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「有終完美」とは?意味や使い方!例文や解釈

「有終完美」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。

ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「有終完美」という言葉の理解を深めていきましょう。

有終完美

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目次

  • 「有終完美」とは?
  • 「有終完美」の表現の使い方
  • 「有終完美」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「有終完美」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「有終完美」の反対語
  • 「有終完美」の英語と解釈


「有終完美」とは?

「有終完美」とは?

「有終完美」とは、何事も終わりが肝心であることを言います。

また最後まで物事をしっかりとやり遂げることを言います。

  • 「有終完美」の語源や由来
  • 「有終完美」の読み方

「有終完美」の語源や由来

「有終完美」「有終」とは物事の最後をまっとうするという意味を持つ言葉です。

よく使われる言葉としては「有終の美」というものがあります。

こちらの意味は物事を最後までやり通して立派に成し遂げるというものになりますので「有終完美」と同じと覚えておくといいでしょう。

「有終の美を飾ることができた」などと使います。

「有終完美」の方は四字熟語として覚えておくようにしましょう。

「有終完美」の読み方

「有終完美」と書いて「ゆうしゅうかんび」と読みます。



「有終完美」の表現の使い方

「有終完美」の表現の使い方

「有終完美」とは四字熟語で、少々難しい言葉と感じるかもしれません。

会話においては「有終の美を飾る」の方がよく使われているでしょうか。

さて「有終完美」の使い方としては意味の通り、物事を最後までやり通して、立派に成し遂げるといったことに使います。

ですから褒め言葉として使うことももちろんできます。

例えば「時間がない中でも文句ひとつ言わず彼は最後まで投げ出さず成果を出してくれた、まさに有終完美というものだ」といった風に、褒める時、素晴らしいと称える時に使います。

自分のことでは「適当に終わらせるようなことはしたくない、有終完美で思い残すことは何もないと言いたいんだ」と言ったりすることもできます。

「有終完美」の類語や類似表現や似た言葉

「有終完美」の類語や類似表現や似た言葉

言葉の意味が理解できましたところで、「有終完美」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「終わり良ければすべて良し」【おわりよければすべてよし】
  • 「全うする」【まっとうする】
  • 「達成」【たっせい】

「終わり良ければすべて良し」【おわりよければすべてよし】

「終わり良ければすべて良し」とはその言葉の通りの意味で、物事は最後、結末が大事であり、途中のことはさほど問題ではないといった意味で使われる言葉です。

「まあ、今まで色々あってどうなることかと心配ばかりだったけど、終わり良ければすべて良しだね」といった風に使います。

「全うする」【まっとうする】

「全うする」とは、完全に終わらせる、完全に成し遂げるといった意味の言葉です。

「与えられた任務を全うする」「自分の仕事を全うしたいと思います」など、ビジネスシーンではわりとよく使われる言葉でもあります。

「達成」【たっせい】

「達成」とは成し遂げるという意味です。

「有終完美」では少々難しいとか、堅い表現だなと思うのであれば、簡単な言葉「達成」に言い換えるといいでしょう。

「最初に決めた目標を無事達成することができた」「今月中に達成することはできるのだろうか」「達成できて今、ほっとしています」など、よく使う言葉ですので覚えておきましょう。



「有終完美」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「有終完美」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「有終完美」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「有終完美」を使った例文1
  • 「有終完美」を使った例文2

「有終完美」を使った例文1

「最後の最後でこんなことになるなんて、残念ながら、有終完美とは言えない結果になった」

「有終完美」とは物事を最後までやり遂げる、最後が肝心という意味ですから、上手くいっていることが最後の最後で駄目になりますと「有終完美」できなかったということになります。

そういった場合のフォローの言葉としては「結果よりもプロセスが大事」と使ったりします。

「有終完美」を使った例文2

「彼は、苦労も沢山したけれど成功も収めて引退したのだから、結果的に有終完美できたと満足していることだろう」

「有終完美」とは最後までやり遂げることという意味ですから、仕事や目標、打ち込んできた物事など、その過程においては苦難や挫折があったにせよ、最後までできたという素晴らしい意味を持つ言葉です。

自分に満足している時、他人を褒める時などに使います。

「有終完美」の反対語

「有終完美」の反対語

「有終完美」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「晩節を汚す」【ばんせつをけがす】
  • 「名誉失墜」【めいよしっつい】

「晩節を汚す」【ばんせつをけがす】

「晩節を汚す」とはこれまでの人生において高い評価を得ていたのに、それまでの評価を落とすような振舞いをすること、名誉を失うことを言います。

「今まで頑張ってきたのに、晩節を汚すようなことをするなんて、どうしたと言うの?」「お父さん、晩節を汚すような、みっともない真似はしないでくださいよ」といったように使います。

「名誉失墜」【めいよしっつい】

「名誉失墜」とは名誉、権威といったものを失うことを言います。

「会社の名誉失墜となることを放置はできない」「彼もこんな馬鹿なことをして名誉失墜もいいところだ」などと使います。

それまで積み上げてきたものを失ってしまうといった意味ですから「有終完美」とは反対の意味となります。

「有終完美」の英語と解釈

「有終完美」の英語と解釈

「有終完美」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では「有終の美を飾る」はこのように言い表します。

“Let's do our work to perfection.”(私たちの仕事に有終の美を飾りましょう)となります。

また“round off”(上手く終える、締めくくる)といった意味合いもありますので「有終完美」の意味として使うことができます。

例えば“She round ed off her career with a match to celebrate her retirement.”(彼女は引退試合で有終完美した)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「有終完美」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

少々難しい言葉かもしれませんが、誰かを褒める、称える時に使う言い回しとして覚えておきますと何かと役に立つことでしょう。

言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。