、「好きで夢中になる」という意味合いがありますが、この言葉に関するテーマについて挙げてみました。

  • 「メリーに首ったけ」とは?映画

「メリーに首ったけ」とは?映画

「メリーに首ったけ」というフレーズを聞いて、ピンと来る人はかなりの映画マニアかもしれません。

「メリーに首ったけ」はロンティックコメディの要素とちょっとお下劣コメディの要素がプラスされたような映画作品で結構ヒットしました。

キュートな女の子を中心に片想いの純粋な性格の男や、彼女の周りをうろつく男性達のユニークなストーリー展開が好評でした。

「首ったけ」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「首ったけ」を使った例文や短文など(意味を解釈)

では、ここで「首ったけ」を使った例文を見て、具体的な活用シーンの理解を深めてください。

  • 「首ったけ」を使った例文1
  • 「首ったけ」を使った例文2

「首ったけ」を使った例文1

「1日中デートして、さっき別れを告げて離れたばかりだけど、僕はもう彼女に首ったけになっていた」

こんな例文を見ると、本当に「僕」が彼女にほれ込んでいることが分かりますね。

始めてのデートに誘って、彼女の魅力にますますのめり込んでいくことになっていくのでしょう。

「首ったけ」を使った例文2

「あの子はお前に首ったけな感じだけど、もしかしてお前は、彼女を利用しているだけなのか」

このような例文を見ると、かなり怒りを覚えてしまいそうですが、「首ったけ」な彼女だけに非常に心配になります。

しかし、純粋な思いを持っている女性を持て遊ぶ男は、これからろくなことがないことでしょう。

人の好意は真摯に受け止める必要があります。

「首ったけ」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

「首ったけ」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

「首ったけ」に似ている意味を持つ言葉に、どのようなものがあるでしょうか? ここで「首ったけ」の類語をいくつか見ていくことにしましょう。

  • 「骨抜き」
  • 「メロメロ」
  • 「ホの字」

「骨抜き」

「骨抜き」という言葉が「首ったけ」の類語語の1つとして挙げることができますが、「身体から骨が抜けてぐにゃぐにゃになってしまうくらいに相手に惚れすぎて、しっかりとした思考能力がなくなること」という意味があります。

「僕の友人は、A子に完全に骨抜きにされてしまった」といったような使い方をします。

なお、「骨抜き」は恋愛関係だけでなく、ビジネスでも使える言葉でもあり、「議論や意見の重要なポイントを取り除き価値をなくしてしまう」というニュアンスで用いられます。

「今回のレポートは、国からの検閲を受けて内容が骨抜きにされている」というような場面で使われることもあります。

「メロメロ」

「僕はもう彼女にメロメロだよ」というような表現で使われますが、「しまりがなくなるさま」という意味があります。

「自制力を失くしたり、抵抗することができなくなってしまう状態」というふうに解釈することもできます。

「メロメロ」の語原を調べてみると、意外にも鎌倉時代から使われていた言葉が始まりのようで、「炎が燃え上がるさま」という意味がある「めらめら」から来ているとも言われています。

「ホの字」

「ホの字」という言葉も「首ったけ」に近い意味がある言葉で、「惚れる」「ほ」を意味しており、「惚れている」という気持ちをA、やんわりと遠回しに言う時に使う言葉です。

「ホの字」は、好きな相手に自分の思いをストレートに伝える時には使われず、友人などの間で用いる言葉です。

本当に好きで好きでたまらない相手であれば、周囲の人達から「ホの字」と言われなくても、ストレートに気持ちを伝えているかもしれませんね。

「首ったけ」の英語(解釈)・例文など

「首ったけ」の英語(解釈)・例文など

ここでは「首ったけ」の英語表現を見ていくことにします。

  • “has the hots for〜”
  • “crazy for〜”

“has the hots for〜”

“has the hots for〜”「首ったけ」の英語対訳になりますが、「熱い」という意味のの“hot”が使われていることは、興味深いところです。

“crazy for〜”

“crazy for〜”「首ったけ」の類義語となりますが、「狂いそうになる」のニュアンスがある“crazy”が使えるのも、面白い表現かもしれません。

「首ったけ」と「ぞっこん」の違い

「首ったけ」と「ぞっこん」の違い

「首ったけ」という言葉の他に「ぞっこん」という言葉もありますが、2つの言葉の意味に違う点はあるのでしょうか? 「ぞっこん」とは、元々「心から」「本気で」「全くもって」という意味があり、「ぞっこんなんだ」というような形で使われることで「心から惚れ込んでいる」という意味になってきます。

「首ったけ」も似たような解釈ですが、「好意」を示す度合いとしては、「ぞっこん」の方が強いかもしれません。

まあ、好きなレベルを比べることはナンセンスなことなので、本当に好きな人に自分の気持ちを伝えるのあれば、「首ったけ」でも「ぞっこん」でも構わないと思います。

icon まとめ

「僕はもう君に首ったけだよ」というような言い回しができる人は、今の若い世代でどのくらいいるでしょうか? 「好きだ」という気持ちを表現する言葉は「首ったけ」だけでなく、他にも色々ありますので、自分に合った言葉をセレクトすればいいかと思いますが、大切なことは相手に、自分の思いを素直に伝えることです。