「胸アツ」とは?意味や類語!表現の使い方
ネット上で「胸アツ」という言葉をみかけることがあります。
一体どの様な意味で使われている言葉なのでしょうか。
目次
- 「胸アツ」とは?
- 「胸アツ」の表現の使い方
- 「胸アツ応援上映」とは?
- 「胸アツ」を使った例文と意味を解釈
- 「胸アツ」の類語や類義語・言い換え
「胸アツ」とは?
「胸アツ」の意味と元ネタについて紹介します。
- 「胸アツ」の意味
- 「胸アツ」の元ネタ
「胸アツ」の意味
「胸アツ」は「胸が熱くなる」の略語で、意味は「感動や興奮で胸がときめき熱くなること」です。
非常に感激する体験をした時に、気持ちが高揚して心拍数が高くなり、血流が良くなるので身体が熱く感じられることがあります。
この時の状態を「胸が熱くなる」と言うのですが、それを略して名詞にしたネットスラングです。
「胸アツ」の元ネタ
「胸アツ」の元ネタは、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)への投稿です。
2007年に「ボーカロイド初音ミク」のファンが「胸が熱くなるな」とコメントしたのが始まりです。
最初は「トレンドに対して過度に反応して騒いでいる人」という嫌味の意味がありましたが、段々とシンプルに「胸が熱くなる思い」という意味で使われる様になったのです。
因みに「胸アツ」は、2010年の「ネット流行語大賞」の10位にランクインしています。
「胸アツ」の表現の使い方
ネット上で「胸アツ」と言われているアニメの有名なシーンを紹介します。
- 「NARUTO(ナルト)」
- 「SLAM DANK(スラダンク)」
「NARUTO(ナルト)」
主人公ナルトがサスケと戦うストーリーで、暴走するサスケを満身創痍のナルトが必死で止めようとするシーンにたいして「胸アツ」というコメントが投稿されました。
二人の友情と過酷な運命に対して共感したネットユーザーが多かったのでしょう。
「SLAM DANK(スラダンク)」
不良グループに入ってしまった三井寿が、バスケ部の監督で憧れの存在である安西に対して涙を浮かべながら「バスケがしたいです」と訴えるシーンが「胸アツ」と評判になりました。
不良になりながらも心の底でバスケが好きな気持ちが消えずに残っていたという一途さが、人々の感動を誘ったのです。
「胸アツ応援上映」とは?
「胸アツ」はまだまだ死語ではありません。
映画館で「応援上映」というサービスがあり「胸アツ応援上映」と呼ばれています。
通常映画館では音を立てずに静かに鑑賞するのがマナーとされています。
しかし応援上映では、拍手や手拍子はもちろん、クライマックスで主人公に声援を送るのもOKなのです。
まるで目の前で実際にそのシーンが繰り広げられているかの様な臨場感が味わえます。
2018年に公開された有名ロックバンド「Queen」を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」では「胸アツ応援上映」として、皆が声を合わせてQueenの名曲を合唱したり、コスプレをしたりして楽しめる会場もありました。
「胸アツ」を使った例文と意味を解釈
「胸アツ」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「胸アツ」を使った例文1
- 「胸アツ」を使った例文2
「胸アツ」を使った例文1
「ライブエイドのシーンはこれぞ胸アツだった」
「Queen」の「ボヘミアン・ラプソディ」で、最後のライブエイドのシーンで感動したことを表しています。
音源がオリジナルですのでフレディの素晴らしさが伝わります。
「胸アツ」を使った例文2
「カリオストロのラストはいつ見ても胸アツだ」
「ルパン三世」のシリーズでも「カリオストロの城」は最も名作と言われています。
ラストシーンで銭形警部のセリフには多くの人が感動したことでしょう。
「胸アツ」の類語や類義語・言い換え
「胸アツ」の類語を紹介します。
- 「血が騒ぐ」【ちがさわぐ】
- 「感極まる」【かんきわまる】
- 「ハイテンション」【はいてんしょん】
「血が騒ぐ」【ちがさわぐ】
「気持ちが高ぶってじっとしていられなくなる」という意味です。
「感極まる」【かんきわまる】
「強い感動受けて胸がいっぱいになる」という意味です。
「ハイテンション」【はいてんしょん】
「感情が大きく盛り上がること」という意味です。
「胸アツ」は「感動や興奮で胸がときめき熱くなること」という意味です。
素晴らしい体験をした時に使ってみましょう。