「十人十色」とは?意味や使い方!例文や解釈
「十人十色」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「十人十色」という言葉を使った例文や、「十人十色」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「十人十色」とは?
- 「十人十色」の類語や類似表現や似た言葉
- 「十人十色」を使った例文や短文など
- 「十人十色」の具体例
「十人十色」とは?
みなさんは「十人十色」という言葉を知っているでしょうか。
「このクラスの生徒は、本当に十人十色だ」などと言われた経験があるかもしれません。
一方で、「十人十色」という言葉をまるで知らないという人もいるでしょう。
そこで「十人十色」という言葉の意味を紹介します。
- 「十人十色」の読み方
- 「十人十色」の意味
「十人十色」の読み方
「十人十色」は「じゅうにんといろ」と読みます。
「十人」は「じゅうにん」、「十色」は「といろ」と読みます。
「とにんじゅっしょく」などと、読み間違えないように気を付けましょう。
これを機会に「十人十色」は「じゅうにんといろ」と読みましょう。
「十人十色」の意味
「十人十色」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「十人十色」には、「人が多く集まれば、性格や好み、考えていることが、それぞれ違うこと」という意味があります。
十人、人がいれば、十人それぞれに個性があるという意味になります。
例えばクラスの生徒を見比べれば、それぞれが個性的で、同じ性格の人や、好みの人などいないという意味になります。
このように「十人十色」には、「人がたくさん集まれば、性格や好み考えが、それぞれ違う」という意味があります。
「十人十色」の類語や類似表現や似た言葉
次に「十人十色」の類語や類似表現を紹介します。
「十人十色」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「多種多様」【たしゅたよう】
- 「多彩」【たさい】
- 「色々」【いろいろ】
「多種多様」【たしゅたよう】
「多種多様」には、「種類が多く、さまざまであること」という意味があります。
例えば文房具を探していると、ボールペンひとつとっても、種類が多く様々なことに気付くでしょう。
そのような時に、「文房具が多種多様に揃っている」などと言います。
「多彩」【たさい】
「多彩」は、「種類が多くて華やかなこと」という意味があります。
「多彩なメンバーが集まった」という時は、様々な個性を持ったメンバーが集まり、華やかであること、という意味があります。
美しい女性が集まってパーティが開かれる時などに、「多彩な女性陣がそろった」などと言います。
「色々」【いろいろ】
「色々」という言葉は、ほとんどの人が使ったことがあるでしょう。
「色々」には、「種類が多いこと」という意味があります。
「バイキングは色々な味を楽しめて楽しい」という場合、「バイキングに行くと、様々な料理が提供されていて、味の種類が多くて楽しい」という意味になります。
「十人十色」を使った例文や短文など
次に「十人十色」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「十人十色」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「十人十色」を使った例文1
- 「十人十色」を使った例文2
「十人十色」を使った例文1
「料理の好みも『十人十色』だから、恋人の味の好みは大切だ」
この例文のように、人の味覚はそれぞれで、料理好みは人によってまるで違います。
例えば辛いカレーが好きな人がいれば、甘いカレーが好きな人がいます。
またぱらぱらのチャーハンが好きな人もいれば、家庭で作るような水分が多めのチャーハンが最高という人もいます。
そのため恋人の味覚は、できれば自分に近い方がいいでしょう。
一緒に料理を食べに行く時、または自炊する時に、同じ味が好きな方が、料理の手間が省けるためです。
恋人選びの条件の一つに「味の好みが似ている」というポイントを加えてみましょう。
「十人十色」を使った例文2
「ファッションセンスは『十人十色』というのは、街を歩いてみると分かる」
この例文のように、街を歩いていると、それぞれの人が、それぞれの服装を楽しんでいます。
ある程度、流行に支配されてはいるものの、それぞれの個性が出た服装を楽しんでいます。
もし全員が同じファッションセンスなら、ほとんど見分けがつかないほど、似たような服装になるかもしれません。
「十人十色」の具体例
「十人十色」と言いますが、人それぞれの個性が出る部分は、どのような部分でしょうか。
そこで「十人十色」の個性を具体的に紹介します。
- 「性格」【せいかく】
- 「見た目」【みため】
- 4-3.「得意技」【とくいわざ】
- 「考え方」【かんがえかた】
- 「生活習慣」【せいかつしゅうだん】
「性格」【せいかく】
人の個性が出やすいのが「性格」でしょう。
いつも笑顔で楽しく話をしている人がいれば、静かに読書をしている人、窓の外を見て悲しそうな顔をしている人もいます。
「十人十色」なのは、まず「性格」と言えそうです。
「見た目」【みため】
「見た目」も人それぞれ、かなりの違いがあります。
女性はメイクや髪型で、流行の見た目に集中する傾向がありますが、それでもよく見れば違う見た目であることが分かります。
また筋骨隆々なタイプの男性と、太った男性、痩せている男性など、体型もかなりの違いがあります。
4-3.「得意技」【とくいわざ】
人によって「得意技」が大きく違います。
特に小学校や中学校時代を振り返ると、そのように思えるのではないでしょうか。
絵が上手な子供、走るのが得意な子供、勉強ができる子供、動物の飼育が得意な子供など、人によって「得意技」があります。
その「得意技」を発揮することで、クラスが楽しく、便利になります。
「十人十色」の「得意技」があるからこそ、世の中が豊かになるのかもしれません。
「考え方」【かんがえかた】
「考え方」も「十人十色」と言えるでしょう。
例えばひとつの政策に対して、反対する人と、賛成する人がいます。
無関心な人もいますし、知りたくないと思う人もいます。
会議で意見が割れるのは、「考え方」が「十人十色」だという証拠でしょう。
「生活習慣」【せいかつしゅうだん】
「生活習慣」も人によってそれぞれです。
まず朝型の生活を送っている人と、夜型の生活を送っている人がいます。
また睡眠時間が短い人と長い人がいます。
さらに外出が多めの人と、部屋に閉じこもりがちな人がいます。
このように「生活習慣」は「十人十色」で、人によってまるで違うことが分かります。
「十人十色」という言葉について見てきました。
たくさんの人が集まると、様々な個性があるということを言葉にしたい時、「十人十色」という言葉を使ってみましょう。