「バチクソ」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
皆さんは、「バチクソ」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
普段の会話の中では、めったに聞くことがない言葉だと思いますが、今回はこの点が言葉の意味や使い方を見ていくことにします。
どのような言葉なのか、ここでしっかりと学んでください。
目次
- 「バチクソ」とは?
- 「バチクソ」の表現の使い方
- 「バチクソ」の英語と解釈
- 「バチクソ」を使った例文と意味を解釈
- 「バチクソ」の類語や類義語・言い換え
「バチクソ」とは?
「バチクソ」とは「ものすごく」という意味があり、「物事の状態が激しかったり、普通の状態ではない」という解釈ができます。
実は「バチクソ」は中国地方の方言で、「バチ」や「クソ」だけでも「ものすごく」という意味で使うことができます。
「バチクソ」の表現の使い方
「バチクソ」は「ものすごく」という意味があるので、普段の状況よりもとても激しい状態であったり、凄まじいまでの勢いが見られる場合に使われることになります。
しかし、中国地方の言葉をだけに全国的に、出てくることは少ないと言えるでしょう。
「バチクソ」の英語と解釈
「バチクソ」を英語で表現するなら、「ものすごく」という意味で英訳して“terrific”、“horribly”、“awfully”、“dreadfully”などの言葉で表現することができます。
「バチクソ」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「バチクソ」を使った例文を見ながら、活用シーンをイメージしてみてください。
- 「バチクソ」を使った例文1
- 「バチクソ」を使った例文2
「バチクソ」を使った例文1
「あいつがバチクソに怒っていた理由が分からないんだ。どうしてあそこまでカンカンになっているんだろう」
急に怒り出した友人のことを言っているようですが、「バチクソに怒る」とは「ものすごく怒る」という意味です。
でも、怒っている理由が分からないと、どのように接していいか困ってしまいますね。
「バチクソ」を使った例文2
「昨日はバチクソに雨が降ってきたので、びしょ濡れで帰宅したよ」
昨夜の夜に非常に強い雨が降ってきたのか、帰宅途中で「ひどい雨」に降られて前進びしょ濡れになったのでしょう。
こんな場面でも使うことができると思いますが、「バチクソ」は、ごく日常的できると場面で出てきそうな言葉です。
「バチクソ」の類語や類義語・言い換え
「バチクソ」をほかの言葉で言い換えるとすると、次のような類義語で言うことができます。
- 「恐ろしく」【おそろしく】
- 「甚だ」【はなはだ】
- 「ひどく」【ひどく】
「恐ろしく」【おそろしく】
「恐ろしく」とは、「非常に気味が悪い」、「なんとも恐ろしい」、「何となく恐ろしい」、「何だかさびしい」などの意味がありますが、「バチクソ」の類義語としては、「並の程度をはるかに超えている」という意味で使うことになります。
「甚だ」【はなはだ】
「はなはだ」と読む「甚だ」とは、「程度が大きく激しい」や「非常に」、「ひどく」という意味があります。
但し、口語体で使われるより、どちらかというと文章の中で目にすることが多く、「甚だ遺憾である」といったような使い方になります。
「ひどく」【ひどく】
「ひどく」とは、「善し悪しにかかわらず」、「程度の甚しいこと」、「とても」、「非常に」という意味になります。
「バチクソ」は「ものすごく」という意味でシンプルな言葉ですが、さすがに全国的に使われることがないでしょう。
誰もが気軽に日常的に使っているとは言いがたい言葉です。
しかし、最近では方言ブームなのか、地方の言葉がよく出てきたりしますし、インターネットで調べることで、すぐに意味が理解できます。
「バチクソ」も、そのようなことから、意識的に普段の会話の中で使い続けることで、もしかするとメジャーな方言になるかもしれません。
何となく言っても関西の言葉は、ある意味、メジャーな方言かもしれませんので、ちょっとしたきっかけで色々な方言が、全国区になる可能性もあるでしょう。