「色々」とは?意味や類語!例文と解釈
日常会話で「色々」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味があるのか、語源や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「色々」とは?
- 「色々」の表現の使い方
- 「色々」の語源
- 「色々」を使った例文と意味を解釈
- 「色々」の類語や類義語
「色々」とは?
「色々」の概要について紹介します。
- 「色々」の読み方
- 「種類が数多くあること」の意味
- 「あれこれとあること」の意味
- 「平安貴族のファッション」の意味
- 「色々」と「様々」の違い
「色々」の読み方
「色々」は「いろいろ」と読みます。
「色色」と表記したり、言葉の語呂を良くする為に「いろいろ」と平仮名表記することもあります。
「種類が数多くあること」の意味
今話題にしている中で、種類が数多くあることを言います。
同じ様なものでも違う部分があると言えるものが数多くある状態を表しています。
「あれこれとあること」の意味
今話題にしている中で、言いたいことがあれこれと沢山あり、それをまとめた言葉です。
数多いけれども言わなくても分る様なことを総称して「色々と言います。
「平安貴族のファッション」の意味
「襲の色目(かさねのいろめ)」と呼ばれ、平安時代の貴族が着てた衣服で、襟や袖などを重ねた部分に見られる色合いのことを言います。
身だしなみとして、季節ごとに色合いを変えたものを着用するという習慣がありました。
「色々」と「様々」の違い
「色々」とよく似た言葉に「様々」がありますが、この2つは使い分けがあります。
「色々」は口語的な表現で、「日常的にあるものごとをまとめたい時」に使われます。
「色々とお世話になった」など、言葉にして語り尽くせないことを表します。
「様々」は文語的な表現で、「数が多く、しかも1つ1つが異なる場合」に使われます。
「さまざまな考え」など、1つ1つが違い、それぞれ独立している様子を表します。
「色々」の表現の使い方
「色々」の使い方について紹介します。
- 文法的な使い方
- はっきりと言わない時に使う
文法的な使い方
「色々」という言葉自体に品詞はなく、後に付く接尾語により品詞が分れます。
「色々な」は形容詞、「色々と」は副詞、「色々の」は名詞として使われます。
はっきりと言わない時に使う
「色々」は数多くあるけれども、その場ではっきりと言わない方が良いことに使われます。
記憶が定かでなかったり、他の人が聞いても意味のない内容だったり、本人にとってはあまり言いたくない内容などで、総括して言うべきことに対して使われます。
「色々」の語源
「色々」の語源は「色」からきています。
人の視覚は複数の色を認識していて、日常に実に多くの色が溢れています。
このことからものの違いを表す言葉として「色」が使われる様になりました。
同じ様でも違うものが幾つもある時に「色」を重ねて「色々」と使う様になったのです。
「色々」を使った例文と意味を解釈
「色々」を使った言葉と意味を解釈します。
- 「色々」を使った例文1
- 「色々」を使った例文2
「色々」を使った例文1
「実に色々なタピオカメニューがあって迷ってしまった」
タピオカを買いに行ったところ、数多くの種類があったので選ぶのに迷ってしまったことを表しています。
「色々」を使った例文2
「色々とお世話になりました」
会社を退職する時などに、あいさつ回りをする時の定番フレーズです。
何がどうという具体的なことは省いて、ひっくるめて「お世話になった」と言っています。
「色々」の類語や類義語
「色々」の類語を紹介します。
- 「多種多様」【たしゅたよう】
- 「諸々」【もろもろ】
「多種多様」【たしゅたよう】
「種類が多く、形や性質も違うこと」という意味で、こちらは「様々」の意味に近くなります。
「諸々」【もろもろ】
「あれこれとたくさんあること」という意味です。
取りあえずまとめて表現するという意味で「色々」の類語になります。
「色々」は「種類が数多くあること」「あれこれとあること」という意味があります。
取りあえず沢山あることを表現したい時に使ってみましょう。