「ほかる」とは?意味・飛騨方言!岡山!若者言葉での意味など解釈
言葉には同じ意味でも様々な方言があり、時には特殊な表現がされる場合もあります。
しかし方言で使われる言葉でもそれが場面によっては別の意味で使われる場合もあり、より複雑になっています。
そんな言葉の一つに「ほかる」が挙げられます。
いったいどのような意味か紹介していきます。
目次
- 「ほかる」とは?飛段方言での意味
- 「ほかる」とは?Twitterや若者言葉での意味
- 「ほかる」のTwitterや若者言葉での派生など解釈
- ほかる (岡山の方言)
「ほかる」とは?飛段方言での意味
「ほかる」という言葉は様々な土地で用いられており、土地に応じて意味も変化します。
が飛段方言で使われる場合、その意味は「捨てる」こととしています。
多くは物やごみなど形あるものを廃棄する際に用いられます。
「ほかる」とは?Twitterや若者言葉での意味
「ほかる」という言葉は捨てることを意味する言葉ですが、若者言葉やTwitter上では全く意味が異なります。
その意味としてお風呂に入ることとされています。
お風呂に入ると体が温かくなります。
その時に「体がほかほかする」という感覚を「ほかる」と表現して用いられます。
「ほかる」のTwitterや若者言葉での派生など解釈
「ほかる」という言葉は本来の「捨てる」という意味以外にもお風呂に入ることとなります。
そしてTwitterや若者言葉として使われていく中で派生した言葉も存在しています。
いったいどのような言葉となるか、紹介します。
- 「ほかってくる」【ほかってくる】
- 「ほかてら」【ほかてら】
「ほかってくる」【ほかってくる】
「ほかってくる」という言葉は〇〇してくるという解釈で用いられています。
そしてその○○は「ほかる」となるため、「お風呂に入ってくる」という意味となります。
また使う際は相手に対してお風呂に入る旨を伝えたり、実際に入らなくてもお風呂に入ると数十分は時間を取られるため、しばらく連絡できないというニュアンスを伝える・会話を切りたい時などにも用いられます。
「ほかてら」【ほかてら】
「ほかてら」の「てら」は元々「いってらっしゃい」から抜粋された言葉とされています。
そのため「ほかてら」は「おふろにいってらっしゃい」という意味で用いられます。
ほかる (岡山の方言)
「ほかる」という言葉は岡山では全く別の意味の言葉となります。
その意味として体が温まる・ホカホカするといった意味となり、Twitterや若者言葉に近い意味とされています。
しかしお風呂に限らず体のぬくもり・温かさなどの総称として用いられる為、「体が火照る」といった解釈で用いられます。
「ほかる」という言葉は地方によっても世代によってもその意味・解釈が大きく変化します。
そのためその時々で意味を区別し、理解しておかなくてはなりません。