「ぐう凡」とは?意味など徹底解釈
「ぐう凡」(ぐうぼん)は、同じく「ぐう」と付く別の言葉から作られた派生語です。
これらの言葉には皆共通性があり、それは、全て「ぐうの音も出ないほど〜」という意味で使う所です。
目次
- 「ぐう凡」とは?
- 「ぐう凡」の表現の使い方
- 「ぐう」と付くその他スラング
「ぐう凡」とは?
「ぐう凡」とは、「ぐうの音も出ないほど平凡」を略した言葉です。
「ぐうの音もでないほど」とは、「一切言い訳ができないほど」と解釈します。
つまり、「誰がどう見ても平凡」だという意味になります。
「あの選手は所詮ぐう凡だったな」などと、大したことはない(特記すべき存在でもない)と言いたい時に使います。
「ぐう凡」の表現の使い方
「ぐう凡」は、「平凡」をより強調したい時に使う言葉です。
以下のような使い方がよく見られます。
- 「ぐう凡学生」
- 「ぐう凡なプロ野球選手」
「ぐう凡学生」
一流高校や大学に通っている訳でもなく、これといった特徴もない平凡な学生のことを指して使います。
平凡という以外に表現の仕方がないという意味を込めて使う表現で、自分でそう思っている学生が、自ら「俺はぐう凡学生だから」などと自嘲気味に使っていることも少なくありません。
「ぐう凡なプロ野球選手」
誰でも名前を聞いたことがあるような一流選手でもなく、かと言って、そんな選手が居たのかというほどの無名な選手という訳でもない、所属チームのファンであれば知っている程度の知名度の選手のことです。
「今日の試合ではぐう凡な選手が活躍したな」と使った場合、決して主力とは呼べない選手が活躍したという意味だと考えてください。
当然ですが、プロ野球選手にとって、あまり名誉な表現のされ方ではありません。
「ぐう」と付くその他スラング
冒頭で挙げた、「ぐう」を「ぐうの音も出ないほど」と使っている他の言葉です。
「ぐう凡」は、これらの言葉を元に作られました。
- 「ぐう畜」【ぐうちく】
- 「ぐうかわ」【ぐうかわ】
「ぐう畜」【ぐうちく】
「ぐうの音も出ないほど畜生」という解釈で使う言葉です。
分かりやすく言い換えると、「誰がどう見ても畜生(の如く酷い)」という意味になります。
例えば、ゲーム中で見逃しても何の問題のない敵まで全て全滅させた人に対して、「それはさすがにぐう畜www」といったように使います。
「ぐうかわ」【ぐうかわ】
こちらは「ぐうの音も出ないほどかわいい」を略した言葉で、「誰がどう見てもかわいい」と表現したい時に使います。
ですが、あくまで使った人基準なので、「誰がどう見ても」とは言いながら、実際には、あくまでその人にとってはそれほどかわいく見えるという意味だと解釈してください。
「ぐう凡」と使われて、喜ぶ人は居ないでしょう。
自ら自虐的に使う分には構いませんが、人に対して使うには注意が必要な言葉です。