「バイナラ」とは?意味や語源・類語を詳しく解説!
この「バイナラ」は、かなり昔からある表現ながら、未だに見聞きする言葉の1つです。
目次
- 「バイナラ」とは?
- 「バイナラ」の語源や概要
- 「バイナラ」の類語や言い換え
「バイナラ」とは?
「バイナラ」とは、「バイバイ」と「サヨナラ」をくっ付けた言葉です。
いかにも若者が好んで使いそうな表現ですが、1980年には既にあった言葉で、当時のバラエティ番組で使われたことがきっかけとなり、一般にも広まりました。
由来の通り、「さようなら」という表現を軽くしたものだと考えていいでしょう。
よって、若者が使うことがほとんどで、それは、この言葉が流行り始めた当時でも現在でも一緒です。
「バイナラ」の語源や概要
「バイナラ」という言葉が始めて使われた(と思われる)のは、1976年から放送していた「欽ちゃんのどこまでやるの!?」という人気のバラエティ番組です。
この中のコント劇でよく「バイナラ」と使っていた為、視聴者から序々に世間に広まりました。
当時はネット環境は一般的ではありませんでしが、どちらかと言えば子供向けの要素の強い番組だったので、直接番組から子供を中心に広まったと考えていいでしょう。
「バイナラ」の類語や言い換え
「バイナラ」のように、「さようなら」という意味で使える若者風の言葉です。
「バイナラ」は、やはり古さを隠せない言葉で、今ではそれほど見聞きしませんが、これらは現役の学生の間でよく使われている言葉です。
- 「ジャネバイ」【じゃねばい】
- 「バイビー」【ばいびー】
- 「バイブー」【ばいぶー】
- 「バイチャ」【ばいちゃ】
「ジャネバイ」【じゃねばい】
「じゃあね」と「バイバイ」がくっ付いた言葉です。
こうして文字で使うより、口語で学校返りに友達と別れる際などに使うことの方が多いです。
男子はまず使わない表現で、女子中学生や高校生の間で盛んに使われています。
「バイビー」【ばいびー】
これも古い言葉で、1980年代には既に使われていた言葉です。
「バイバイ」が変化したもので、意味も「バイナラ」や「ジャネバイ」と同様です。
英語の“byebye”の後ろの“bye”を無理矢理「ビー」と読んで作られたという説もあります。
こちらは男性でも使える表現で、今でも子供や学生だけでなく、大人が使っていることもあります。
ここまでに挙げた中では、一番普通に使われていると言っていいでしょう。
「バイブー」【ばいぶー】
上の「バイビー」から変化して、バブル時代にはそれなりに聞いた言葉です。
「バイビー」を少しオシャレにした雰囲気から、主に女性が好んで使っていましたが、今ではほとんど使われてません。
「バイチャ」【ばいちゃ】
昔にテレビで放送されたいた「Dr. スランプ」というアニメの中で、主人公の則巻アラレという人間型のロボットが別れの際に好んで使っていた言葉です。
このアニメの人気から、当時の子供が使うことがありましたが、今ではまず聞かなくなりました。
意味はここまでの言葉と同じです。
「バイナラ」は、やはり古い表現だと思われている為、それほど日常で見聞きする機会はないでしょう。
よって、相手から先に使ってくるような場合を除いて無理に使うことはありません。