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「奥深い」とは?意味や使い方!例文や解釈

「奥深い」という言葉は日常会話などでもわりと頻繁に使う機会が多いのではないでしょうか。

ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「奥深い」という言葉の理解を深めていきましょう。

奥深い

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目次

  • 「奥深い」とは?
  • 「奥深い」の表現の使い方
  • 「奥深い」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「奥深い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「奥深い」の反対語
  • 「奥深い」の英語と解釈

「奥深い」とは?

「奥深い」とは?

「奥深い」とは、入り口から中へとずっと続いていること、奥が深い、奥行きがあるという意味ですが、それとは別に、「深い意味がある」「深遠」であるという意味もあります。

どちらかと言えば後者の意味で使われることが多いかもしれません。

  • 「奥深い」の語源や由来
  • 「奥深い」の読み方

「奥深い」の語源や由来

「奥深い」とは、奥が深い、奥行きがあるという意味で使うこともありますが、会話の中で「奥深いですね」などと言うのは、深い意味がある、深遠であるといった意味合いです。

ちなみに「深遠」とは奥深く簡単に計り知れないことといった意味です。

奥行きがある、ずっと奥へと続いているという状態は先に何があるかよく見えないものです。

そのような意味がある言葉ですから、簡単には計り知れないことを「奥深い」と言い表すのも納得いくような気がします。

「奥深い」の読み方

「奥深い」と書いて「おくふかい」「おくぶかい」と読みます。

「奥深い」の表現の使い方

「奥深い」の表現の使い方

「奥深い」という言葉は、奥行きがある、深い意味がある、簡単には計り知れないといった意味があります。

深い意味がある、簡単には計り知れないといった意味で使う時は、簡単なものではないこと、じっくり時間をかけて取り組まなければならないようなことに対してとなります。

「手芸の世界はなかなか奥深い」「長年、この仕事をしていますが、まだまだ知らないことがあって、奥深いです」などと使います。

自分にとって、簡単なこと、わかりやすいことには使わない言葉です。

また「奥深い森」などと言う場合は奥行きがある、ずっと奥へと続いているといった意味合いになります。

どちらの意味合いで使っているのか判断する必要があります。

「奥深い」の類語や類似表現や似た言葉

「奥深い」の類語や類似表現や似た言葉

言葉の意味が理解できましたところで、「奥深い」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「深み」【ふかみ】
  • 「高尚」【こうしょう】
  • 「簡単に言い尽くせない」【かんたんにいいつくせない】

「深み」【ふかみ】

「深み」とは川など深くなっている所、深入りして逃れられない状態といった意味でも使いますが「奥深い」と類義語の場合の意味は内容、知識、人格といったものの深さの度合いを意味しています。

「あの人の言うことは深みがまったくない」「深みのある女性がやけに気になる」などと使います。

「高尚」【こうしょう】

「高尚」とは知性、品性の程度が高いことです。

気高くて立派なことという意味になります。

「高尚な趣味をお持ちですね」「先生の話は高尚過ぎて生徒がどのくらい理解できているのかわからない」などと使います。

「簡単に言い尽くせない」【かんたんにいいつくせない】

「奥深い」とはわかりやすく言い換えれば「簡単に言い尽くせない」という言葉になります。

「趣味の世界は奥深い」「趣味の世界は簡単に言い尽くせない」と言い換えても意味合いは同じです。

「奥深い」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「奥深い」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「奥深い」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「奥深い」を使った例文1
  • 「奥深い」を使った例文2

「奥深い」を使った例文1

「彼女の心の奥深いところまでは、誰にもわからないし、彼女もあえて人に言おうとはしなかった」

「奥深い」は奥行きがある、奥深いところといった意味と、深い意味、簡単に計り知れないといった意味と二通りあります。

この例文の場合は単純に心の奥、深いところという意味で使っています。

奥深いところなので、表面的ではありませんから誰にもわからないということなのです。

自分の心の奥底にある気持ちを人に素直に話せば、それは相手に伝わりますが、言わなければ誰も知ることはできません。

「奥深い」を使った例文2

「長く続けている趣味だが、すればするほど奥深いと感じることがあるのだ」

長く続けている趣味であれば、慣れていることでしょう。

しかし、続ければ続けるほどに新しい発見があるとか、まだまだ計り知れないことがあると気がつかされることもあります。

そのようなことを「奥深い」「奥深さ」「奥が深い」という言葉で言い表すことができるのです。

「奥深い」の反対語

「奥深い」の反対語

「奥深い」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「浅い」【あさい】
  • 「上っ面」【うわっつら】
  • 「表面的」【ひょうめんてき】

「浅い」【あさい】

「浅い」とは表面、外側から底や奥までの距離が短いという意味です。

また到達度が低い、十分な程度に達していないことも「浅い」と言うのです。

「考えが浅い人」「経験が浅い」「理解が浅い」などと使います。

「上っ面」【うわっつら】

「上っ面」とは「上面」(うわつら)のことですが、物の外から見える部分という意味です。

本質とは関係がない外面的な部分という意味合いで使われる言葉でもあります。

「彼女は上っ面だけで判断するところがあるから全面的に信用するのは止めておこう」「上っ面だけ見ていれば本質はわからないままだ」などと使います。

「表面的」【ひょうめんてき】

「表面的」とはうわべだけに留まっていることを言います。

外面的とも言います。

「表面的なことしか学んでいない」「表面的に取り繕っているだけで本心からではない」「表面的には仲良くやっているがお互いに嫌い合っている」などと使います。

「奥深い」の英語と解釈

「奥深い」の英語と解釈

「奥深い」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“deep”という単語で言い表します。

例文は“a deep forest.”(奥深い森)、“a deep meaning.”(奥深い意味)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「奥深い」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

奥行きがある、深い意味がある、深遠といった意味があります。

どの意味合いの「奥深い」なのかは会話、文章の流れから判断するようにしましょう。

それでは、言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。